今回はパワハラ特集
再就職から数か月経過。
今のところ、なんとか真面目に働いています。
さて、前回、試用期間での解雇について記事をアップしたところ、予想以上の反響がありました。
それに味をしめて、今回はパワハラ特集を実体験に基づいてお伝えしようと思います。
外出要請で退屈な今だからこそ、暇つぶしにでもしていただけたらと思います。
それでは本編スタートです。
パワハラ会社のご紹介
まずは簡単にその時の会社をご紹介。
私がパワハラを受けたのは管理職として再就職を果たした時のことだった。
そして社長から色々なパワハラを受けて退職を決意した。
そもそも、管理職がパワハラを受ける?と意外に思われるかもしれない。
しかし上司だって、そのまた上の上司からすれば部下の一人にすぎない。社長や会長でもない限り、パワハラ被害を被る可能性は十分にある。
私がまさにその被害者だった。
その会社は世間的な知名度は低いものの、業界内では知る人ぞ知るといった存在。
入社試験の最終面接には社長も当然出席していて、主な質疑応答はその社長が行った。
ここで読者の方は、『面接のときにある程度見抜けないのか?』と思う方もいるかもしれない。
しかし、問題人物こそ、面接でその気質を見極めるのは難しい(ただ一つ言えるのは、目が笑っていない笑顔は高確率で危険人物なので要注意!)。
面接時、怒るでもなく笑顔を見せるでもなく、どちらかというと比較的淡々と進められたので、この人物がパワハラ気質の最低人間であることは見抜けなかった。
叱責・パワハラは突然やってくる
叱責やパワハラ行為は突然、自分の身に降りかかってくる。まるで予期せぬ交通事故のように。
私の場合、管理職としてある案件の提案を進めていたときのことだった。
どうやらパワハラ社長はそれが気に入らなかったらしい。
もちろんこの仕事は私の職責として認められているもので、私が行っても何ら不思議ではない。むしろ、私が主導しなければいけないものだ。
しかし、『勝手なことをするな!』と烈火のごとく叱責された。そして、暗に『お前は操り人形でいいのだ』というようなことを言われた。
入社して数週間
その後もことあるごとに叱責と罵倒の繰り返し。時には人格否定もされた。瞬間湯沸かし器という表現がまさにピッタリくる人だった。
気に入らないことがあると、何かの精神疾患でもあるのではないかと思うくらい、怒鳴り散らす。こんな人が本当にいるのかと思うくらいだ。
この状況は絶対におかしいと思って色々と調べてみると、何人もの人が1年足らずで辞めていたことがわかった。
こんな職場にいるといつか精神が壊れてしまうと判断し、退職を決意。
問題は、このパワハラ人間に退職を切り出すタイミングだ。これには大きな勇気が必要だった。
しかし、『こんな最低人間に俺の人生をめちゃくちゃにされてたまるか!』と自分を奮い立たせ、仕事の相談という名目で会議室に誘導し、退職することを告げた。
さて、ここで私と同じような境遇にいる方に伝えたいことがあります。
もし退職を切り出したいのなら腹を括るしかありません!パワハラ人間は穏便に話を進められるような相手じゃありません。
憂鬱で胃が痛くなるような気持ちはよ~く分かります。
でも、せいぜい2~30分くらいの辛抱です。それを乗り越えれば、死にたくなるようなストレスから解放されるのです。
何かあったら頭突きをかましてやるくらいの気持ちでいきましょう!
退職を申し出た時の様子
さて、話は会議室での様子に戻ります。
私が退職の話をすると、彼は意外にも少し大人しくなった。
しかし、それも束の間、『俺のせいじゃないよな?』『お前がこれまで職を転々としてきた理由が分かった』などと責任転嫁をしはじめた。
まあ、これでこの人の本性がよく分かったというものだ。
その二日後、朝いちばんの社内メールで私の退職が周知された。
まだ退職願も出していないのに…
でも考えようによっては、皆に説明する手間が省けたのでよかったのかもしれない。
おそらく社員は、私の退職理由を薄々勘付いてはいると思うけど…
パワハラ被害のなかで、あまり知られていないこと
パワハラ地獄からなんとか生還した私だったが、それとはまた別の苦しみもあった。
それは親族の理解が得られにくいことだ。
当時私は結婚していた。無職であることを悩んでいたなかで、奇跡的に決まった再就職だったのだ。しかしそれをわずか数か月で辞めてしうことに周囲は大反対。
妻はある程度の理解は示してくれたが、『辞めるのなら次を決めてからにしてほしい』と言われてしまった。
しかし、次の転職先が決まるのなんて、いつになるか分からない。その間、このパワハラ地獄に耐えるだけのエネルギーは残っていない。
なので、私は見切り発車的に辞めた。
そんな私を見て、義理の実家からは非難轟々だった。
『みんな辛い思いをして働いている』
『そんな人はどこの会社にもいる』
大体はこんなことを言われる。
今思えば、この退職が離婚の大きな引き金になったと思う。
これはまさにパワハラの二次被害と言ってもいいかもしれない。本当のツラさは本人にしか分からない。周囲には理解してもらえない。
パワハラは本当につらく孤独な戦いです。
しかもその先に希望が全く見えず、周囲からの理解も得られないという最悪の出来事です。
だからこそ、『これ以上、無理』と思ったら、鬱病にかかってしまう前に、退職も含めて環境を変えるべきだと思います。
その後の仕事が決まっていなくても、アルバイトもあるし、少しの間は帰省してもいいと思います。
きっとなんとかなりますよ 🙂
ご自身の健康を何よりも一番に考えてください。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
「何かあったら頭突きをかましてやるくらいの気持ちでいきましょう!」
今回のスマッシュヒットですね。
世代が違うと仕事の悩みは理解されないですよね。
高度経済成長期の”頑張った”と成熟期の”頑張った”の質が違うので
そもそも共通の物差しで話し合いが出来ないんですよね。
電話、タイプライターやカーボン紙で仕事してるのと、Officeアプリケーション
が仕事の基本ツールとなっている現代とはアウトプットやパフォーマンスの価値が
比較しようにもありませんもの。
メールで隣の同僚とコミュニケーション取ったり、見てもらえるかわからないのに
遅刻や欠勤の連絡を済ます、とか気が付けば下の世代に不満が出ちゃうんですけどね。