通りすがりの外人に励まされたわけじゃない。
ましてや外人の知人なんかいない。
でも、外人に励まされた。
倒れかけている自分を無理やり引っ張り起こして、「さあ行け!」と言われた気分だ。
では、どういうことか?
実はこんなことがあった。
今日は妻が仕事で外泊する日だ。
家にはもちろん私しかいない。
そんな時はYoutubeで音楽をかけながらブログを書いている。
このマンションは鉄筋なので、常識の範囲での音量ならば隣近所に音漏れもしない。
この記事を書いているときも好きな音楽をかけている。
働きもせずこんなことができるなんて、まったく自己嫌悪するほどいい生活だ。
私は音楽マニアではないが、邦楽よりも気分が盛り上がるので洋楽を好んで聞く。
いろんなプレイリストを物色していると、「落ち込んだ人を応援する洋楽集」というのを見つけた。
懐かしいものから新しいものまで色々なジャンルのものが含まれており、しばらく聞いていると、ボン・ジョビのIt’s my lifeが流れてきた。
男臭さ全開の超肉食系な感じ。
これからの生活を頑張らなければと思いながらも陰を引きずりがちな私なので、普段はあまり聴こうとは思わないが、わざわざ停止するのも面倒なので、そのまま再生していた。
するとこんな意味合いの歌詞が耳に入ってきた(私の意訳ですw)。
これが俺の人生だ。今がその時だ。
永遠に生きたいわけじゃない。
ただ自分の人生を生きたいだけだ。
これが俺の人生だ。
グッときた。
単純だが、こういうストレートな言葉に奮い立たされることが多い。
会ったこともないボン・ジョビさんが励ましてくれたのだ。
思えば、順風満帆に見えた人生が転落してしまったのは、他人のせいでも社会情勢のせいでもなく自分自身のせいだ。
あろうことか妻まで巻き込んでしまった。
でも、その張本人の私が落ち込んでいたらお話にならない。
とにかくあがかなければ何も始まらない。
私は確固たる勝算もないのに個人事業主としてやっていこうとしている。
でも、そのチャンスを手にした今、空元気でもいいから胸を張って「これが俺の人生だ。今がその時だ。」と言おう。
一人でやっていくことを「苦行だ。大変だ」と捉えるのではなく、「これが俺の人生だ。今がその時だ。」と言い切ってみる。
そうすれば、人生を楽しむことができるんじゃないか。人生は楽しみに満ちているはずだ。
給料は我慢料だと考えながら、この先もやっていくなんて嫌だ。
最近はそんな風に考えるようになった。
洋楽を聴いていると、きっと欧米人ってこういう考えをしているんではないかとよく思う。
だからこそ、洋楽のほうが圧倒的に気分が高揚するのかもしれない。
それに比べて日本はお涙頂戴を美徳としているように思う。どこか辛気臭い。
もちろんいい歌もたくさんあるが、今の私にはちょっとしっくりこない。
余計落ち込みそうだ。
この先、グズグズと考えてしまうことがあるだろうが、そのたびにこの曲を聴こう。