中年男、再就職先へ初出社!【転職回顧録-営業マン編1/19】

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ここまでのおさらいと今回のお話

Image by StockSnapon Pixabay

こんな私でもついに無職生活に終止符を打つことができた。

そしてやっと…本当にやっと社会人として再スタートを切ることになった。
このとき私はアラフォーだったので、決して若くはない年齢ではない。

そんな中年のおっさんでも、初出社の朝は緊張する。期待と不安が入り混じった気分で家を出て駅に向かった。

はたして、会社の同僚とうまくやっていけるだろうか?

仕事はちゃんとできるようになるのだろうか?

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初出社日をむかえて

駅に着くと、朝の雰囲気がいつもと少し違う感じがした。

駅を行き来する人からは、「これから仕事だ!」というオーラが漂っている気がする。きっとこれが無職と会社員との違いなのだろう。

少しづつ、以前の感覚が戻ってきつつある気がする。

そんなことを考えながら電車に揺られること1時間。ついにオフィスに着いた。

初日が肝心だ。まずは気合を入れる。

オフィスのドアを開けると、以前のように社員全員が起立して挨拶される…ことはなかった(転職回顧録-21を参照)。

これから私もこの会社の一員なるのだから、そりゃそうだ。もうお客様ではなく、社員として扱われることの責任の重さを実感した。

実は、私以外にももう二名の入社が決まっていらしく、今日が入社日の社員は私一人だけだった。どんな人か気になるところだ。

され、オフィスに入って挨拶をして自席に案内されると、そこにはすでに私の名刺が用意されていた。

これを見ると気が引き締まる。

新入社員の私には担当している仕事は当然なにもないが、席に座ってさっそくPCを起動してみる。こうしないとなんとなく落ち着かない。

同僚はどんな人たち?

Image by Free-Photoson Pixabay

そうこうしているうちに始業時間を迎えた。

私を含めた社員全員がミーティングルームに集合し、あいさつ代わりに互いに簡単な自己紹介を行うことになった。

前に出て他の社員の人達の顔を見ると色々なことが分かる。

どうやら、この会社の年齢構成はずいぶん偏っているようだ。
30代後半の私は、どちらかというと中堅という感じだ。職場の雰囲気はこれから徐々に分かってくるだろう。

簡単な朝礼が終わった後、私と社長は別室に移動して会社の概要などをあらためてレクチャーを受けた。

その後、講師は別の人に選手交代し、今度は総合的な業務概要の説明を受けた。会社の規模、事業内容、各部署の説明、詳細な作業手順などなど。

もちろんそれらの説明が一度で頭に入る訳もなく、私は一生懸命にメモをとりながら話を聞いていた。

やがてお昼の時間になったので近所の定食屋でも探してみようかと思っていたところ、歓迎会を兼ねて近隣の店からテイクアウトをとり、皆でランチすることになった。

もしかして毎日みんなで食べるのか?と思ったがそういうことではなく、これは今日だけのイベントということだった。

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初日のお仕事

こんなことは今までなかったことなので少し戸惑ったが、まだ話し相手すらいない状態だったので少し助かった。

そうして午後も講義の時間が続き、少しづつ専門的な内容に移っていく。

総論から各論に入り、仕事ではどのような事務手続きが必要になるか、イレギュラーな場合はどう対応したらよいかなど、より実務的な説明を受けた。

Image by aymane jdidi on Pixabay

当然、何が何やらよく分からなかったが、とりあえずメモして後で復習だ。

何をするにも初めてのことだらけだが、年齢的にそれなりの対応を求められる。新卒のようにミスしても許される、という訳にはいかない。

そんなことを考えると緊張してしまうが、やるしかないのだ。

この日はずっと座学で終わり、勤務初日が終わった。
定時になったので早々に片づけをして、会社を後にする私だった。

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◆ 転職回顧録-営業マン編2/19へ続く

朝、私を見送る妻の顔も明るい。これでやっと、安定した生活を手に入れることができた。

40代無職男はもう死んだ【転職回顧録-営業マン編2/19】
失職してからは苦戦したものの、なんとか内定をとることができた。無職中年男から会社員中年男に生まれ変わるのだ。
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