これまでの就活
これまでの就活ではハローワークと転職サイトをメインにしてきた。
当然、書類選考不通過の山ができあがった。
それでもなんとか内定を獲れてきたのは、きっとなにかの奇跡だったんだろう。
しかし今回の就活ではエージェント経由で応募することが多くなってきた。
今、3社ほどのエージェントサービスを利用している。どこもメジャーなところだ。
今までのやり方では埒が明かないと考え、やり方を変えてみたのだ。
新たなエージェント
メジャーな転職エージェントだからと言ってお宝求人がザクザクというわけではない。
しかし、転職サイトには出回っていない求人もチラホラと見つけることができたので、この方針はなかなかあたりなのかもしれない。
そんななか、いつものようにキーワードで検索していると、希望条件に合うものが3件ヒットした。
どれも応募要件をほぼ満たしており、少しは希望が持てそうだ。
応募方法を詳しく調べてみると、初めて耳にするエージェントへの申し込みが必須だったので、すぐに登録して返信を待ってみることにした。
待つこと一日。
応募した3件から返信が来た。
結果は『転職回数の少ない方を強く希望しているため今回は見送り』とのことだった。
う~ん、またしても転職回数の壁が立ちふさがったか…所詮はこんなもんか。
しかし、これは今に始まったことではないのであまり落ち込まなくなった。
当たり前のことを再認識
突然だが、朝ドラを見ていてハッと気づかされるシーンがあった。
『求めている人に売らなければ金にならないよ』
まあ当たり前のことだが、今までの私はこれを強く意識する姿勢に欠けていたように思う。やみくもに応募を繰り返して撃沈する日々。
振り返れば、先日の最終面接だってそうだった。
仕事内容は自分の経験にほぼマッチしていた。だからこそ最終面接にまで進めたのだ。
『スキル的には十分だが、転職回数が多い』との理由で不採用となってはしまったが、それを求めている会社に売り込むことができれば、スキルを評価してくれるところはあるのだ。
転職サイトをにらめっこしているだけでは見つからないのかもしれない。会社ホームページを見て電話するくらいの積極性も持たなければいけないのだろう。
実際に情報収集してみると、幸いにもそうした会社をいくつか見つけることができた。緊張しながらもさっそく電話してみることにした。
結果はこうだった。
『現在募集はしておりません』
『英語を使用しての業務となります。英語力を証明できるものはありますか?』
やはりダメだった。
ただ、門前払いは想定の内。以前よりも前に進めたと思えただけでも収穫はあったと前向きにとらえている。
転職回数の壁
さて、もし面接してくれる会社が現れたとしても、私にはまだ最大の課題が残っている。
それは先ほどの転職回数のことだ。
前回の最終面接と同じ轍を踏まないためにも、転職回数についてのうまい説明が必要だ。
しかし、2~3回くらいの転職であればうまい言いようもあるが、それを大幅に超える私の場合はどう言い繕ったとしても、苦しい言い訳にしか聞こえない。
そうだとすれば、相手を納得させる説明というよりは、うまくごまかす方針で行かなければいけないのかもしれない。
また、うまくごまかすことは無理だとしても、話の持っていき方に感心してもらえれば、そこを買ってもらえることも可能性も十分にあり得る。
こちらの土俵に相手を上げて、いかにうまく話しをするかということを色々と考えていると少し面白くなってきた。
知人に相談してみた
前向きにはなっているものの、書類選考不通過が続くとさすがに不安になる。
そこで知人のツテも頼ってみることにした。
知人と言っても私よりも一回りほど歳上で、私の現状を知っている数少ないうちの一人だ。
そもそもこの人とはボランティア活動がきっかけで知り合い、もう15年以上の付き合いになる。しかも、ある会社の社長さんだ。
それならいっそのこと、この人の会社で働かせてもらえばいいのだが、そもそも全く未経験の業界なので難しい。そのあたりは十分に理解を示してくれている。
そんな彼に窮状を打ち明けると「何かあったらいつでも相談してくれ。バイトでいいならいつでもうちで雇ってあげる」と言ってくた。大変感謝している。
今朝、たまたま別件で電話をする機会があったので、その時に「いいエージェントを知っていればぜひ紹介してほしい」と相談してみた。
すると、「近々、新卒採用の打ち合わせで会う機会があるから話をしておくよ」とのこと。
やはりこんな時に相談できる相手がいると心強い。
ゴミのような私の経歴を知り合いに見られるのは恥ずかしいが、早速、履歴書と職務経歴書をメールした。
さて、どんな展開が待っているのだろうか。あまり期待せずに待ってみることにする。
アドバイザーに言われたこと
ここ最近は意欲的に求人に応募している。
応募数が多い分、書類選考でダメになってしまうことが続くと、もうダメかと落ち込むこともある。
そんなときとき、アドバイザーにこんなことを言われた。
『求人との出逢いは本当に縁です』
この言葉で本当に気持ちが軽くなった。
思えば、屋台骨となるスキルを身に付けた会社(現在は倒産)もそうだった。
この会社はハローワークでのみ求人をかけており、それを偶然見つけた私は幸運にも内定をもらうことができた。それを考えると、就職活動には縁というものが本当にあると思う。
さて、まだ見ぬ縁を求めて気合を入れなおし、またこれから就活と英語だ。
◆真・転職回顧録-再起動編 25/29へ続く
次回:エージェントの門前払いに食い下がる40代無職男
こんばんは!
私も転職回数が多いので、就活の時はいつも気になります・・
ただ、転職回数が少ないからって、その人に問題ないって判断するのもちょっとどうかと思う。
日本人の気持ち悪い「ロリコン文化」がこんな所にも出ている気がします。
なんか、まっさらに近いほど良いみたいな。
あんまり論理的じゃないことに頼りたくないけど、職探しってほんと「縁」ってあると感じます。
今度こそは太くて良い縁がやってくるといいですね!