衝撃第二弾!それだけは避けたかったのに…

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精神的ダメージが尾を引いている

Image by Anemone123on Pixabay

これは緊急事態宣言が解除される少し前の話。

事態に収束傾向が見られたため、週に一回の出社が決まった。

私はもはやオフィスよりも自宅でのリモートワークの方が気に入ってしまったため、憂鬱とした気分となっていた。

そこにきての給料減額という非情なお達し。このダブルパンチを喰らって頑張れという方が無茶だと思う。

そして二回目の出勤日がやってきた。

通勤電車の混雑は以前ほどではないものの、確実に人は増えている。緊急事態宣言の少し前まではほぼ座れていたのに全く座れなくなった。

さらには、リモートワークの影響で体が少しなまってきたせいか、電車を降りた段階ですでにグッタリ。

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リモート明けのミーティングにて

疲れた体を引きずるようにしてビルのエレベータに乗り込み、オフィスに入って自席に座る。

電車から降りた段階ですでにグロッキー状態だったが、こうして椅子に座ると不思議なことにシャキっとしてきた。

きっと、職場で仕事をするという緊張感のおかげで体内にアドレナリンが分泌されてきたのかもしれない

この勢いに任せて一日を乗り切ろう。さあ仕事だ。

ところで、サーバー内や紙媒体でのファイルを気軽に見られるというという点では会社の方がやりやすいが、それ以外にここで仕事するメリットは見当たらない気がする。

同じようなコメントは読者様からもいただいたし、同僚もリモートワーク一部解除を嘆いていた。

しかしここは日本。
どんなにリモートが可能だと分かっても緊急事態宣言が終われば、またいつもの日常が戻る。

それが労働生産性が低いと言われているこの国の所以だ。今回の騒動で変わらないのであれば、この先何があっても変わることはないのだろう。

何でもデジタル化すればいいというわけではないが、ハンコ・FAX・過剰なまでのビジネスマナー・客先回りなどなど、非効率さがウリの日本社会だ。

この国が簡単に変わるわけはない。

まあ、日本以外で働いたことないけど…
カッコイイかなと思ってちょっと批判めいたことを言ってみたかっただけです…

さて、話は本題に戻ります。

オフィスでも自宅でもメールは山ほど来る。問い合わせの電話もしょちゅう。

当たり前だが、家と会社で基本的にやることは変わらないし、資料も作らないといけない。

入社数ヶ月の私とはいえ、それなりに忙しいのだ。

そして出社後、とりあえずはミーティングから始まった。チームメンバー各々が業務の進捗や困りごとなどを報告し合う。

Image by Free-Photoson Pixabay

実を言うと、私はいくつかの爆弾案件を抱えている。前任者から引き継いだものだ。さすがにいつまでもこんな状態でいるわけにもいかないので、ミーティングでその相談をしてみた。

その結果は、現状維持。

つまり、まだ何もアクションを起こさなくてよいということになった。

私の経験上、このままだと確実に爆弾は破裂すると考えていたが、それをいくら主張しても結論は変わらなかった。

本当にそれでよいのかとても不安だったが、上司が言うのだから仕方ない。とはいえ、もし予想通りにこれが爆発したら、対応をするのは他ならぬ私だ。

ストレスでまた体調を崩すかもしれない。

まあいいや、そうなったら全てをマネージャーさんに投げてやる!

上司の理解を得るには、時にキレなければならないということをこの会社で学ばせてもらった。

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まさかこんな日が来ようとは…

さて、その日は突然やって来た。

前日の出社が終わり、いつものように自宅で仕事をしていた。

この生活もきっと近いうちに終わるだろう。

『今の生活が名残惜しいな』などと思いながら仕事していると、チャットアイコンの点滅に気付いた。

どうやら私宛にメッセージが届いたようだ。

ちなみに、チャットでメッセージが来るとなぜかドキドキしてしまう。緊急の案件の依頼だったり、上司からの苦言だったりすることが多いからだ。

はっきりいって気が重いが、そうも言っていられない。『誰からだろう?』とメッセージを確認するとそれは新人さんからだった。

入社したばかりの段階でコロナウイルス騒動が発生したので、新人の彼女にとっては大変だろう。

仕事をしたくても何をやればいいのか分からないだろうし、疑問点もたくさんあるはずだ。

それに、資料を見て勉強するのだって限界がある。

そこで、実質的なトレーナーである私が電話やチャットなどで色々とコミュニケーションを図るように努めてきた。

しかし、それで十分なケアができていたかどうかは怪しい。

Image by ijmakion Pixabay

それはさておき、彼女からのこのメッセージもきっと、業務の疑問点に関することなのだろう。

そこには『相談したいことがあるので電話してもいいですか?』と書かれてあった。

さて、今日の質問はなんだろう?私が答えられる範囲のものであればいいのだが…

直後、彼女からの着信があり、最初は世間話でアイスブレイク。

そして話のテーマは本題に移り、彼女は言い出しにくそうに言葉を発した。

『 私、会社を辞めようと思うんです。 』

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『衝撃第二弾!それだけは避けたかったのに…』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2020/06/04(木) 19:05:53 ID:62fbdc7ca 返信

    このブログ、大好きです。僕も、毎日乗り切るのに、必死だけど、なんだかんだ、前向きなmiddlemanさんのブログを読んでると、僕も頑張らなきゃなと思います。これだけ読ませる文章力をお持ちなら、創作小説でも書いてみては、いかがですか?才能が、もったいないです。

    • 名前:middle-man 投稿日:2020/06/04(木) 21:53:35 ID:7c4879a33 返信

      匿名様
      いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

      また、応援のコメントをいただきとても嬉しいです!
      本当にありがたい限りです。その言葉を励みにこれからも淡々と記事をアップしていこうと思います。

      匿名様もきっと十二分に頑張っていらっしゃると思いますので、疲れたときはどうぞ一休みして下さいね。
      そのときには気晴らしにこのブログをのぞいてみてください。

      かなりクセのあるブログですので好き嫌いがはっきり分かれますが、もし機会があれば、周りの方にもこのブログをおススメしていただければ幸いです。

  2. 名前:匿名 投稿日:2020/06/03(水) 20:46:01 ID:eafc7f791 返信

    冒頭笑いました。続きが気になります

    • 名前:middle-man 投稿日:2020/06/03(水) 21:40:14 ID:8c56f1a43 返信

      匿名様
      いつもコメントありがとうございます。

      私が入社する会社は毎回、こんな事件が発生します。
      自分自身が疫病神のような気さえしてきます(笑)

  3. 名前:艶子 投稿日:2020/06/03(水) 14:42:38 ID:65d815956 返信

    お久しぶりです。
    この暑い季節に満員電車で通勤再開…
    ほんと、日本の会社はどうかしてますね。
    コロナも第二波が来ている感があるし、落ち着くまでは在宅勤務を徹底すればいいのに。

    我が社でも、入社してからすぐリモートワークになった新人が数人いたのですが、先月いっぱいで二人も退職してしまいました。
    何をすればよいか分からない状態で在宅勤務は、考える時間があり過ぎて辛かったのかも知れないですね。

    • 名前:middle-man 投稿日:2020/06/03(水) 21:38:27 ID:8c56f1a43 返信

      艶子様
      ご無沙汰しております。
      いつもコメントありがとうございます。

      私もリモートができるならば、可能な範囲でそのまま継続すればいいのにと思う今日この頃です。
      何が何でもオフィスに縛り付ける必要がどこにあるのかよくわかりません。

      それにしても、我が社と同じような状況が艶子さんの会社でも起きていたんですね。
      入社早々に自宅待機なんて気の毒としか言いようがありません。