40代無職中年男の久々の娯楽

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先月、会社の元同期から連絡があった。

なんでもバーベキューをやることになったので、そのお誘いだった。
このバーベキューは不定期でたびたび行っており、その流れで先週開催された。

ちなみにこの同期達は私の今の状況を知らない。
転職した会社が倒産して新たな会社に入ったことまでは伝えているが、その後、うまくいかず、2社を転々として今は無職であることなど想像だにしていないはずだ。

なぜ現状を話していないかというと、恥ずかしいから。
言っても構わないのだが、なぜかまだ言い出せずにいる。

ましてや、これから自分で自営業をすることになると言ったらさらに驚かれるに違いない。
おそらく、近いうちに全てを告白することになると思う。

バーベキュー当日は小雨交じりだったが、会場は屋根も付いており、特に支障なくみんなでワイワイ過ごすことができた。

参加した同期は私も含めて4人だったが、私以外は転職などせず同じ会社に勤務し、それぞれ結婚し、家を買い、子供もいる。

そして、奥さんと子供を連れての参加している。
こうしてみていると、みんな立派な父親であり社会人だ。私も幼いころはこうして家庭を築いていくのだろうと考えていた。

一方の私はというと、奥さんは不参加でもちろん子供もおらず、たった一人での参加だ。

結婚はしたものの、子供もいないし、職もないし、お金もない。
自分がこんな40代なってしまっているとは、若いころは予想もしなかった。

同期との付き合いはかれこれ15年ほどになる。
その間、どうしてこうもみんなと差がついてしまったのか。

その理由は分かっている。全ては転職が原因だ。

こんな私でも転職に成功したと思っていた時期があった。

その時は収入もそこそこあり、この会社にいれば、この先も安泰ではないかと思っていた。公私ともに人生で一番充実していた時だと思う。

しかし、その会社が潰れてしまったのは全くの誤算だった。

その後に転職した二社では全くうまくいかなかった。一つは変な慣習ばかりの息の詰まるようなところだった。もう一つの会社ではパワハラが横行していたのですぐに辞めた。

ここ数年間はそんなことばかりだったので、大手から転職はしないほうが良いことを身に染みて感じていた。

そうはいっても誰も助けてはくれない。自分の考えた道でやるしかない。

今はそのための準備期間だが、金銭的に余裕があるわけでもないし、精神的な焦りを常に感じている。

それ以外には妻との今後も考えなければいけない。これから数か月は別居ということになるが、彼女の腹の中は離婚の二文字でほぼ決まっているようだ。

私としては仕事を軌道に乗せて元のさやに納まりたいのだが、いかんせん彼女にその気持ちがない以上、離婚という結果になる可能性が非常に高い。

まあいいか。いざとなったらアルバイトで食っていくことくらいできるだろう。

そんなこんなで、非常に楽しくバーベキューの時間を過ごせたものの、色々と考えさせられる機会となった。

色々と考えさせられはしたが、またこの機会があればぜひ参加したい。

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単純に楽しい時間を友達と共有することは精神衛生上、とても大切だ。

さて、また明日もまた頑張ろう。

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