再就職もままならない底辺40代無職【真・転職回顧録-帰省編 8/16】

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昼食は昨日の夕飯の残り

昼食は昨日の晩御飯の残りだ。

実家にいる底辺40代無職は贅沢はできない。

その後、今後の事業計画を練りにファミレスに来た。

このファミレスはそれほど込み合っていないため、数百円払えば何時間いても店員に咎められることがない。

なかなか快適だ。

このファミレスで最近考えることは、この先の拠点についてだ。

自分で仕事をすることは決めているのだが、東京にするか実家にするかで悩んでいる。

私だけが決めていいのなら東京一択だが、両親は「今後の仕事の目途が立つまでは一時的でもいいから戻ってきてほしい」と言っている。

この二日間、色々考えた。どちらがベストな選択なのか。

実は今、実家に戻ろうかという方向に傾きつつある。

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実家か東京か

こう考え始めたのは、両親の心配を少しは軽減したいとの思いからだ。

振り返れば、兄と比べて私は随分と心配をかけてきた。

少なくとも高校入学までは私と兄はほとんど同じくらいの成績だった。

そして兄は幼い頃からの夢をかなえて医学部に進学した。

その弟である私も、医師とは言わないまでも、順調な人生を歩むと期待してくれていたことだろう。

しかし、その弟は高校で無気力になった。なぜそうなったのかは自分でも分からない。

誰のせいでもない。私自身の資質の問題だ。当然、成績は急降下。

これほど落ちぶれたケースは珍しいらしい。

Image by analogicuson Pixabay

その後、弟は浪人の後、なんとか国立大学院を卒業して新卒で大手メーカーに就職し、狂い始めた歯車は持ち直したかに見えた。

しかし、大学院に入りなおしたいと言い出し、三年で退職。

それにくわえて、念願の大学院再入学を果たすも、挫折して一年半で中退。

そこから幸いにも、環境の良い職場に入りなおすことができ、人並み以上の収入も得ることができた。結婚することもできた。この時が一番の絶頂期だったかもしれない。

しかし、問題はここからだ。結婚後、一年もせずに会社が倒産した。

その後、なんとか転職先を見つけるも、慣れない職種でクビ宣告を受けたり、強烈なパワハラ上司のおかげで退職を繰り返す。

そして今に至る。

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すっかり落ちぶれてしまった無職40代男

こうやってみると、我ながらアップダウンの激しい人生だ。両親もさぞ疲れたことだろう。

帰省する数か月前までは正社員登用ありのアルバイトをしていた。

正社員と同様かそれ以上の仕事をしてきたはずだが、そういった話はなかなか降りてはこなかった。

そのアルバイトをしているうち、これからもこの仕事を続けていくことに疑問も感じ始めてきた。だから、契約満了で退職した。

ここ一年は、アップダウンのダウンの時だ。しかもかなりの底だ。

だから、ここはいったん、再起を期すために実家に戻ろうかと思い始めている。そうすることで両親も少しは安心するだろう。

散々、心配をかけたのだから、せめてこれくらいのことは譲歩すべきではないのか。

そうなると、残る懸念は妻とのことだ。離婚は避けられないだろう。

Photo by Tomas Williams from Pexels

私が地元に戻ることは離婚を意味するということは両親も十分に理解しているはずだが、それでも大ダメージを与えるはずだ。

妻には本当に申し訳ないことをした。

彼女の人生を幸せにしてあげられなかったどころか、傷をつけてしまった。

私ではなく別の人と結婚していれば、もっと素晴らしい人生を歩めたはずなのに。

まだ決まったわけではないが、悔恨と懺悔だけが頭を駆け巡る。

世はGWの初日。今日は気温も暖かく、絶好の行楽日和だ。

それに反して、私の心はいつにも増してどんよりしている。

もっと明るい話題はないものか。

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 ◆真・転職回顧録-帰省編 9/16へ続く 
次回:無職40代男の戸惑い。東京か実家か。

無職40代男の戸惑い。東京か実家か。【真・転職回顧録-帰省編 9/16】
今、両親との話し合いのブレてしまっている。もう一度、論点を整理して冷静に考えてみたい。
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