再出発の拠点をどこにするか?不安と迷い【真・転職回顧録-帰省編 6/16】

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今、気持ちが揺れている。

個人事業主になるかどうかということではない。

東京と地元のどちらで事業を始めるかということだ。

なぜこうなったかというと、例によって両親との話し合いが発端だ。

自分で商売を始めたいことは伝えた。

コンセプト、ターゲットとする客層、必要な売上、収支の予想、その見込みも伝えた。

だが、ママごとの延長だと批判を浴びた。

反対する気持ちはよくわかる。

自営の経験がない息子が突然こんなことを言い出したため、両親からしてみれば心配で仕方ない。

それをやめさせたいと思う気持ちは当然だろう。

しかし、もう会社では働きたくない。窮屈すぎる。

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さて、どこで商売を始めるか?

普段は「楽しく働く」ことをモットーとしている私だが、それでも一人で商売することは本当は恐い。

「こわい」と書かずに、あえて「恐い」としたのは恐怖を感じているからだ。

もし失敗したら無一文になる可能性は高い。

そうなったらどうやって生活していけばいいかわからない。

それでもやってみたい。だが恐怖はある。まさにジレンマだ。

やりたい or やめろで一悶着あったが、ここは自分の考えを押し切った。

そうなると次に出てくるのは、どこで商売するかという問題だ。

父曰く、実家に戻ってこいということだった。ネットならば、立地に関係なくどこででもできるはずだというのが両親の根拠だ。

それも一理ある。

一理どころか、それがネットで商売するうえでの大きなメリットだ。

また、うまくいくかどうかも分からない商売を、せめて近くで見守りたいのも分かる。

だが、私は東京でやりたい。

東京ならばセミナー、商品の仕入れなど色々な面でチャンスが転がっていると考えているからだ。

う~ん、もうひとつ説得力に欠ける。

本音を言うと、実家ではやりたくないのだ。

私はもともと地元から離れたいという気持ちが非常に強い。ここでは気持ちが落ち込んでしまう。

こういうところが、両親との関係がうまくいかない要因の一つかもしれない。

ならば、期間限定で地元にもどり商売がうまくいけばまた東京に戻ればいいという提案もあった。両親からすれば譲歩だろう。

私はそれすら嫌だといった。とにかく実感から離れたい。

しかも、期間限定とはいえ、私だけが地元に戻ってくれば、妻とは離れ離れになる。

諸事情あって、妻は絶対に私の実家には戻ってこない。

実家に戻るとなると離婚は決定的なものになるだろう。そういった心配もあるのだ。

結局、その日は平行線で終わった。

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妻との約束

話は変わるが、帰省中は一日に一回、妻と電話することになっている。

帰省している間は、しばらく顔を合わせないことになるので、その間はちゃんと連絡をとりあう約束にしていたからだ。

この日の話し合いの後、約束とおり妻に電話して、その日にあったことを話した。

話し合いは平行線をたどったこと、地元に戻るかどうかということ。

妻と話して少し落ち着いた。

ひとしきり話した後、電話を切って布団に入り、今日の出来事を振り返ってみた。

「両親の心配を少しでも解消できるのであれば、地元に戻るのも一つの手ではないか。」

「あれもこれも自分の考えを全て押し通すのはわがまま過ぎるのではないか。」

「半年なり一年なり、期間限定であれば地元に戻ることを考えてもいいのではないか」

客観的に見れば、一旦地元に戻り、1年ほど死ぬ気で仕事に取り組みながら経験値を積み、勉強してから再起を期すのが最適なのかもしれない。

これが人生最後の挑戦なのだから、できる限りの準備をして、上京はその後か。

その一方で、こんなことも考える。

「40歳を過ぎた男が色々なことに迷っていること自体、そもそも覚悟ができていない」

「何を言われようが自分の意見を押し通すくらいの気持ちがなければ自営なんてできっこないのではないか」

頭の中はゴチャゴチャ。私はまだまだ甘ちゃんだ。

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 ◆真・転職回顧録-帰省編 7/16へ続く 
次回:無職40代男の過ごし方。そしてGWは何もない。

底辺無職40代男の過ごし方。GWの予定は何もない。【真・転職回顧録-帰省編 7/16】
無職40代男の過ごし方。周りを見渡すとGWの風景がそこにはあった。しかし、無職の私には何もない。
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