無職40代中年男が今の窮状を打ち明けてみたら・・・

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今のアルバイトもあと数ヶ月で契約が切れる。
モヤモヤした気分のまま新年を迎えることになった。

この現状は親族以外に誰も知らない。
恥ずかしくてとても周りに話すことができなかったからだ。

しかし、どうしても誰かに話を聞いてもらいたい。
そんな気持が徐々に高まってきた。

そこで、私が第二の故郷と感じている街に住む15年来の付き合いのある人に相談を持ち掛けることにした。

電話でアポをとると快諾してくれた。

その町は電車で1時間ほどの距離にあったので、先週末に駅で待ち合わせた。近くの居酒屋に場所を移し、仕事のこと、妻とのこと、これからのことなど自分の現状を率直に話した。

ひとしきり私の話を来聞いてくれた後、仕事で困ったことがあるなら紹介してもよい、住むところに困っているなら格安のところを紹介してあげると言ってくれた。

奥さんとはもう一度よく話し合ったほうがいいが、それでも無理ならしょうがない、その時はこの街に帰っておいで。絶対にホームレスには絶対にさせないからいつでも連絡してくるといい。

飯ぐらいいつでも食べさせてやると。。。

本当に安心することができた。

状況は何一つ改善してはいないが、こんなに心配してくれる人が私の周りにいることに感謝した。

実は、近い将来、この街に戻ってゼロからやり直そうと決めてはいた。それを後押ししてもらった気がした。心が少しだけ軽くなった。

そして、今日、遠くに住む親友に同じことを打ち明けた。

彼は大学院時代からの友人で、今も大学の研究員として日々実験に明け暮れている。

将来の方向性をしっかりと見据えている優秀な人物だ。

そんな忙しい彼も、私からの突然の電話に快く応じてくれ、話を聞いてくれた。

今までの私なら絶対に話すことのなかったことを思い切って打ち明けてみた。無職のことや離婚するかもしれないこと。

親友は驚いていたが、色々と気にかけ、心配してくれた。

昔のように軽口をたたき合いながらも、何かあったら話を聞くからいつでも連絡してこいと温かい言葉をくれた。

抜本的な解決策はまだまだ見えてこないが、こうして話を聞いてもらえるだけでも自分の気持ちが軽くなることがあるのだとしみじみと実感した。

この先、どうなるかは自分でも薄々は理解している。

バツイチとなり、生活のためにお金に困る状況が待っているのだろう。そんなどうしようもない私を心配してくれる人が何人もいることがとてもありがたい。

これがここ数日の私の出来事だった。

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