毎日、不安が尽きない。
天気が悪い日はとくに気分が落ち込む。
『
そんな考えが堂々巡りしてしまう。
こんなことを考えたとしても答えが出ないことはよく分かっている。
でも、どうしても考えてしまう。無職の性だろう…
そんなこととは無関係に時間は容赦なく過ぎていく。焦りが止まらない。
唯一の精神安定剤は、求人への応募だ。
だから日々、再就職に向けて頑張っている。
40代無職の不安
毎日、不安を抱えて過ごしている人はたくさいんいる。
私のように必死で仕事を探している人も皆、同じ気持ちだろう。むしろ、不安のない人はいないはずだ。
そんなとき、不安の解消方法をインターネットで探してみると、お悩み相談系のページが数多くヒットする。
さっそく内容を見てみると、そこには色んな事が書いてある。瞑想だったり、上司との付き合い方だったり、仕事の時短術だったり。
しかし、どれもいまいち心に響かない。
『それができれば悩んだりしないよ』といつも思う。
所詮、気持ちの持ちようなんてそう簡単には変わらないのだろう。
ただ、悩みや愚痴をこのブログに吐き出すと少しは楽になるから不思議だ。やはり、自分の中にため込むことは精神衛生上よくないようだ。
特効薬はあるのか?
はたしてこんな憂鬱な気持ちを吹き飛ばす特効薬はあるのだろうか?
私の場合、それは二つある。
まず一つ目は、挫折した人の経験談を読むことだ。
多額の借金、左遷、クビなどの苦労を重ねながら目標を達成してきた人の経験談を読むとモチベーションが上がる。
二つ目は、身もふたもないが、実際に働くことだ。
これまで何度か再就職に成功したことはあり、そして働き始めると、無職の時の不安を完全に忘れて働いていた。
しかし、どちらも一長一短。
前者の経験談は即効性はあるものの、持続性はない。二~三日もすると効果がなくなる。
後者は即効性はないものの、持続性は抜群。
ただ、万が一、うまくどこかの会社に潜り込めたとしても、また別の悩みが出てくる。
結局、働けば働いたでそんな不安にさいなまれてしまう。つまり、どう転んでも不安は常に付きまとうのだ。
不安と自信喪失の根本
そうだとすれば、働くうえでの不安の原因を多少なりとも軽減させれば、少しは楽になるのかもしれない。
私の不安の原因は自分に自信がないことなのだ。
会社で働くということに自信喪失しているからなのだと思う。
一体、何に対して自信を喪失しているのかというと、人間関係と成果だ。
『人間関係でつまずくんじゃないか』、『求められる結果を出せないんじゃないか』といつも心配している。
普段は恥ずかしくてとても口に出せないが、これが本当の気持ちだ。
そもそも私が自分で仕事を始めようと思ったりしたのは、そのあたりが理由でもある。
そこで仕事がうまくいっている人と私とでは何が決定的に違うのだろうと考えたりするが、答えは見つからずじまい。
最終的には、自分の頭が悪いからなんじゃないかと自己嫌悪してしまう。
一体、自信に満ち溢れ結果を出している人と私ではどこが違うのだろうか。
実際、そうした人達に自信をつけるコツを聞いたことがある。
すると皆、口をそろえてこう答えた。
自信はどこからやってくる?
『そう見えるだけで自信なんかないよ』
謙遜なんかじゃなく、本心からそう言っているように見えた。こうした人たちはきっと、不安な気持ちとうまく付き合っているのだ。
それが長くうまく働き続ける秘訣のような気がした。
どうせ失敗したって命を取られるわけじゃないし、そもそも自分が思うより期待はかけられていない。
クビになったらアルバイトでもすればいい。
ネットもあるし、小銭くらいならそれで稼ぐこともできるだろう。
健康でありさえすれば、最悪、どうとでも生きていける。
その過程でなんとか道は開ける。
『不安は解消しなければならない』という考えは少し生真面目すぎるのかもしれない。
生きていくうえでそれは少し足枷になるようだ。
不安はあって当然で、必ずしも解消できるものではない。
これは持病と同じで、一生付き合っていかなければいけないのだろう。
そんな風に割り切っていかなければいけないのだ。
きっと上述の瞑想などは、深呼吸して気持ちを落ち着かせ、色んな不安とうまく折り合いをつけるための術なのかもしれない。
不安や自信喪失を生真面目に解消する必要などない。
あって当たり前。みんなそうなのだ。
不安とずっと付き合っていくくらいの大らかな気持ちで丁度いいのだ!
◆真・転職回顧録-再起動編 8/29へ続く
次回:40代底辺無職が踏み出したのはとても小さな一歩。