無職40代男、離婚後の悲惨な出来事

離婚届提出後、元妻と駅で別れる際、いろんな感情が溢れそうになった。

それを無理やり抑え込んだものの、何とも言えない寂しい思いでいっぱいになった。

帰宅途中の電車の中、いろんな人に目をやっては『この人に離婚歴はあるのだろうか?』などとどうでもいいことばかり考えていた。

スポンサーリンク

やがて最寄り駅に到着したのは夕方。

食欲はほとんどなかったので、途中に寄ったスーパーで適当な菓子パンを一つ買い、それで夕食を済ませた。

コーヒーを飲んで一息つくと何もヤル気が起きず、この日は早々に寝ることにした。

シャワーを浴びてさっぱりしたところで、狭い部屋に布団を敷いて寝床を整えた。本当はベッドが欲しいところだが、それは再就職を果たしてからと決めている。

その日が来るまでは、フローリングの床に薄めの毛布を敷いて寝ている。臥薪嘗胆というやつだ。

しかし布団に潜り込んではみたものの、とても眠れる気はしなかった。無理矢理目をつぶっても昔のことが次々と頭に受かんでくる。

そんな時、LINEのメッセージが入った。

罪悪感でいっぱいになる

こんな時間にメッセージを送ってくるのは友達くらいだろう。

大した用事でもないだろうから返信は明日でもいいかと思ったが、念のために内容を見てみることにした。

スマホを手に取って確認してみると、驚いたことにメッセージの主は元妻だった。

以前なら、夫婦でメッセージをやり取りするのは普通の出来事だったが、離婚した後ではこちらとしても受け取り方が異なってくる。

ドキドキしながらも大体の内容は見当がついていた。きっと彼女も寂しいのだ。

そもそも離婚の話は彼女の強い希望によるものだったが、いざそれが現実のものとなると、やはり平気ではいられなかったのかもしれない。

気になるメッセージの内容はやはり、『ベッドに入ると寂しくて涙が出てくる』というものだった。

今までは隣同士で寝ていたのに、急に一人になってしまったのだからそれは確かにそうだろう。

しかしそんな彼女を責めるつもりは全くない。むしろ、ダメな夫で申し訳なかったと感じているくらいだ。

ただ、向こうもあまり長々とメッセージのやり取りはしてこなかった。結局、たわいもないやり取りを3~4往復くらいしてその日は終わった。

離婚後のこんなやりとりはあまりすべきではない、とも思う。

それは彼女も分かっていたようで、この日以降は同じような連絡はこなかった。だがこれでいいのだ。

特別なことがない限りこちらから連絡することはないが、もし今後も同じような連絡があったら、向こうの気が済むまで付き合うことにした。

離婚のきっかけは紛れもなく私にあるのだから。

無職40代男、寝込む…

元妻とのLINEが終わり、気付くと私は寝ていた。

翌朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めたが、なぜだかボーっとしていて頭があまりスッキリしない。

おそらく、人生の一大イベントが終わったからだろうとタカをくくり、いつものようにハローワークと図書館に出かけてルーチンワークをこなす。

帰宅したのは夕方を過ぎた頃だった。

しかし倦怠感がどうにも取れないし、全体的に熱っぽい気がする。

そこで体温計で計ってみるとなんと39度。こんな高熱を出すのは一人暮らしを始めてから初めての経験だ。

何かの間違いではないかと思い再度測りなおしても結果は同じだった。

そういえばずっと食欲がない。

それに加えてお風呂やシャワーが億劫で仕方なかった。私はどんなにめんどくさくても入浴は欠かさない性分なのに。

きっと早めに寝れば気も晴れるだろう治るだろうと思い、そのまますぐに就寝。すると、昨日の寝苦しさが嘘のようにすぐに眠ることができた。

そして翌朝。10時くらいに目が覚めた。

あらためて体温を測ってみるとまたしても39度。熱の引く気配は一向にない。

吐き気や下痢などの症状はないが、腰と背中が異常に痛くて寝苦しい。かといって起きているのも辛い。

もしやと思ってスマホで調べてみると、インフルエンザの症状にぴったりとあてはまる。

きっと電車でウイルスをもらってきてしまったのだ。

精神的に弱って抵抗力が落ちたところにドンピシャで感染してしまったに違いない。まさに弱り目に祟り目。

とりあえずの水分補給と、効果があるかどうか分からないが市販の風邪薬を飲み再び横になった。

前日の晩から数えると12時間は寝ているし昼前なので本来ならとても眠れるわけはないが、体調を崩していることと風邪薬の影響でアッサリと眠りに落ちた。

結局、そこから翌日の夕方まで一回も起きることなく眠った。

目が覚めると、すこし頭が軽くなった気がする。熱を測ってみると38度5分。依然として高熱が出ており、背中と腰の痛みもひく気配がない。

再度、水分補給してまた就寝。起床したのはさらに翌日の夕方。やっと平熱に戻った。

体調が戻ってから

都合、三日ほど寝込んでいたことになる。何とも情けない話だ。

以前なら妻に色々と救援物資を買ってきてもらったところだが、悲しいかなバツイチの身ではそうもいかない。

しんどいだの苦しいだの言う相手もおらず、ただひたすら体調が回復するのを待って寝込んでいた。

この間、何も口にしていなかったので体重を量ってみると3キロほど痩せていた。髭もだいぶ伸びていた。なんともみすぼらしい中年男の姿が鏡に映っていた。

これが無職中年独身の悲しい現実だ。離婚早々、それを思い知らされた気がする。

色んな意味で残念な私だが、とりあえず体力を回復させるためにゼリーとスポーツドリンクを買いにコンビニへ向かうことにした。

ウイルスはほぼ大概に排出されたようなので外出してもOKだろう。

その日の晩

しばらく安静にしていたのとお腹に食べ物を入れたことで8割方くらいは回復できた。

寝すぎたせいで頭がまだクラクラするが、今の状態ならば起きて少しずつ日常生活に慣らしていった方がよいと判断。

そこで、いつもの資格試験勉強に取り組むことにした。

病み上がりということもあり勉強は少しお休みしたいところだが、なにせ本番はこの二日後なのだ。

インフルエンザにかかる前までに準備はほとんど終わらせていたのが不幸中の幸いだったが、できることは全てやってから試験に臨みたかったので、ここで気を緩めるわけにはいかなかった。

参考書を開くと見慣れたところばかりだ。問題集の答えまで覚えてしまっている。

ハッキリ言ってやり尽くした感があってつまらないが、これをやりきらなければ今後の展望が開けてこない。

そして一通りの勉強を終え、本試験にそなえて体調を整えるため、もう一度風邪薬を飲んで床に就いた。

受験料を無駄にしないためにもなんとしても一発合格せねば。

それにしても私はなんてタイミングが悪いんだ。後々、これが笑い話になる日が来ればよいのだが…
===========

スポンサーリンク
気晴らしに、こちらもどうですか?

そんな私の転職失敗談はこのリンクからどうぞ☟☟

40代無職男は再就職できるのか?絶望的な転落人生【転職回顧録-序章1/1】
全てが嫌になり会社を辞めて無職になった。そんな男は果たして再就職できるのか?数々の転職失敗談と現在を記した男の記録。
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. しゅん より:

    いつも拝見しております。
    このブログを励みに自分も転職活動を続けていたところ、なんと先日無事就職先を見つけることが出来ました!

    何の因果か、理不尽な理由で転々としてきた身からするとその生活はとても孤独なものであり、耐え難いものであることはよくわかります。自分の身に降りかかった災難そのものよりも、その避けられぬ状態であるにも関わらず周囲の無理解や叱責に対する己の罪悪感や無力感がもっとも堪えました。

    そんなとき一番大切だなと思ったことは、ありのままを受け入れ自分に素直になることです。嫌なことは嫌だし、仕事をやめたくてやめたわけでも転々としたわけでもない。仕方なくそうなったことについて自分を疑ってもエネルギーを失うだけです。
    それについて批難するものたちに変に謙虚になって恭しくする必要は、振り返ってみると全くなかったし、むしろそうした環境や人間を自分の裡から徹底的に排除していくことが近道でした。自分を大切にしたり親切にしてくれない人は、どんなに正しい批判を言っているように聞こえてもやっぱり味方にはなりませんでした。

    そしてもし能力や資質から求職するなら、やはり「今まで自分が長くやってきたこと」を元に判断するのが一番良いです。素直になれば、結局それを望んでいるはずです。変に全くやったことのないこと、手近なこと、一般的に過酷であると知られていることはたとえ就職したとしても先がありません。
    筆者さまは基本的な事務スキルと教育関係の知識をお持ちなので、ぶれずに今の方向で頑張っていくべきです。

    また意外と盲点なのは「長くやってきたこと」を自分の人生一つだけで判断しないことです。筆者さまの家柄はどんなものですか?ご先祖の方々はどのような稼業の方々でしたか?
    血の持つ力は大きいです。人生数代分の秘められた力があなたの身には宿っているのです。全く未経験でも、そちらの方向から探ることもおすすめします。
    実はこの度の私の転職成功はこのパターンでした。

    最後に、奥さまに関しては外から申し上げられることはありませんが…「本当はどうしたかったか」という気持ちは、もうお互いお分かりのはずです。
    本当の気持ちについては素直になるべきです。
    しかしその上で、自分の新しい目標として今は脇に置いて黙々と頑張るだけ、それでよいのではないのでしょうか?

    筆者さまの活躍をいつもお祈りしております!

    • middle-man より:

      しゅん様

      いつもコメントありがとうございます。
      そして内定、おめでとうございます!

      このブログで読者様の喜びの声をきけるなんて、たいへん光栄です。
      私もそれに続きたいものです。

      しゅん様の『「今まで自分が長くやってきたこと」を元に判断するのが一番良い』とのアドバイス、今の私にとってこれほど勇気づけられるものはありません。
      これを基本方針として掲げ、淡々と、そして粛々とやっていきたいと思います。

      ちなみに私のご先祖様は古く遡るとお百姓さん、そして祖父は草履の職人だったそうです。
      祖父は私が生まれる前に他界してしまったので会ったことはありませんが、その形見の一部を父から分けてもらいました。

      お守り代わりとして今も部屋に飾っており、「ご利益があればいいのになぁ」と思っているところです。

  2. akito より:

    はじめてコメントさせていただきます。
    akitoと申します(_ _)

    2日前にmiddle-manさんのこのブログを見つけ、転職回顧録シリーズ含めほとんどの記事を拝見いたしました。

    記事を読んで率直に「middle-manさんのような方が何故無職なのか」と疑問に思いました。
    世の中、適当に生きている人は多いと私は感じます。
    middle-manさんは一貫したキャリアを積んで来なかったことが現在に至る要因の1つとお考えかと思います。
    でも、そんな人は周りにゴロゴロいるし、むしろmiddle-manさんは真剣に人生について考えられている印象を私は持ちましたし、記事を拝見する限り、Excel等の基本的なデスクワークのスキルは高い気がします。※私がExcelあまり得意ではないので認識に誤りがあるかもしれませんが。

    年齢と転職回数でその人を判断する世の中に対しておかしいなと感じますし、middle-manさんのように頑張っている方が報われる世の中になってほしいと思い、コメントさせていただきました。

    資格試験、いい結果が出ることを願っております。

    • middle-man より:

      akito様

      コメントありがとうございます。
      また、記事をご覧いただきどうもありがとうございました。

      応援のコメント、大変励みになります。
      なかなか再就職に結びつかないのは、私のアピール不足、会社との相性など色んな要素が絡んでいるように思います。

      しかし、嘆いているだけでは前に進めないので、年齢や転職回数など不利な状況を跳ね返すような逞しい人間でありたいです。

      これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  3. 自由人 より:

    はじめまして。いつもブログ拝見させていただいてます。

    私は46歳既婚ですが、来月末約12年勤めた会社を自主退職します。
    退職理由は仕事への適性と人間関係で、ここ1年ぐらい悩んでいたのですが、最終的には妻の後押しで退職に踏み切りました。

    普通は貴方の奥様同様配偶者が引き留めると思うのですが、私の妻は転職歴が多く理解がある?のと、自宅が持ち家&子供がいないので、むしろ妻からは「何でそんなに嫌なのに辞めないの!?」と叱責されたぐらいです。

    おかげで来月からは夫婦揃ってフリーターですが、今はとても晴々とした気持ちで開放感でいっぱいです。
    正社員は魅力的ですが、今の日本は仕事さえ選ばなければどうにか生きていけるし、肝心なのは自分らしく楽しく生きていく事だと思います。

    私なんかの意見は参考にならないと思いますが、発想の転換も有りなのではないでしょうか。
    何はともあれ、これから大変な時期だと思いますが頑張ってください。
    これからもブログを通じて応援してますよ。

    • middle-man より:

      自由人様

      心がホッとするようなコメントありがとうございます。

      奥様はきっと、自由人様が長い間苦しんでおられる姿を間近でご覧になってご心配なさっていたのではないでしょうか。
      お仕事お疲れさまでした。
      少しの間、ノンビリと休養してくださいね。

      「肝心なのは自分らしく楽しく生きていく事」についてはまさに同感です。
      私もその考えが根底にあるので、仕事を若干選びながらも就職活動をしているところです。
      そのせいもあってコメントでご批判をいただくこともありますが、これだけはブレない方針にしています。

      しかし、必ずしもうまくいくとは考えていません。
      もしそれが叶わない時が来たら、「仕事さえ選ばなければどうにか生きていける」を胸に自己責任で頑張っていこうと思います。
      バツイチの独身男性一人なら、どうとでも生きていけます。

      とはいえ、そんなことにはならないよう、このブログでいい報告ができればと思います。

      これからも当ブログをよろしくお願いいたします。

  4. 匿名 より:

    正直、今回の記事を見て離婚をする意味があったのか疑問に感じました。
    奥様は筆者の人柄を好きになられている部分もあるようですし、ラインの件をみても奥様自身離婚した場合のメリットがあるとも思えません。別に結婚は両者が愛し合っている証明などではないのですからこれまで通り、「家族」といえる共同体を保ったままで生活していっても何も不都合が無いように思えますが。

    筆者も真面目に生活されてますし……厳しく言えば離婚して別々で生活をして何か新しい者が見えてくるのでしょうか?一緒に生活していってもいいのではないでしょうか?仕事が長続きしないことが決定的な理由なのかもしれませんが、それは特殊な事情によるもので、今の事実にしかすぎないでしょう。

    子供を育てるという選択肢もないでしょうし、奥様からすればダメな男とは一緒に住めないということでしょうが、それはいったところで、状況が好転するのかという気もします。

    もう少し話し合うべきだったような気もします。

    • middle-man より:

      匿名様

      コメントありがとうございます。

      仰るとおり、彼女にとって離婚したメリットはないのかもしれません。
      しかし、実は離婚の理由は他にもあり、私が知らないだけなのかもしれません。

      ただ、離婚が成立した今となってはこれ以上、離婚の意味を振り返ることに意味はないと考えています。半年以上もかけて二人で出した結論なので、真摯に受け止めたいと思います。

      いまはただ、社会復帰を目指すのみです!