先日、契約社員の面接に行った(【面接に挑戦】40代無職の契約社員面接はうまくいくかを参照)。
結果連絡までには大体一週間ということだったが、今だ何も連絡がない。
非常に不安だ。
同じような職種の仕事がなかなか見つからないだけに、気持が落ち着かない。
テレビでニュースを見ていると、正社員の有効求人倍率は1.0倍を超えているそうだ。
しかし、アルバイトや契約社員の採用でも結果が出ていない私にはその実感がない。
仕事を選ばなければいいのだろうが、先々のことを考えると、そうもいかない。
これからもずっと続けられそうな仕事を選ばなければ本末転倒だ。
その場しのぎで求人に応募するわけにはいかない。
これまではハローワークで仕事を探してきた。
その経験がある人ならわかると思うが、検索をすると確かに大量の求人が画面に表示される。
しかしよく見ると、同じ会社が出している求人が多いことに気付く。
しかも、数年前にも見かけたことのある会社ばかりだ。
政府が発表する有効求人倍率は、このハローワークの求人数を基に算出しているのだろうが、実態とはかけ離れているように思えてしょうがない。
これだけ求人が多いのだから、仕事が決まらないと嘆いている人は努力が足りないと言われるのは心外だ。
求職者側にだって、今後のことを見据えて仕事を選ぶ権利はあるはずだ。
有効求人倍率が高いことだけを殊更に取り上げて報道されると、私のような人間は肩身の狭い思いをすることになる。
たしかに有効求人倍率は、景気の動向を測る目安にはなるだろうがそれ以上のものではない。
将来のことを考えながら求職活動する人たちは相変わらず苦労しているという現状に焦点を当てた報道があってもいいのにと思う。
気分が暗くなったのでチャンネルを変えてみた。
その番組では今話題のレストランを特集しており、休日のお昼時には長蛇の列ができるほどの人気店だそうだ。こだわりの食材を使用し、リーズナブルな値段で食べられるのだという。
気になるその値段は1500円以上だ。
どこのだれが1500円以上のランチをリーズナブルだと感じるのだろう。
たかだか昼食ごときにそんなお金はとても払えない。だからこそ、最近はずっと、妻がつくってくれたオニギリを食べている。
たまにスーパーで買い物をしたとき、甘党の私のために菓子パンや和菓子を買ってきてくれる。
しかしそれはタイムセールで半額になったものばかり。いわゆる見切れ品というやつだ。
一応、妻なりに気を遣ってくれているようで、割引後の赤い値札を剥がして渡してくれるのだが、ちょっと見れば見切れ品であることはすぐわかる。
それがない時は、自作の水ゼリーが私のおやつだ。
これは文字通り、水をゼラチンで固めただけのもので、もちろんこれだけでは味がしないので、砂糖ときなこを振って食べている。
無職生活が始まった当初は随分と情けない気持ちがしたが、今では慣れてしまった。
お金に困るようになると、世間一般の認識と自分の認識にズレが生じることが多い。
どちらの認識が正しいのかは分からないが、劣等感をよく感じる。
面接の結果連絡が遅い時はダメなことが多いのは経験上分かっている。
今回も十中八九、そのパターンだろう・・・。
しかし、この劣等感を消し去るためにも、なんとか契約社員の面接がうまくいってほしい。
だからこそ、もしかして明日あたりに連絡が来るんじゃないかという淡い期待が心のどこかにずっと残っている。
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