週に一回の出社、はじまる。
リモートワークが始まってからまだ一ヶ月も経っていないが、もう随分と長い時間が経過した気がする。
そんななか非常なお達しが…
ついに我が社でも、チームごとに週に一回を目途に出社することになったのだ。
この決定にはみんなブーイングだった。
今の快適な労働環境を維持したいと思うのは当然だろう。
たしかに実際に顔を合わせて仕事をすることはなくなったが、その分、チャットなどで頻繁にやり取りしていたし、何かあればウェブカメラでお互いの顔を見ながらオンラインで会話している。
私のような新人であればそれだけでは足りないのかもしれないが、社歴が数年ある人ならば、今の方がストレスなく働けるのだろう。
最近は感染者数は徐々に低下しているが、それでも感染の可能性がゼロではない。そんなときに、わざわざ都内に出かけたい人はいないだろう。
コロナが一段落すれば、リモートワークが可能な職種ではその働き方が大きく変わると思っていたが、そうはいかないのかもしれない。
今回の件で変わらなければ、日本の社会はもう変化できないかも。
背筋が凍るような動画を見た
週一での出勤にガッカリしていた夜、私はなんとなく動画を見ていた。
するとなぜか、ネットカフェ難民のドキュメンタリーがおススメ動画にあがってきた。
『これを見てしまったらモチベーションが一気に低下する!』
しかし、そんな思いとは裏腹に、ついついその動画をタップしてしまった。
それは寝泊りする場所もなく、食べるものもないという予想どおりの内容。見たくないのに見てしまう。
胃がキュッとなるような感覚を覚える。
世の中にこれほど恐ろしい動画はない。幽霊やUFOなんかよりもはるかに現実味があり、契約社員である私も明日は我が身なのだ。
ましてやこのご時世。
戦後最大の大不況がやって来ると言われている。おそらくそれは確実だろう。
そして、同じような内容が少し前にニュースで特集されていたことを思い出した。
今以上に経済状況が悪化すれば、秘密裏に人員整理を検討し始めるとしても不思議ではない。
ちなみに今の月給はとても安い。昇給したとしてもその上げ幅なんてたかが知れいてる。
私一人なら食べていけなくはないが、これからの生活に希望が持てるような年収ではない。
そんなことを考えると、本当に今のままでいいのか、自分の将来がますます不安になる。
寝る前なのに、私はなんてものを見てしまったのだろう…
そんななかのメンバー招集
その晩は動画の内容が頭のなかをグルグルとまわり、なかなか寝付けなかった。
翌日。この日は我がチームの出社日だった。
マスク越しではあるが、久しぶりにメンバーと顔を合わせた。とはいえ、在宅勤務中に何度もオンライン通話していたので、久しぶりという気はあまりしなかった。
とりあえずは一時間ほどチームミーティングを行い、それが終わると会社でお昼を食べることに。
午後からはそのまま会社で仕事をしてもいいし、帰宅して在宅ワークでもいいということになった。
ありがたいことに会社の経費でお弁当を購入してくれていたので、とりあえずはみんなでそれを食べることに。
しかし、よかったのはここまで。
この日を出社日にしたのには、実は別の目的があったのだ。
それはまた次の記事でお伝えしたい。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
うおっ、気になる展開!楽しみにしています。