コロナ禍での通勤風景
最近、新型コロナウイルスが日本各地で猛威を振るっている。
その影響でマスクをしている人が以前よりも確実に多くなってきた。
通勤中に見かけるだけでも、8割くらいの人がマスクを着用しているように思う。
ウイルスは目に見えないし、致死率がどれくらいかもわからない。
高齢者が感染するとかなり危険だということは理解しているが、20~40代が感染するとどうなってしまうのだろう?
きっとそのあたりに疑問を持つ人も多いのではないだろうか?
経済への影響
今更な感じはあるが、経済への影響も甚大だ。
ニュースなどでは飲食店の相次ぐ倒産などが報じられており、あらためてそのすごさを実感する。
それに加えて、私のような契約社員など、非正規労働者が解雇されるケースも増えているという。
本当におそろしい。まさしくコロナ解雇だ。
さて、前置きはこれくらいにして本題へ入ります。
こんな小さなブログであっても、記事のリクエストがたま~にある。
先ほど述べた非正規労働者の解雇が影響しているのか、私が会社をクビになった時の様子を詳しく教えてほしいという内容をメールでいただいた。
我ながら、なかなか面白そうだ(?)と思ったので、今回はそれを記事にすることにした。
いわばリクエストへのアンサー記事。こうした記事リクエストは問い合わせ窓口からどうぞ!
試用期間でのクビ。その前兆。
まずは簡単に自己ご紹介。
試用期間で実質的にクビになったのは営業マン時代のことで、そこは典型的な営業会社だった。
仕事内容は主に外回り。主な客先は中小企業で、基本は事前に電話でアポイントをとって訪問する。そしてその合間に飛び込み訪問。
データは全てエクセル管理。そのエクセルもファイルサイズがものすごいことになっており、開くまで少し待たなければいけない。
それに加えて、ノートパソコンの支給はなく、色んな資料を紙で持ち歩かなければいけない。
こんな時代錯誤な会社がまだ存続しているのだから、世の中おそろしい…
ちなみに、この会社を見つけたのはハローワーク。求人票にはたしか試用期間三ヶ月と記載されていた。
そして入社面接のときに耳障りの良いことを言われ、それを真に受けた私もバカだった。
そして営業として未経験の私が入社したわけだが、勤務二ヶ月くらいでまったく性に合っていないことを悟った。
ノルマを決められ、それが未達成だと色々と文句を言われる。
精神的に追い詰められ、家でも口数が徐々に少なくなっていく毎日だった。
そして試用期間の満了が近づくにつれて、『もしかして正社員の道はなくなるかも』とクビの予感があった。
なので、そうした自覚がある人は、会社側も同じことを考えている可能性を疑ったほうがいい。
通常、試用期間が経過した場合、『これからは正社員ですよ』などといったイベントがあるわけでもない。いつもと同じように時間が流れるケースが多い。
しかし、なにか問題がある時は別だ。
危険信号が灯っている場合は、試用期間が経過する少し前に、会社側から何らかのアクションがあるはず。
私の場合もその例に漏れず、上司から呼び出しを食らった。
結果、想像どおりに試用期間の三ヶ月延長が言い渡されたと記憶している。雰囲気は殺伐としているというわけでもなかったが、もう少し訪問件数を増やすようにと言われたように思う。
試用期間の延長は解雇の黄色信号
さて、ここからがなかなか厳しかった。
試用期間の延長が決まってから、まずは外部研修を受講させられることになった。
さすがに会社負担だったが、この研修が結構辛い。
軍隊式のようなものではなかったが、自己紹介、名刺交換、会話の仕方など、まるで新卒社員向けの内容だった。
これまで何度となく名刺交換や打ち合わせをこなし、何の違和感もなくやってきた私にとっては本当に苦痛だった。
さらに苦痛だったのは受講報告書を提出しないといけないことだ。
会社のお金で受講している以上は当然のことなのだが、いまさら名刺交換の研修で修得したことを書くのなんてアホらしすぎる。
今思うと、これはある種の罠だったかもしれない。
つまり、会社としては成績向上のための改善策を提供したが、それでも成績が向上しなかったというストーリーを準備したかったのだろう。
こんな研修が二週間ほど続いた。実にくだらない時間だった。
試用期間でクビになる予感があれば、その直感はあたっている
研修を終えるとまた仕事復帰。
しかし、成績は相変わらず低空飛行。
この頃になると私はもう、99%の確率でクビ宣告を覚悟していた。
そして延長された試用期間が終了する二週間前、ついに別室に呼び出され、『このままでは社員として雇うことはできない』と事実上の戦力外通告。クビだ。
会社都合にするか、自己都合にするかどちらかを検討してほしいと言われた。
時間にして30分ほどのことだ。
この時の雰囲気は淡々としたものだった。会社側としても、話をこじらせたくないからだろう。
少し込み入った事務手続きの話をするくらいの感じだった。
ここの会社の離職率は高かったので、解雇を通告することに慣れていたのかもしれない。
薄々、こうなることとはわかっていたものの、内心、私は動揺していた。
しかし、それを表情には出さずに話をいったん持ち帰り、そのことを当時の妻に告げた。
以前から、こうした可能性があることを話していたので特別驚いてはいなかったが、それでもショックは受けていたようだった。
私は結局、自己都合退職を選択したので書類上は解雇ではないが、実質クビのようなものだ。
結論、クビの予感があれば、その直感はかなりの確率であたっている。試用期間の延長は、会社からの明確な危険サインというのが私の答えだ。
当たり前と言われれば当たり前かもしれませんが、自分の直感は結構、アテになるというお話でした。
さて、再就職を何とか果たした私ではありますが、ここ最近色々とあって、これからのことを色々と考え込む毎日です。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
うーん、私も玩具メーカーで上司兼社長の発注ミスを押し付けられ喧嘩になり即日解雇になった経験ありますが、先のかたもおっしゃる通り解雇予告請求をすべきかと。
労基署に相談し内容証明郵便送りつけて賠償として3か月分相当の給与を貰い辞めました。
基本的にクビのための囲い込みがアウトなので明らかな法律上の抵触か会社の経営不振理由によるもの(リストラ)でなければ自己都合退職にできないし、自らもそうすべきではありません。