部屋探しは難航中
狭い部屋から広い家を探すのは楽だが、その逆は難しい。
何かを妥協しなければいけないのだろう。
うまくいかないことばかりのように思えてくる。
しかし、それを乗り越えてこその無職。
だから私は相変わらず、部屋探しと職探しの二刀流を続けている。
こうしてみると、ネガティブなことばかりが身の回りに起きているような気がしているが、そんな私に珍しく良いことがあった。
それは書類選考通過の見込みが高い求人を見つけたことだ。
こんな私に興味を持ってくれた企業
そもそもこの求人を見つけたのは本当に偶然の出来事。
大した期待もせず、思い付いたキーワードで検索していると、経験にピッタリと当てはまる求人をたまたま見つけることができたのだ。
しかも3件!
ここ最近ではじめての収穫だった。
職種は若干異なるが、それを差し引いても、これまでの仕事を活かせそうなものだ。
この3件は色々な媒体で募集しており、エージェント経由でも転職サイトからも一般応募できそうだったので、どこから応募しようか散々迷った。
企業側からすれば、転職サイトの方が採用コストは安く済む。その反面、サイトからの応募だと、その他大勢に紛れてしまうので書類選考で落とされる可能性が高い。
そんな不安をアドバイザーにも相談したところ、やはりサイトから応募したほうがいいという結論になった。
さっそく応募書類に若干の手直しを加え、満を持して応募ボタンを押し、待つこと一週間。
その結果がついに来た。
結論から言うと、3社のうち2社はダメだった。
募集内容がこれほど経験にマッチしていたにもかかわらず書類選考落ちだったということは、私の年齢と転職回数がネックだったのだろう。
しかし、そんな私でも、残りの一社は会ってみたいと言ってくれた。
このチャンスを逃すことはできない。
私は早速、日程調整に入った。
面接の心構え
なにしろ私は無職だ。
24時間365日、いつでもスケジュールは空いている。日程調整はスムーズに進み、面接は二日後の13時に決定。
当日まではそれほど時間は残されていない。私はその日まで面接対策に全精力を費やした。
まずはその企業のサービス内容を把握し、競合サービスを調査。結構、競合他社は多そうだった。
そうなると面接では、サービスの区別化について聞かれるのではないかと予想した。実際、過去に面接を受けた人の感想をネットで調べると、やはりそんなことを聞かれたらしい。
色々と考えたところ、二、三の改善点を思い付き、それを話のネタにすることにした。
また、妻を面接官役にして模擬面接を繰り返し、大体の対策をたてることはできた。
あとはゆっくりにこやかな表情で話すことを心がければ大丈夫だろう。
いざ、面接!
何回も転職を繰り返してきたおかげで場慣れしているつもりだったが、当日を迎えるとやはり少し緊張する。
約束の時間の15分前に本社に到着し、すぐにトイレで身なりを整えた。
受付のインターホンで面接に来たことを告げると、広い会議室に通され、椅子に座って5分ほど待っていると、3名の面接官がやってきた。
みんな30代半ばとみえる。
簡単なあいさつを交わして、面接がはじまった。
まず最初は自己紹介。
ここで経歴や志望動機を長々と話しても相手が興ざめしてしまうので、2~3分ほどで手短にまとめた。
そして面接は徐々に核心に移っていく。
当初は紋切り型の質問が続くかと思っていたが、実際は考えていたよりもずっとくだけた感じで、主に実務面が中心の内容だった。
先方としては、私が即戦力かどうかを図っていたのかもしれない。
こうした内容は、ある程度の仕事に関する知識がないと、どれだけ準備していたとしてもボロがでてしまう。
幸いにも質問内容は私が長く経験してきた分野だったので、自然な感じで受け答えすることができた。
そして面接も終盤に差し掛かり、事前に予想していた質問内容に話題が移った。
『ボーナス点を稼げそうだ!』と直感した私は、満を持して予め考えていたことを少し時間をかけて話した。
サービスの深い部分に関わる点もまじえて説明したところ、先方はその内容に少し驚いたようだった。
こんなことなら、口頭だけでなく内容を書類にまとめておけばよかった…
面接の感想
今までの中で最も手応えを感じた面接だった。自分でも達成感がある。
これでダメなら話し過ぎが原因だろう。
それはそれで諦めがつく。
しかし、この記事を書いている時点では面接結果はまだ来ていない。おそらく、今週中に結果が来なければダメだろう。
そうなるとまた職探しは振出しに戻るわけだ。きっと多少は落ち込むだろうが、そうなればまた求人を探しまくるだけだ。
◆真・転職回顧録-再起動編 18/29へ続く
次回:【天国or地獄】40代底辺無職男の一次面接結果
このブログ見て思ったんだけど。自分は弁護士とか医者とかそういうひとと関わる機会があるんだけど、社会保障が重要だとか自己責任論は間違ってるとか。労働者を守れとか。高級な飯食いながら酒飲んで真面目に話してる訳よ。でも何も変わってない40代さんみたいな人は何も救われない。結局医者や弁護士やら恵まれた環境の奴らが貧困を知らずに、悠々と主張して世の中が動いていく、政府に意見書とか出してね。本当の意味で世の中をよくするのは、そして切実に救いを求めるのは筆者みたいな人だと思うのよ。でもそういう人はそもそも社会を変える側の議論には加われない。断言するけど日本ってのはそもそも統治機構が富裕層のために作られたものだし世界を変えるのも富裕層。そんなんで貧困層や筆者みたいな人が救われるわけはない。あんぱんの記事も見たよ、でもこちとら貧困層についてホテルビュッフェで談笑しながら議論してるんよ……私たちは貧困層を救いたい彼らの気持ちがわかるって言いながらね。そんなんで貧困がなくなるわけないやん、そもそも他人事なんだから。貧困層が団結してもっともっと主張したほうが良い筆者たちは現状の社会においてはすくわれればいい人たちで救われるべきひととは思われてないよ。
長文だけど最近はそう思う。結局一度落ちた人間なんて、誰も本気で向き合おうとはしてないんだなってね……
どうにか、這いあがって本当の意味で人並みの生活を実現できるようにと