会社説明会における質問方法【転職回顧録-迷走編15/18】

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ここまでのおさらいと今回のお話

面接案内をもらった2社のうち、1社目の面接は無事終わった(回顧録-21回顧録-22を参照)。

1社目は変な感じの会社だったが、この2社目はそうでないことを祈るばかりだ。。

それに、ここは最も志望度の高い企業だ。どうしてもこのチャンスをモノにしたい。

念入りに準備をしていざ出陣。

そういえば、もうこれまで何度もこんなことを繰り返している気がする。

さて、今回は果たしてどうなるのか?

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会社説明会の一風景

ここは少し変わった方法で試験のスケジュールが組まれていた。
日程は全部で2日間。1日目は会社説明会、2日目は面接だ。

事前連絡のメールには平服でお越しくださいとあったが、この気遣いが非常にやっかいだ。

言葉どおりのラフな服装では社会人としての常識を疑われてしまう。

かといってスーツで行くと会社からの連絡内容を全く無視しているように思われそうだ。

変に受験者を惑わすくらいなら服装はスーツに統一してほしいというのが求職者の本音だ。

色々と考えあぐねた結果、私はサマージャケット着用で行くことにした。これくらいが妥当だろう。

しかしそれには問題があった。

安物のサマージャケットは持っていたものの、スラックスのようなものは持っていない。
スーツか完全私服のどちらかだけなのだ。

そこで妻にも相談して買うことにした。

予想外の出費は痛かったが、これが内定につながると思えば安いものだ。

費用を抑えるため、スラックスはユニクロで買うことにした。
ユニクロといってもひと昔とは違って、随分と質がいいし、普段履きでも使えるだろう。

実際に買ったものをセットアップしてみると、なかなか見栄えもいい。馬子にも衣裳。

それにしてもサマージャケットとはいえ、真夏なので長袖を着るとやはり暑い。
汗だくになりながら説明会会場に向かった。

まったく汗だくの40代は見た目がよろしくない…

会場に到着すると、すでに20人ほどが集まっていた。

別日での説明会もあったため、おそらく計40~50名ほどが書類選考に通過してこの面接に来ているのだろう。

この会社は地域振興を主な事業としているが、海外展開にも目を向けた取り組みをしている。

聞けば聞くほど魅力的な業務内容だ。

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対照的な二人の質問者

椅子に座って周りを観察していると、色々な人がいる。

なかには椅子にふんぞり返って腕組みしている人もちらほら。

中途採用試験の場でこんな態度をとるとは、なんとも常識を疑ってしまったが、こういう点までは書類選考では見抜けない。

やはり面接って大事なのだ。

やがて時間になり一時間ほどかけて会社説明は終了し、質疑応答の時間になった。

そこで感じたことは、採用担当者がその人を魅力的に思っているかどうかということは、質疑応答の段階で分かるということだ。

応募者の私から見ても、それがよく分かった。

そう感じたのは、二人の対照的な質問者がいたからだ。

一人は、英語とフランス語の二か国語を話せるそうだ。
そのため、海外での事業展開に興味を持っており、時折、専門知識を交えながら穏やかな口調で質問していた。

そして、それに対する採用担当者の食いつきがすごかった。正直、羨ましい。

再就職において、語学は大きなアドバンテージになることをあらためて実感した。

その後、別の質問者の順番となった。
この人は先ほどの人とは対照的に、非常に印象が悪かった。

どんな感じかというと、かなりの早口でまくしたてるように多くの質問をしていた。

採用担当者はそんな人にも丁寧に受け答えはしていたものの、彼に対して明らかにマイナスの印象を持った気がした。

質疑応答での対照的なこの二人のやりとりはいい勉強になった。

今日の説明会で志望度がより高くなった私は、帰宅途中にラーメン屋に立ち寄り、翌日の筆記試験と面接に向けて英気を養った。

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◆ 転職回顧録-迷走編15/18へ続く

翌日はいよいよ筆記試験と面接が行われる。これまでの成果が試される一日となった。

絶望的な無職男、運命をかけた再就職試験【転職回顧録-迷走編16/18】
この企業への志望度は非常に高い。どうしてもここに入りたいという思いからか、緊張のため手が震えた。
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