無職の引っ越し
もう二週間もブログ更新をさぼってしまった。
無職の私にとってはこれが唯一の仕事だというのに… 理由は色々とある。
まず一つ目は引っ越しのこと。
半年前から色々と状況に変化があったが、やっと細かい内容を詰めることができた。
二つ目は妻とのこと。
長い期間、二人で話し合いを進めていたが、ついに結論に達し、精神的にも肉体的にも疲れてしまっていた。
そこで、この二週間の出来事を今日と明日の記事で報告します。
無職40代男、プレ引っ越しを決意
別居するための引っ越しが決まり、業者の手配と具体的な日程が完了した。
これでもう後戻りできない。
ここから新居までは直線距離にして約40kmほど離れている。
一応都内ではあるが田舎の部類に入る。
新居がある街は、私が新卒入社で上京してきたときに住みはじめたところで、その後も色々と縁のあった場所だ。
知り合いも多く、地元以上にしっくりくる土地だ。 第二の故郷だと思っている。
私はここでまた再起を図る。
そんな感慨に浸りながら荷造り作業していると、棚の奥から色々と貴重品が出てきた。荷物の搬入の際に傷がついてしまう可能性もゼロではない。
そこで私は、引っ越しの数日前にこれらの貴重品を自分で運ぶことにした。
少し早めに新居を利用できるようにしていたのは正解だった。いわばプレ引っ越しだ。
ただ、妻の車で運ぶわけにはいかないない。
そこで、15年愛用してきたママチャリで運び、自転車はそのまま現地に置いておくことにした。
大変そうだが、日ごろの運動不足解消にはいいかもしれない。そしていよいよプレ引っ越しの当日を迎えた。
朝早く起きてリュックに必要なものを詰め、自転車のタイヤの空気も念入りにチェク。準備万端で新居に向かった。
無職40代は多摩川を越える
前カゴに荷物をギッシリと詰め、パンパンに膨らんだリュックを背負った中年が汗をかきながら一生懸命に自転車のペダルを漕ぐ。
みじめなことこのうえないが、今の私にはそんなことを気にする余裕はない。むしろ、朝の新鮮な空気が気持ちいいくらいだ。
スタートからしばらくは平坦な道が続き順調そのものだったが、1時間もするとダラダラとした坂が現れた。
仕方なく自転車を手で押しながら進んでいると、冬場だというのに汗が止まらない。
それでもヒーヒー言いながら自転車を押していると、横を通り過ぎる車の中から物珍しそうに私を見ている小さな子供と目が合った。
なんとなくニッコリしてみたが、どこからどう見ても不審者だ。
そんな悲しい状況も負けずにやっとのことで小高い丘を越えると、今度は目の前に大きな川が出てきた。
多摩川だ。
大きな橋が架かっており、これを超えると新居にぐっと近づくことになる。そんなことを考えていると、これまでの結婚生活や転職での辛いことなどを色々と思い出してしまった。
息も絶え絶えになりながら到着
出発から5時間かけてようやく目的地に到着した。 我ながらよく頑張ったと思う。
当然ながら部屋にはまだ、電気・ガス・水道が通じていないので、荷物を置いた私はすぐに宿泊予定のネットフェに移動した。
シャワーを浴びてすぐに寝たいところだが、応募した会社からメールが来ているのではないかと心配になり、持ってきたPCでメールを確認してみた。
すると見事に書類選考落選のお知らせが!
よりによってこんな日に悲しいお知らせが届くとは…
まるで疫病神にでも憑りつかれているようだ。私は悪い意味でなにか持っているのかもしれない。
落胆したものの、疲れのせいもあってか横になるとすぐに眠ってしまった。
引っ越しが終わりました。今の状況について
プチ引っ越しを終えた数日後、本格的な引っ越しを行った。
その際、ちょっとしたトラブルがあった。
まずは、部屋を引き払う時に発生したトイレの水漏れ。どういうことかというと、配管から水が盛大に噴出したのだ!
どうやらパッキンが老朽化していたようで、業者に温水便座を取り外してもらったときに大惨事になってしまった。
急いで応急処置をしてもらったが、敷金から余分な修繕費を引かれないか心配だ。
次に、新居でのトラブル。
まずテレビが映らない!テレビなんか映らなくても構わないのだが、やはりなんか気持ち悪い。
自分なりにネットで調べてみたところ、ケーブルに問題があるらしいことが分かり、仕方なく電気屋で新品を購入してきた。
そしてテレビだけでなく、洗濯機の設置でも問題が! 本体から出ているパイプが短すぎて排水口に届かなかったのだ。
急いで業者を呼び、必要な対応をしてもらったが出張費や工賃がかかってしまった。
結局、テレビのケーブル購入と洗濯機の設置で約20,000円の臨時出費… 引っ越しは本当にお金がかかる。こんな思いはもうしたくない。
ドタバタ続きだったものの、今はやっと落ち着いて新生活をスタートとしている。
しかし、ハッキリいうとこの部屋は不便だ。
狭い。収納がない。
だが最低限、夜露はしのげるし、今の私にはこれでいいと思っている。
それに、この不便さこそがハングリー精神を養ってくれるものだと思っている。
この状況を楽しむくらいがちょうどいいのかもしれない。
そして今現在の目標は、一刻も早く就職先を決めて仕事が落ち着いてきたところで、ここよりも数段いい部屋に引っ越すことだ。
少なくとも来年は再就職を目標にして日々を過ごしていきたい。
明日は妻との今後のことを投稿したい。
◆真・転職回顧録-離婚編 2/9へ続く
次回:妻と私が出した「離婚」という結論