無職40代中年男がみたハローワークの風景とは

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昨日、退職後の手続きのためにハローワークに行ってきた。

平日の昼間にもかかわらず、結構な人込みだ。世の中は無職者であふれているのかもしれない。

利用者の性別や年齢層は多種多様だ。
中高年が多いかと思ったが、そんなことはない。

さすがに20代はいなさそうだったが、30代も結構いるし、女性も多い。みんないろんな想いを抱えているのだろう。

ふと、私の前の席に座っている二人組に目がいった。30歳前後の女性が母親とみられる人と一緒に座っていた。

見るとその女性は少し元気がなさそうだ。もしかして、セクハラやパワハラが原因で心を病んでしまったのだろうか。

自分一人で手続きができないほど、心身ともにダメージを負ってしまったのかもしれない。

他にも個性的な人がいっぱいだ。

ヒゲや髪はだらしなく伸び、ウィンドブレーカーにサンダルを履いている男性がいた。ハッキリいって清潔感はゼロだ。

彼は窓口で職員から説明を受けている。私が座っていた場所とその窓口は結構距離が近かったので、その内容が漏れ聞こえてきた。

「まだチャンスはありますから頑張りましょう」「次の会社が決まったら~してください」

それに対する彼の受け答えもどこかボンヤリしている。ハロワーク職員としては励ましも込めてそう言わなければいけないのだろうが、本当に彼が内定をもらうことができると思っているのだろうか。

同じ無職の私が見ても、この男性は無理だと思う。

どう見ても仕事をキチンとこなす人物には見えない。本当は違うかもしれないが、少なくとも、見た目からは再就職は絶望的な雰囲気が漂っている。やはり、見た目は大事だ。人となりが顕著に表れる。

また、別の人はどうやら面接が決まったようだ。

しかし、会社から指定された面接場所が住んでいる地域から遠いので選考を辞退したいと言っている。面接場所は23区内なのに。

アメリカのNYは人種のるつぼというが、ハローワークは無職達のるつぼだ。ここに来ると世の中には本当に色々な人がいると再認識できる。

ハローワークでは、再就職の難しさをしっかりと認識して、真摯に就職活動している人は少ないのかもしれない。ここからの応募者は質が悪いとはよく言われるが、本当にそのとおりだと思う。

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就職活動に入り始める高校生や大学生は一度、ハローワークに来てみるといい。まだ若いからといって就職活動を怠るとどうなるか。現実を知ることができる。

就職活動の大切さを授業で説くよりもはるかに効果的だ。ハローワークを見学すれば、ヤル気のない学生も熱心に活動し始めるようになるだろう。

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