絶望の40代無職が就活生におくるキャリア形成のススメ

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二人の親友

無職の私にも親友が二人いる。

彼らとは同じ研究室に所属していたので、一日のほとんどの時間を共に過ごした。

それだけではなく、お互いの下宿先で一緒に晩ご飯を作って食べたり、旅行に行ったりしてた。

卒業した今でも機会があるごとに連絡を取り合って、年末などには忘年会を開いている。

そんなこんなで楽しく学生生活を送っていたが、大学院の修了を1年後に控え、私たちは遂に就職活動シーズンを迎えた。

私と親友の方向性の違い

私は当初、業界を選ぶにあたり、専攻してきた内容を活かすために化粧品会社、食品会社、化学会社、製薬会社にエントリーし、毎週のように会社説明会に参加していた。

就職課には色々と推薦枠が来ていたものの、魅力的な企業からのものは少なかった。

皆同じ思いだったようで、私を含めた多くの学生は、一般枠で入社試験に挑戦していた。

しかし、その時は戦後最大の就職氷河期といわれていた頃。そのせいもあってか、なかなか内定が出なかった。

大手に行きたいと考えていたが、国立大学ではあるものの、東大や京大のような有名大学ではないので大企業の研究職に就くことは難しい。

そこで私は、情報通信業界にも目を向けることにした。

なぜ専攻してきた分野とは異なる業種に注目したかというと、当時はインターネット黎明期でWindows95が大きな話題となっていたからだ。

内定が出ないことに悩んでいた私はこの流れに乗って、SEになろうと考えた。

そして、筆記試験や何回かの面接を経て、やっとのことでA社(40代無職、絶望的な転落人生。私が会社を辞めた理由【転職回顧録-倒産編1/8】を参照)から内定をもらうことができた。

ここは業界大手の一つで勤務地も東京だ。

私にとって全くの未知の分野ではあるが、今後は絶対に伸びてくることが予想され、都会に住むこともできる。

私は迷うことなく入社を決めた。

しかし、冒頭の親友達は初志貫徹し、専攻分野を活かせる中小企業の研究職から内定を獲得した。

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無職男の新社会人時代

やがて私達はそれぞれ社会に巣立っていった。

社員寮に入った私は、新社会人として仕事に励み、朝7時半には寮を出て、タクシーで午前1時半に帰宅する毎日だった。

そこから夕食を簡単に済ませてから、洗濯して風呂に入ると寝る時間は2時半か3時。

今ならブラック企業といわれるだろうが、当時はそんな言葉すらなかった。

それでも乗り切れたのは、給料もそれなりによかっただけでなく、上司も含めて人間関係が良好だったからだ。

しかし、無意識のうちに疲労とストレスが体に蓄積されていたようだ。

自分でも気付かないうちに小さな円形脱毛症ができていた。
散髪していたときに、美容師のあんちゃんからそれを指摘されて初めて知った。

結局、思うところがあって私はその会社を約三年で辞め、そこから色々な職種を転々とすることになる(40代無職男は再就職できるのか?私の絶望人生【転職回顧録-序章1/1】を参照)。

40代無職が就活学生さんに伝えたいこと

さて、ここからが本題。

そのころ親友二人はというと、彼らも私と同じく、色々な事情で2~3回ほど転職することになるが、現在も研究者として頑張っている。

ここで彼らと私の現状を比較してみたいと思う。

私は言うまでもなく無職。

それに対して親友たちはそれぞれ、大学講師と国内最大手製薬会社の研究職。

無職と研究職のどちらに軍配が上がるかは、言うまでもない。

なぜ、これだけの差がついてしまったのか?その答えはたった一つ。

それは職種に一貫性があるかないかだ。

つまりキャリアを築いてきたかどうかということに尽きる。

私はなし。親友はあり。

結局のところ、これだけが原因なのだ。

会社選びをするとき、学生時代の専攻とは異なる職種を選択することはさほど大きな問題ではない。

重要なのは、職種に一貫性を持たせることだ。親友たちが順調な人生を歩んでいるのは、その一貫性があったからだ。

彼らがそれを明確に意識していたのかどうかは分からないが、結果的に、一貫したキャリアを積んできたからこそ、今に至っている。

しかし私にはそれがなかった。

同じ職種の範囲ならば、何度転職しても大きく失敗することはないだろう。むしろ、段階を踏んだキャリアアップを実現できると思う。

転職とは本来、そのために行うものだ。

私はある意味、逃げのために職種を変えて転職を繰り返してきたために、今、こうして苦境に立たされている。

頭ではわかっていたものの、それが身に沁みて分かるようになるまで15年以上もかかってしまった。

これを見ている就職活動中の学生の皆さん、これからの人生設計をしっかり考えましょう。

人生設計と言っても、何十年も先のことでなくてもいいのです。

とりあえずは10年先までで構いません。

具体的には、まず、自分が進むべき業界を決めましょう。そのための時間をしっかりと作るべきです。

一見、無駄なことのように思えますが、これは就職活動で大いに役立ちます。

どのあたりが役立つかというと、エントリーシートや履歴書の志望理由を作文するときにその威力を発揮します

深く考えた分だけ文章に深みが増し、他のライバルより説得的な志望理由になるはずです。

そう考えると、ちょっとはやってみる価値がありそうでじゃないですか?

しかし、なかにはまだ、行きたい業界を決めかねている人もいるかもしれません。

そんな時は、候補を数点挙げて、実際に説明会に参加してみるのもアリです。こういうときは遠慮せずどんどん参加してみましょう。

どうせ無料です。

そして、自分一人で考えるのではなく、信頼できる大人(できれば大きな挫折経験を持つ人)にアドバイスを求めることを強くおすすめします。

それは身内でなくても、民間企業に勤務経験のある自分の大学の先生でもよいです(教授ではなくとも、准教授、講師、助教でもOK)。

もしかしたら、こうした情報を本/テレビ/ネットだけから収集しようとする人もいますが、それはあまり得策ではありません。

予備知識としてインプットしておくにはとても有効ですが、それだけでは自分のなかで十分に消化できない可能性が非常に高いのです。

なぜなら、本/テレビ/ネットは活字や映像を通じた一方通行の情報なので、いまいちピンと来ないからです。

その一方、実際に人に会って面と向かって相談するのは、かなり効果的です。

目の前にいる人と双方向で対話すると、不思議なことに、活字や映像から知識を吸収するよりも、そのアドバイスが自分の中に入ってきます。

だからこそ、自分が信頼している人から生の声を聞いてみましょう。

知人から相談を持ち掛けられて嫌な顔をする人はいないはずです。それどころか、頼りにされることが嬉しくて、親身になって話をしてくれるはず。

やがて努力が実り、その業界で働くことができるようになったら、そこでどんなキャリアを築いていくのかを真剣に考えることに取り組み、10年後の将来像を具体的なかたちにまで落とし込んでいけば、その先何があってもブレない人生を送れるはずです。

私はこれをしてこなかったがために、今、フラフラとしてしています…私のようにはならないよう、だまされたと思ってぜひ、実行してみて下さい。

あなたの将来にとって必ずプラスになりますよ!

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気晴らしに、こちらもどうですか?

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40代無職男は再就職できるのか?絶望的な転落人生【転職回顧録-序章1/1】
全てが嫌になり会社を辞めて無職になった。そんな男は果たして再就職できるのか?数々の転職失敗談と現在を記した男の記録。
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