離婚を決意
今日は妻と私が話し合いの末に下した結論について報告します。
それは、引っ越しの一週間前での出来事。
私たちが結婚して6年。これまで多少の口論はあったものの、それほど大きなものではなかった。今でも会話はあるし、夫婦仲はいい方だと思う。
そんな私たちが下した結論は『 協議離婚 』
離婚が決まってからの単身引っ越しは精神的に結構つらいものがあった。
本当に残念だ。
しかし、これが数時間近くも私たちが話し合った結果だ。
残念な結果
離婚を回避するべく何度も説得してきたものの、いかんせん、無職の身では説得力に欠ける。
結局、彼女の意思が覆ることはなかった。そして私に一枚の紙を手渡してきたた。
皆さんご想像のとおり、それは離婚届。
今までドラマでしか見たことがなく、こうして実物を見るのは初めてだ。
こうして手に取ると、体の力が一気に抜ける気がした。
プロスポーツ選手がチームから戦力外通告を受けるときはこんな気分なのかもしれない。
本人欄と証人欄には既にそれぞれ、妻と義父の署名がしてあった。ちなみに、証人欄の記載は、協議離婚の場合にのみ必要なものらしい。
こうして予め用意していたということは、妻と義両親による離婚の意思は、ずっと前から固まっていたのだろう。
彼女が言うには、『もし、この前の最終面接がうまくいっていたとしても離婚を考えていた』そうだ。
つまり、再就職が決まったとしても、またすぐに辞めてしまうんじゃないかという不安が拭えず、これから先の人生を一緒に歩むことを考えられなかったということらしい。
そんなことも知らず、もしかしたら夫婦関係の継続を期待してバイトや就職活動を頑張っていた自分がむなしく思えてきた。
それだけでなく、妻は義両親とともに、二か月前に弁護士による無料相談に訪れていたそうだ。
その時に弁護士から言われたことは『その旦那さんはこれから先も同じことを繰り返すでしょうね~』ということらしい。
まったく大きなお世話だ。
こっちだって好きで転職を繰り返してきたわけじゃない!私の何が分かるんだ!相談者の離婚の意思を促すような軽々な発言は控えてもらいたい。
40代無職男はついに観念した
もはやこれ以上の説得は時間の無駄のようだった。
私は遂に観念して離婚に同意した。
思えば、結婚してからというもの、正社員として働いていた期間より無職でいる期間の方が長い。
そんなふがいない旦那を持った妻も辛かったはずだ。
本当に申し訳ないと思っているし、彼女にもそれを率直に伝えた。
ところで、離婚の証人には2名が必要となる。そのうちの1名としてすでに義父が署名している。ということは、もう1名は私の父になるだろう。
この結末を実家に伝えるのは本当に辛かった。
節目節目でこれまでの状況を電話で伝えていたので、この結論は薄々は分かっていたように思うが、決定事項として話すのはやはり気が重い。
かといって郵送した離婚届に署名してもらうのはあまりにも無責任すぎる。
そこで、年明けに帰省した際に署名してもらうことにした。その旨を電話で話したところ『そうなってしまったら、もうしょうがないのう』と落胆した様子だった。
母の体調が心配な40代無職男
離婚の話は手短に済ませたが、最近、母の体調がよくないということを父から告げられた。
体調不良と言っても寝込んだりというわけではなく、ヒザが痛みだして遠出がつらくなってきたということらしい。
しかし、電話で母と話をしたら、思いのほか元気そうで少しだけホッとした。
ただ、母も70歳を超えたので高齢による体調不良も多くなってきたのだろう。父にいたってはもう77歳だ。
幸い、私の両親は年齢の割にはかなり元気な方だと思うが、体調がいつ急変するとも限らない。
そう思うと、両親を安心させるために残された時間はそう長くはない。今の私にとってはそれが不安でもあり、モチベーションの源にもなっている。
話は変わるが以前、気になる会社を見つけた。規模はそれほど大きくはない。
どの求人媒体でも募集していなかったので、ホームページの採用フォームから直接応募してみた。
するとその夜、履歴書と職務経歴書を送ってほしいとのメールが取締役から送られてきた。
早速、メールで応募書類を送ってみたものの、かれこれ二週間ほど音沙汰なし。受領したとの連絡もない。
まあ、ダメなんだろう。
いつもなら、個人情報が詰まった応募書類をメールで送付したにもかかわらず、受領の連絡一つすら寄こさないことにカチンとくるところだが、今はもうどうでもよくなった。
むしろ、情報管理にいい加減な会社であることが分かって良かったと思っている。そんなところはこっちから願い下げだ。
両親のこともあって少しでも早く再就職を決めなければいけない私には、こんな会社に付き合っている時間はないのだ。
それにしても、今はまるで暗いトンネルを一人で歩いているようだ。出口から差し込む光は一向に見えてこない。
ただ、こういう時こそ自分を奮い立たせなければいけない。それに今、私は恵まれた環境にいる。
夜露をしのげる屋根の下で生活することができるし、飯も食べられる。友人もいる。愚痴や不満を吐きだせるブログまである。
まだへこたれるわけにはいかない。
◆真・転職回顧録-離婚編 3/9へ続く
次回:離婚を決めた夫婦の最後の共同作業
>社畜さんへ
「入ったばかりのくせに上から目線で既存組織に徹底的に合わせることもせず、必死で仕事に打ち込むこともせず、職場に冷めては夢をみる青い鳥症候群にかかってるんじゃありませんか?」
「仮にそうした方法で就職できると言っても企業規模は小さい場合がほとんどですから、主さんのプライドが許さないでしょうが…。」
etc..
社畜さん。当事者でもないのに勝手な妄想で状況を補完して困っている人を貶したり必要以上の言葉で上から目線で打擲することは正しいことですか?
一方的に筆者の肩を持つ必要もないですが確かめようのない事実に対しあまりにも単なる印象論から始まる暴言にまみれています。
何が「正直~」なんでしょう?何回「正直」って言いたくなってしまったんでしょう?
それは直視しがたい本質だからではなく単に言うべきではないことをあなたが堪えられないだけです。
そして奥様に対しても大変失礼です。
単に情けなさから見限ったなんて生易しい話では決してない。
「大正解」なんて判を押されて当の本人が喜ぶとでも思いますか?
現実を生き抜くために覚悟をもって決断したわけです。
見ず知らずの人間に対するこれ以上の侮辱がありますか?
持論の正当性を主張するのは結構ですが
最低限の品格とともにポジティブな打開策を希求するものであってほしいと私は思います。
百歩譲ってその主張が正しかったとして、人を傷つけるような言葉は絶対にあってはならない。