40代無職バツイチ男、アルバイト最終日の出来事

アルバイトを始めてから約一ヶ月が経過した。

若干のイレギュラー処理はあったものの、基本的には単純作業なので仕事自体は特に難しいものではない。

出社すると、開封アンド仕分けを延々と繰り返す。

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対象物はとんでもない量だったが、せっせと仕事したおかげで、先日遂に作業完了の目途が付いた。

あとは社員のみで終わらせることになり、私は晴れてお役御免となった。

アルバイト最終日

しかし、お役御免とはいっても派遣切りのようなものではない。むしろ、当初の期間よりも一週間ほど延長してくれたうえでの契約満了だった。

おかげで予定より5万円ほど多い収入を得ることができ、とても助かった。

残念だったのは、せっかく仲良くなれた人達とサヨナラしなければならないことだ。

振り返ってみると、この会社は気さくな人たちが多かった。

どこの馬の骨とも分からない怪しさ満載の40代無職な私を暖かく迎え入れてくれたからだ。私が短期離職してしまった営業会社やパワハラ会社とは大違いだ。

なかでもリーダーさんは、一回りも歳上の私に対して一定の敬意を払ってくれながらも気さくに接してくれた。

私もそれに応えるように、ずっと謙虚な姿勢を貫いた。まあ、アルバイトの身分なので当然ではあるが…

こんないい会社なのだから、ここで働かせてもらうようお願いしてみたら?と言う意見もあるかもしれない。

しかし残念ながら、この会社は私の志望業界とは全く異なるので、ここで働くことは考えていない。

ただ、世の中こんな素晴らしい会社が多いのなら、私の現在はきっと違ったものになっていただろうと思う。

お昼の出来事

Image by Pexels on Pixabay

一緒に仕事をしながら世間話をするうちに、私が元SEで最近バツイチになり、今はアルバイトしながら再就職活動中ということを話した。

今思えば、そんな私の素性を伝えてから精神的な距離がグっと縮まった気がする。

多少の気恥ずかしはあるものの、自分の素性をオープンにした方が、より良い人間関係を築けるのかもしれない。

そして最終勤務日の朝、『これでもうこの駅に来ることもないのか』と多少の感慨に浸りながら出勤した。

いつものように椅子に座って作業を行い、気付くとお昼になっていた。

すると、リーダーさんが『middle-manさん、一緒にご飯でもどうですか?』と声を掛けてくれた。

なんと、最終日を迎えた私をランチに誘ってくれたのだ!

普段は節約のため、近くのコンビニで昼食を済ませていた私だが、この時ばかりは喜んでその話に乗ることにした。

ランチメンバーは若手の数人。この年齢構成で道を歩いていれば間違いなく、私が部下を引き連れているように見える。でも、実際は真逆なのだ。

なかなか面白い構図だ。

ワイワイ話しながら向かった先は居酒屋。そこのランチメニューが好評らしい。

ここ最近は誰かとお昼ご飯を一緒にすることは殆どなかったので、料理の美味しさよりも誘ってもらえたことが素直に嬉しかった。

やっぱり人間は、長い間一人でいるとダメになってしまうなあと実感する。

Image by Free-Photos on Pixabay

そして会話の流れで、私がアルバイトするようになった経緯をあらためて話すことになった。

最近、引きこもり中年が増加しているおかげで、私もそうした引きこもり中年の一人として社会復帰のためにアルバイトしていると勘違いしている人もいたからだ。

しかし、私の素性を知った後、『どうりで引きこもりには見えなかったわけだ』と笑っていたが、誤解を解くことができて本当によかった…

とはいえ、社会一般ではそうした見方が多数派だろう。早く内定を獲らねば…

仕事が終わった後の出来事

楽しかったランチタイムはあっという間に終わり、仕事に戻った私。

『あと数時間でこのアルバイトも終わりか~、なんか寂しくなるな』などと思いながらも作業していると、ついに終業時間を迎えた。

道具を片付けて諸々の備品を総務に返却し、身支度を整えた私は、職場のみなさんに挨拶をして会社を出た。

春先なので、夕方でも外はまだ明るい。

ビルを出て数歩、歩いたところで後ろから声を掛けられた。振り返ると、そこにはマネージャーさんが。

この人は前述の作業リーダーさんの上司で、私の事情を知ったうえで色々とよくしてくれた人だ。

『middle-manさん、今日この後、予定はありますか?』

てっきりサシ飲みの誘いかと思った私は、それに付き合うつもりで『はい、特に予定はありません。』と答えた。

すると、『突然ですが課のみんなで送別会をやることになりましたので、ちょっと待っててくださいね』と、まさかの展開!

Image by pixel2013 on Pixabay

たかだか一ヶ月そこらのアルバイト風情に、まさかそこまでやってもらえるとは…。

昼は若手メンバーとランチ、夜は課で送別会。まったく、これほどありがたい話はない。

5分ほど待っていると、10名ほどの社員さんが出てきて、みんなで近場の居酒屋に行くことになった。

どうやらこの会社の人たちは飲み会が好きなようで、ことあるごとに酒の席を設けているらしい。

今回も、どうせならということでこの送別会を企画してくれたようだ。しかも費用は会社持ち。

タダ酒を飲めるということで参加している人もいるようだが、そんなことはどうでもいい。

普段は仕事で接することのなかった人とも色々話すことができ、楽しくて素晴らしい時間を過ごすことができ、宴は3時間ほどでお開きとなった。

アルバイトを終えた感想

送別会が終わり、自宅の最寄り駅に到着した時にはもう23時半を過ぎていた。

駅周辺は比較的大きな繁華街なので、こんな時間でもまだまだ賑やかだ。

私はそんな人込みのなかを歩きながら、今後のことを考えていた。

先行きは依然として不透明。

この一ヶ月ほどは知人の好意でアルバイトにありつくことができたものの、それもこの日で終わってしまった。

結局のところ、再就職を果たさない限りは何をどう考えても状況は好転しない。

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そのためには、企業へのアプローチの仕方を工夫しながら就職活動するのがベストだろうが、一方で、日々の糧を得るためのアルバイトも無視することができない。

就職活動とアルバイト。

私のような無職中年にとっては非常に悩ましい問題だ。

再就職こそが今の問題を全て解決できる唯一の方法であることには間違いない。それならば、就職活動に重きを置きながら生活していくのがベストだろう。

こんなことをもう半年以上、何回も繰り返し考えている。毎回同じ結論になるのは当たり前なのだが、ずっと頭から離れることがない。

そしてこの数日後、私は資格試験を控えていた。これに合格することができれば、就職活動が多少は有利になるはずだ。

アルバイトしながらコツコツと対策をしていたものの、以前よりも明らかに勉強量が減ってしまった。

なんとかここ数日で挽回しなければ!

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コメント

  1. たかたか より:

    アルバイトは短期だったんですね。
    しかし、それだけ環境の良い職場ならもう少し働きたかったところですね。

    無職だと孤独になりがちですが、一ヶ月だけでも良い方々と接することができて、middle-manさんの心も癒されたのではないかと思います。

    早くmiddle-manさんがアルバイト先のような恵まれた環境に再就職できますように!

    • middle-man より:

      たかたか様
      いつもコメントありがとうございます。

      励ましの言葉ありがとうございます。
      前途多難でありますが、がんばります!