40代のアルバイト事情【転職回顧録-管理職編14/16】

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アルバイトに応募するも不採用が続く。

しかし、凹んでいるわけにもいかない。

私はすぐにパソコン教室の講師アルバイトに応募した。

はたして、無事に採用されるのだろうか?

パソコン教室の講師というアルバイト

探してみると、パソコン教室の講師は何件も求人があった。

それらに手当たり次第応募してみたが、どれもあえなく撃沈。

ただ、経歴的には問題ないはず。

そこで、色々とネットで調べてみると、こんな裏事情があるようだった。

パソコン教室の場合、受講生の多くが老人なので講師には女性が好まれるらしい。

男女差別!とも思えるが、どうしようもない。

それならはじめからそう書いておいてほしい。
こちらは時間をかけて職務経歴書まで作成しているのだから…

それにしてもアルバイトですら、こうも不採用をくらうとは…敗因はやはり年齢だろうか。

いや、もしかすると転職回数の多いことが一番のネックかもしれない。

私は仕方なく日雇いのバイトも探してみることにした。

こちらのほうは割とすんなりと仕事が決まり、6時間ほど働けることになった。

ただし、交通費は自腹。

一日働いて数千円くらいだ。なんとも情けない。

この日雇いという仕事をすると、今の自分の現状を否が応でも知らされる。

私にはもう、こういった仕事しか残されていないのかもしれない。

この日雇いの帰り道、「もう一度だけサラリーマンに戻ってほしい」という母の悲痛な言葉をふと思い出した。

少し前まではこんなこととは無縁の生活だったのに…
まあ辞めたのは自分だし、文句を言えないのが歯がゆい。

負のスパイラルに陥っている気がした。

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方針転換

思えば、前職を短期離職してからというもの、会社員として働くのはもうコリゴリだった。

しかし時間が経つにつれて、前職を辞めたのは理不尽なパワハラを受けたからであって、本来の自分はまだ会社で十分に働けるのではないかと考え始めていた。

そうはいっても、この中年オヤジを正社員として雇う企業があるとは到底思えない。

そこで方針転換を図り、アルバイトからの正社員登用を目指すことにした。

しかし、未経験職種ではアルバイト採用すら難しいだろうから、あえて経験職で応募してみることにした。

私はもともとニッチな業界で働いていたため、該当する求人を見つけるのに苦労したが、なんとか応募できそうなものを探し出し、応募してみることにした。

すると狙いどおり、面接案内の連絡が来た。

勤務地は少々遠いが、十分、通勤圏内だ。
規模も大きいので、アルバイトから正社員登用されれば、人生の狂った歯車を元に戻せるかもしれなかった。

清潔感ある髪型にして、志望動機を頭に叩き込んで面接地に向かった。

受付で面接に来たことを伝えると面接室に案内され、簡単なアンケートの記入を促された。

そこにはシフト希望日の記載欄があり、私はいつでも勤務可能であることを書いておいた。

これでほぼ決まったようなものだ。

私はここで働く。

もう一度会社員として働くことを決意した。

妻も私がこの会社で働けるとを期待していた。
うまくいけば喜んでくれるだろう。

面接官が来るのが待ち遠しかった。

待つこと10分。私とほぼ同年代の人があらわれた。

面接での質問にはそつなく答えることができた。
そして、お互い業界の経験者ということもあって話は弾んだ。

こうした盛り上がりは経験職の面接ならではの風景だ。

もう少しだ。もう少しで人生をもとに戻すことができる。

そして後日、採否の結果が送られてきた。

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◆ 転職回顧録-管理職編15/16へ続く

経験職のアルバイトに応募した私。手応えは十分。はたして結果はどうなったのか?

40代無職の思い描いていた未来【転職回顧録-管理職編14/15】
当初の目論見とおり、経験のある職種ということが書類選考通過の秘訣だったと思う。正社員のポジションを勝ち取ることだって夢ではないかもしれない。
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『40代のアルバイト事情【転職回顧録-管理職編14/16】』へのコメント

  1. 名前:ぽて 投稿日:2018/01/21(日) 12:56:35 ID:8c3128510 返信

    次の更新楽しみにしてますよ

    • 名前:middle-man 投稿日:2018/02/05(月) 22:00:01 ID:a62e7f623 返信

      >ぽて様
      いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
      最近、忙しくなかなか更新できずすいません。
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。