40代無職中年男が塾講師のアルバイトに応募してみた。【転職回顧録-フリーター編4/36】

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ここまでのおさらいと今回のお話

どの会社も若い人ばかりを採用したがっている。

40代無職の私など眼中にないようだ。

転職市場において若さは本当に武器だ。年齢問題はどうしようもない。

内定獲得までには時間がかかることを覚悟していたので、生活費を稼ぐためにアルバイトを探すことにした。

しかし、40代だとを考えるとそれさえも難しい。

無職中年男ははたして、アルバイトを見つけることができたのか?

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このころ、よく考えていたことがあった

最近の法律では特別な場合を除いて、求人の年齢制限を禁じている。例えば「~歳以下募集」などの文言は求人に記載できないことになっている。

とはいっても採用側だって若い人を採用したい。

そこで考えられたのが「20代活躍中」という表現だ。

こういう場合は大体、20代という年齢制限が設けられていると思ってよい。

つまり、30代や40代が応募しても門前払いされてしまうことが多い。

そうなると求職者は「~代活躍中」などの表現を読み取って、採用側の意図を推測しなければいけない。

しかし、『~代活躍中』などのうたい文句があればまだよいほうで、それすら書かれていない求人に応募してしまうと、応募者としては非常に困る。

こちらはかなりの志望度なのに、年齢制限に引っ掛かって、あっさり書類選考で落選となってしまうからだ。

最初から『~歳以上はお断り』と分かりやすく書いてくれれば無駄な労力を使わずに済んだのに…。

こんな形式的な規制よりも、選考の結果連絡を義務付けしてくれた方がよほど助かる。

そんな不満を抱えながら、私はアルバイトと正社員への求人に応募し続けていた。

正社員への応募にあたっては、希望職種が見つかりしだい応募を繰り返していたが、アルバイトではどのような求人に応募しようか迷っていた。

営業事務や肉体労働などはもうできそうもないし・・・

それにしても、こうして色々とアルバイトを探してみると、色々とユニークなものが見つかる。

面白いところでは、高校生の化学実験補助というものがあった。

これは新聞の折り込みチラシに掲載されていたものだ。

私は大学院時代に学部生相手の実験補助をやったことがあるので、電話して応募可能か聞いてみることにした。

すると、少なくとも半年以上勤務できる人を求めているとのことだった。

結局、長期勤務できる保証がないため、そこは諦めることにした。

学習塾講師というアルバイト

次に見つけたのは学習塾講師のアルバイトだ。

学生時代に家庭教師をやっていたことがあるので、学習塾でもやれそうな気がした。
そこで早速、インターネットから応募。

しかし、1週間経っても全く返信がない。

履歴書を送ったものの、何の音沙汰もなく放置されるというケースはしょっちゅうある。それはまだよい。

ただ、この応募はちょっと事情が異なる。

それは、履歴書のほかに職務経歴書も提出していたからだ。
もちろん、職務経歴書の提出は学習塾側からの指定によるものだ。

しかし、たかがアルバイトの応募に職務経歴書まで提出させておいて、何の連絡もないまま放置するのは納得できなかった。

そこで、電話で確認してみるとただいま選考中とのことだった。

おそらく、電話があってはじめて私からの応募に気付いたのだろう…蕎麦屋の出前じゃないんだから…

するとその翌日、筆記試験を実施するとの連絡があった。

私の思った通りだ…

ここはグッと我慢してそのテストを受けてきた。

受験から何年もブランクがあったので不安でいっぱいだった。

会場に到着すると小さな部屋に通されて、試験スタート。

内容は高校入試レベルの数学と英語の問題だった。
二次方程式などは解くことができたが、図形問題などはほぼ完全に解き方を忘れていた。

それでもなんとか強引に解答した。英語はなんとかできたと思われる。

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試験結果を待つこと1日

ついに選考結果が来た。

その内容はなんと、生徒相手に模擬授業をしてほしいとのことだった。

筆記試験の結果は問題なかったので、あとは指導力を見てみたいということらしい。

どうやら講師としての私の力量を判断したいようだ。

具体的な授業内容は、中学2年生10人に大して数学の授業を1時間実施するというものだった。

授業レベルは、平均よりも下で授業の補修レベル。
もちろん、その分の時給は支払ってくれるとのこと。

いきなりの授業で少々不安もあったが、プレゼンなら多少の自信はある。

念のため、説明のための小道具をいくつかつくって、それを妻に見てもらったところ、分かりやすいとの評価をもらった。

これで準備万端だ。

そして当日。

電車で30分かけて決戦の地へ向かった。

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◆ 転職回顧録-フリーター編5/35へ続く

緊張の模擬授業!私は生徒に受け入れられるのか?

塾講師のアルバイトに応募。模擬授業というまさかの採用試験【転職回顧録-フリーター編5/36】
ついに模擬授業が始まった。教室にはすでに10人ほどの生徒が席についていた。はたしてうまくいくか?
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