やっと面接が決まった40代無職【真・転職回顧録-再起動編 17/29】

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部屋探しは難航中

狭い部屋から広い家を探すのは楽だが、その逆は難しい。
何かを妥協しなければいけないのだろう。

うまくいかないことばかりのように思えてくる。
しかし、それを乗り越えてこその無職。

だから私は相変わらず、部屋探しと職探しの二刀流を続けている。

こうしてみると、ネガティブなことばかりが身の回りに起きているような気がしているが、そんな私に珍しく良いことがあった。

それは書類選考通過の見込みが高い求人を見つけたことだ。

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こんな私に興味を持ってくれた企業

そもそもこの求人を見つけたのは本当に偶然の出来事。

大した期待もせず、思い付いたキーワードで検索していると、経験にピッタリと当てはまる求人をたまたま見つけることができたのだ。

しかも3件!

ここ最近ではじめての収穫だった。

職種は若干異なるが、それを差し引いても、これまでの仕事を活かせそうなものだ。

この3件は色々な媒体で募集しており、エージェント経由でも転職サイトからも一般応募できそうだったので、どこから応募しようか散々迷った。

Images by Cari Dobbinson Pixabay

企業側からすれば、転職サイトの方が採用コストは安く済む。その反面、サイトからの応募だと、その他大勢に紛れてしまうので書類選考で落とされる可能性が高い。

そんな不安をアドバイザーにも相談したところ、やはりサイトから応募したほうがいいという結論になった。

さっそく応募書類に若干の手直しを加え、満を持して応募ボタンを押し、待つこと一週間。

その結果がついに来た。

結論から言うと、3社のうち2社はダメだった。

募集内容がこれほど経験にマッチしていたにもかかわらず書類選考落ちだったということは、私の年齢と転職回数がネックだったのだろう。

しかし、そんな私でも、残りの一社は会ってみたいと言ってくれた。
このチャンスを逃すことはできない。

私は早速、日程調整に入った。

面接の心構え

なにしろ私は無職だ。

24時間365日、いつでもスケジュールは空いている。日程調整はスムーズに進み、面接は二日後の13時に決定。

当日まではそれほど時間は残されていない。私はその日まで面接対策に全精力を費やした。

まずはその企業のサービス内容を把握し、競合サービスを調査。結構、競合他社は多そうだった。

そうなると面接では、サービスの区別化について聞かれるのではないかと予想した。実際、過去に面接を受けた人の感想をネットで調べると、やはりそんなことを聞かれたらしい。

色々と考えたところ、二、三の改善点を思い付き、それを話のネタにすることにした。

また、妻を面接官役にして模擬面接を繰り返し、大体の対策をたてることはできた。

あとはゆっくりにこやかな表情で話すことを心がければ大丈夫だろう。

いざ、面接!

何回も転職を繰り返してきたおかげで場慣れしているつもりだったが、当日を迎えるとやはり少し緊張する。

約束の時間の15分前に本社に到着し、すぐにトイレで身なりを整えた。

受付のインターホンで面接に来たことを告げると、広い会議室に通され、椅子に座って5分ほど待っていると、3名の面接官がやってきた。

みんな30代半ばとみえる。

簡単なあいさつを交わして、面接がはじまった。

まず最初は自己紹介。

ここで経歴や志望動機を長々と話しても相手が興ざめしてしまうので、2~3分ほどで手短にまとめた。

そして面接は徐々に核心に移っていく。

当初は紋切り型の質問が続くかと思っていたが、実際は考えていたよりもずっとくだけた感じで、主に実務面が中心の内容だった。

先方としては、私が即戦力かどうかを図っていたのかもしれない。

こうした内容は、ある程度の仕事に関する知識がないと、どれだけ準備していたとしてもボロがでてしまう。

幸いにも質問内容は私が長く経験してきた分野だったので、自然な感じで受け答えすることができた。

そして面接も終盤に差し掛かり、事前に予想していた質問内容に話題が移った。

『ボーナス点を稼げそうだ!』と直感した私は、満を持して予め考えていたことを少し時間をかけて話した。

サービスの深い部分に関わる点もまじえて説明したところ、先方はその内容に少し驚いたようだった。

こんなことなら、口頭だけでなく内容を書類にまとめておけばよかった…

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面接の感想

今までの中で最も手応えを感じた面接だった。自分でも達成感がある。

これでダメなら話し過ぎが原因だろう。
それはそれで諦めがつく。

しかし、この記事を書いている時点では面接結果はまだ来ていない。おそらく、今週中に結果が来なければダメだろう。

そうなるとまた職探しは振出しに戻るわけだ。きっと多少は落ち込むだろうが、そうなればまた求人を探しまくるだけだ。

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 ◆真・転職回顧録-再起動編 18/29へ続く
次回:【天国or地獄】40代底辺無職男の一次面接結果

【天国or地獄】40代底辺無職男の一次面接結果【真・転職回顧録-再起動編 18/29】
ついに一次面接の結果が判明した。メールのタイトルは「面接結果のご連絡」。やはりダメだったか...この手のタイトルの付け方は、私の感覚で95%以上の確率で不合格であることが多い。
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『やっと面接が決まった40代無職【真・転職回顧録-再起動編 17/29】』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2018/11/10(土) 22:56:49 ID:80e6271e1 返信

    このブログ見て思ったんだけど。自分は弁護士とか医者とかそういうひとと関わる機会があるんだけど、社会保障が重要だとか自己責任論は間違ってるとか。労働者を守れとか。高級な飯食いながら酒飲んで真面目に話してる訳よ。でも何も変わってない40代さんみたいな人は何も救われない。結局医者や弁護士やら恵まれた環境の奴らが貧困を知らずに、悠々と主張して世の中が動いていく、政府に意見書とか出してね。本当の意味で世の中をよくするのは、そして切実に救いを求めるのは筆者みたいな人だと思うのよ。でもそういう人はそもそも社会を変える側の議論には加われない。断言するけど日本ってのはそもそも統治機構が富裕層のために作られたものだし世界を変えるのも富裕層。そんなんで貧困層や筆者みたいな人が救われるわけはない。あんぱんの記事も見たよ、でもこちとら貧困層についてホテルビュッフェで談笑しながら議論してるんよ……私たちは貧困層を救いたい彼らの気持ちがわかるって言いながらね。そんなんで貧困がなくなるわけないやん、そもそも他人事なんだから。貧困層が団結してもっともっと主張したほうが良い筆者たちは現状の社会においてはすくわれればいい人たちで救われるべきひととは思われてないよ。

    長文だけど最近はそう思う。結局一度落ちた人間なんて、誰も本気で向き合おうとはしてないんだなってね……

    どうにか、這いあがって本当の意味で人並みの生活を実現できるようにと

    • 名前:middle-man 投稿日:2018/11/12(月) 12:44:01 ID:441210d91 返信

      匿名様

      貴重なご意見ありがとうございます。

      匿名様の仰るとおり、私は一度落ちた人間ですが、それは社会政策が原因だとは一度も考えたことがありません。すべては自分の判断誤りが原因です。だからこそ、自分を再生できるのは自分だけであり、政策や業界の提言による救済は補助的なものに過ぎないと思っています。しかし、私のような人を救うための政策や提言を議論してくれているだけで十分ありがたいことです。たとえそれが高級レストランで談笑しながらだとしても。私は社会を変える側の議論にはとうてい加われません。しかしもう一度、自力による生活再建を目指して、自分の足元をしっかり固め直していきたいと思います。
      色々なことを考え直すきっかけとなりました。どうもありがとうございます。

      • 名前:しゅん 投稿日:2019/01/11(金) 19:57:47 ID:cd1589d24 返信

        「すべては自分の判断誤りが原因です。」…これは、客観的に見てもそうではない。
        いろいろな理由が積み重なっている。決して単一の原因に帰着するようなつまらないはなしではない。
        「自分のせい」というのは一見謙虚な姿勢に見えるけど、私からすればただの事実誤認や歪曲であると思う。むしろ限りなく筆者の責任の寄らしむ部分は少ない。
        自然な感情に従って物事を考えることを受け入れるべきだと思う。
        こういうウソは自覚のないうちに蓄積されて心を傷つける。
        こういう言葉を吐く知人が自殺した。

        だから、落ち度を正すことはしても、自分が悪くないことまで無理に背負わないでくださいね。
        単に立場の違う人間は所詮本当の味方にならないという話であって、つらいとか嫌だと思った気持ちは素直に吐き出すべきだと思う。

        自分に都合の良い言葉をかけてくれる人たちで周りを囲むのはダメにしろ、明らかに汚い言葉や見下した発言にまでへりくだる必要はないですよ。
        その分別は素直な感情に従えば自明なはずです。
        むしろ、なんにでも自分に対する箴言だと受け止めて謙虚なふりをしても嫌な気分になって足が止まるばかりで本当に味方になってくれるひとを見つけられなくなりますよ。「優しい言葉はすべて皮肉」と思うようになってしまったり…。

        • 名前:middle-man 投稿日:2019/01/27(日) 20:34:37 ID:98132d99f 返信

          しゅん様

          コメントありがとうございます。
          また、お気遣いいただきありがとうございます。

          「落ち度を正すことはしても、自分が悪くないことまで無理に背負わない」とのしゅん様のコメント、時々私も同じことを考えることがあります。

          今まで、私は責任を全て背負いこもうとしすぎていたのではないかと思います。
          自分一人でどうこうできるわけもないのに、無理しすぎていたのかもしれません。

          特に就職活動では自責OK、他責NGの風潮があります。
          しかし時には「自分ではどうしようもないや。」というバランス感覚でうまくやっていきたいと思います。

          アドバイスありがとうございました!

  2. 名前:匿名 投稿日:2018/11/10(土) 01:50:17 ID:80e6271e1 返信

    まずブログを本気でやるなら自分の顔を出すべきだし、ぼやかした表現はなくして全て事実を伝えたほうが人気出ますよ。自分がもともとどういう業界で働いていたのかも明らかにしたらいいですし、もっと個人的なことを公開したほうが良い。

    それくらいやらないと「得るもの」はない

    • 名前:middle-man 投稿日:2018/11/10(土) 14:56:48 ID:231034c1a 返信

      匿名様

      コメントありがとうございます。

      個人情報を一切明かさない方針でこのブログを運営していますので、顔出しなどの情報公開はちょっとごめんなさい。