眠れなくなった
最近、ちょっと困ったことが起きている。
それは眠れなくなってしまったことだ。
今、どういう状態かというと、眠りが極端に浅く、1~2時間位で目が覚めてしまう。
わずかに眠ってはいるが、すぐに目が覚めてしまい、時計を見ると大体3時か4時くらいになっている。
そこからは目をつぶっても全く眠くならないし、その状態でずっといることがなにより苦痛で仕方ない。
そして仕方なく起きてしまうことになる…
以前にも似たようなことがあったものの、すぐに治るだろうとあまり気にも留めていなかったが、こんなことが2週間くらい続くとそろそろ焦りが出始めてきた。
不眠の原因を検証
ハッキリとした原因は分からないが、大体の見当はついていた。きっと、将来の不安と離婚の影響だろう。
おそらく心理的ストレスが溜まっているのだと思う。
就職活動がうまくいっていない自覚はあるので、まあこれは仕方ない。
しかし、離婚については自分のなかで一区切りついたと思っていたが、やはり無意識のうちに精神的ダメージを受けていたのかもしれない。
こんな状態が続くと日常生活にも狂いが出てくる。
支障が出るというほどではないにせよ、十分に睡眠がとれていないので、図書館にいるときなど不意に眠気が襲ってくる。
そんなときは小一時間ほど机に突っ伏して眠るが、その分、夜に眠れなくなってしまう。まさに悪循環…。
しかしよくよく考えると、日中に眠くなるということは、この不眠現象は単に睡眠サイクルが狂っているだけなのでは?
そう考えた私は、日中どんなに眠くなっても我慢して起きていなければならない状況を作ってみることにした。
それはボランティア活動を利用するという作戦だ。
はたして効果は?
私の行っているボランティア活動、それは少年スポーツチームのコーチだ。
結婚で引っ越ししてからは地理的に遠くなってしまったので活動には殆ど関わっていなかった。
しかし、離婚してこの街に戻ってきた今、また昔のように活動を少しづつ再開し始めている。
私が思い付いたのは、この状況をうまく利用して、眠れなかった翌日の練習対応を担当するというものだ。
これなら早起きして練習に出向き、そこから夕方までずっと練習に顔を出さなければならないので、居眠りの時間を強制的に排除することができる。
思い立ったが吉日。
早速、土曜練習の対応を自ら申し出た。これで土曜日の朝から夕方の時間帯は眠ることはできない。
練習前日の金曜日もいつものようにほとんど眠れなかったが、翌日の土曜日は指導のため、当然のように夕方までは眠ることはできなかった。というより眠気自体の存在を忘れていた。
さらに練習後は、私の復帰祝いということでコーチと保護者が歓迎会を開いてくれた。
ちなみに、私が無職バツイチという状態なのはコーチ達に伝えてはいるものの、保護者達はまだ知らない。これを知ったらどんな反応をするだろうか…
さて、その土曜日はこんなスケジュールだったので、帰宅したのは日付を超えていた。
シャワーを浴びて寝床に入ったのは2時くらいだ。
疲労とアルコールの影響もあり、狙いとおりにアッサリと眠りにつくことができた。
翌朝もちゃんと起床することができ、強制的に以前の生活サイクルに戻ることができて、これで一安心。
まあ結局のところ、これまでの睡眠障害は単なる生活の乱れだったようだ。
しかし、油断するとまたリズムが崩れてしまうおそれがある。無職は体が資本なので気を付けなければ…
40代バツイチ無職が見つけた新たな居場所
そんな週末を過ごし、なんとか元の生活リズムに戻すことができたが、マンネリになるとまた不眠になってしまうかもしれない。
そう考えた私は、生活にちょっとしたアクセントを加えるため、いつもの作業環境に変化を付けてみようと考えた。
それまでは主に、喫茶店と図書館が私の居場所としていたので、新たな自習環境を探すことにした。
そこで、まだ利用したことのない自習場所をネットで探していると、面白そうなシェアオフィスを見つけた。
シェアオフィスといえば響きはよいが、つまるところ自習スペースだ。フリーランスなどの個人事業主意外にも、料金さえ支払えば誰でも利用することができる。
残念なのは料金が高いことだ。
しかし私が見つけたところは、その日だけ利用できるドロップインというプランが設けられており、しかも6時間で400円という格安料金。
都内ではここより安いところはまず見当たらないだろう。そのうえ、自宅から徒歩30分という好立地だ。
そう思った私は早速、月曜日に行ってみることにした。
有意義な一日
現地に着くとそこは雑居ビルの5階。エレベーターはなく階段で行かなければいけない。
本当にここで間違いないのかと不安を覚えながらも鉄製の重い扉を開けると、目の前には想像していたよりも狭いL字型のスペースが広がっていた。ネットで見た画像よりもかなり狭く感じる。
部屋の雰囲気から察すると、ここはどうやら会社のオフィスの一画を開放してシェアオフィスとしているようだった。
利用者の隣で社員が普通に仕事をしている光景は実に奇妙なものだ。
お客もあまりいないところを見るとシェアオフィスとしての収益にこだわっているわけではなく、「飲み会の足しにでもなれば」というくらいのスタンスのようだった。
そのうえ、この会社は随分と仕事環境に無頓着なようで、全体的に統一感がなく、ちょっと汚い。なんなら少し独特のニオイがある。
やはり値段なりのクオリティーだ。
しかし、そん適当な感じの運営であるがゆえのメリットもある。
全体的にゆるいので、入退室時間も厳重な管理が行われておらず、利用時間は大体の自己申告でOK。
さらに、小汚いシェアオフィスのうえに宣伝不足なこともあって利用者がほとんどいない。また、紅茶や緑茶なら無料で飲み放題だ。
そして、特筆すべきは23インチのディスプレイを無料で利用することができるということだ!
つまり、ここの利用者はマルチモニターでPC作業できる!これはかなり嬉しい!
色んな事を天秤にかけて総合的に考えると、多少の狭さと汚さを我慢さえすればここはかなりの穴場だ。
結局その日は6時間たっぷりと利用して帰ってきた。なかなか有意義な一日だった。
ここは図書館が休館日のときや気分転換したいときに利用していきたいと思う。
よく考えると、不眠症状の改善がこんなお得なシャアオフィスの発見につながった。
まったく、なにがどこでどう繋がっているか分からない。
※注:今回はたまたま不眠が治ったただけです。私と同じ症状の方は病院で診察を受けてください。
◆真・転職回顧録-再びの就活編 3/27へ続く
次回:40代無職男、久々の面接に臨む!
基本的にコメントは否定的なことをおっしゃってる方のアドバイスの方が筆者には必要なものだと思います。やはり現実的で建設的なものが多いです。
筆者ももういい歳ですし現実の即したやり方を追求したほうが良いと思います。どことなくまだまだできるというような熱い思いが見てとれますが。どうにもならないのが、現実です。
筆者様は嫌かもしれませんがタクシー運転手だったり、そういった仕事であれば十分やっていけるのではないでしょうか?
筆者はやはり、仕事を選べる状況でもないのにえり好みしています。筆者の人柄や能力を評価してくれる企業に出会える、なんて甘い言葉をかけている人もいますが、実際そんな企業も社長もいないということは身に染みてわかっていることでしょう。
不眠症の症状も出ていますし、こだわりは捨てて今あるもので仕事を探していくべきでしょう。どんなに優秀な人だろうと対した経歴もなく40代で転職も複数回の人間を雇い入れる優良企業なんてそうそう無いのですから。
筆者は結局のところ最初の大手企業を辞めたころとあまり変わっていないのではないでしょうか?失敗を認めるのは辛いことですが筆者が人生を甘く見ていたことは事実ですし、そういったことを認めたうえで今就くことのできる仕事に就くべきでしょう。
現実を見てください。