今年も残すところあとわずか。
こんな無職の40代中年男の記事をご覧いただいた方、本当にありがとうございました(ブログはまだ続きます)。
皆様あってのブログだということを毎日痛感しています。
それにしてもこの一年を振り返るってみると、本当に色々なことがあった。
でも、なんとかなった!
私と同じような苦境に陥っている人、あがいていれば、なんとかなりますよ!
確か去年の今頃の私は、妻と離婚の合意に至り、離婚届を役所に提出する日を決めていた。
その後、私は今住んでいる築40年のボロマンションに逃げるようにして引っ越してきた。
良くも悪くも、人生って本当にどうなるか分からないものだ。
さて、本題に戻り、ここまで皆さんにお伝えしている私の就職活動はこんな感じ。
- 食品会社(内定)
- ドイツの外資系(結果待ち、手応えあり)
こんな40歳オーバーのおっさんが内定を獲れたのは、ミラクル以外の何物でもない。
これってどういうこと?
奇跡的に獲得できた内定だが、送られてきた内定通知書の内容には私を悩ませる点が記載されていた。
はたしてそれはどんな内容なのか。ことの経緯を細かく説明したい。
前回の記事(ついに…待ちに待った連絡)では、本社まで行って労働条件の話をすり合わせに行った様子を書いた。ただそれは、あくまで給与や労働時間などを口頭で確認しただけ。
口約束だけでは信用できないので労働契約書の交付を求めたところ、メールで後日送付すると告げられた。当然といえば当然だ。
その時は特に何も考えず、『はい、わかりました』と答えて、その日は終わった。
そしてこの二日後、私のもとに送られてきた労働契約書には、契約社員として雇用する旨が書かれていた!
もちろん、給与などの条件は二日前に口頭で確認した内容どおり。しかし、肝心の雇用形態が契約社員であれば話はまた変わってくる。
たしかに、条件確認の場では正社員雇用という明確な言及はなかった。しかし、正社員募集の求人に内定が出たのだから私は当然、正社員での入社という認識だった。
これはしごく当然の解釈だと思う。
しかし、私が手にした労働契約書には契約社員の文字がハッキリと記載されている。
これでは話が全く違うではないか!
私はすぐさま、ハローワークの職員に相談しに行った。
そして職員から言われたのは、『求職者様の求めがあれば会社に指導しますが、正社員としての内定に切り替えさせる強制力はないんです』
その言葉にガックリきた。
また仮に、私が会社への指導をハローワークに依頼したとして、それを要求したのが私であることは会社側にバレバレだ。
そうすれば、おそらく、この内定は取り消しになる可能性がある。
それに、ハローワークからの指導によって正社員としての内定になったとしても、その後の社内での居心地はすこぶる悪いだろう。
しごく真っ当な主張をしている私がなぜこんなに不利な立場に置かれるのか、理不尽さを感じる。
そういったことを考えて、この件には何もアクションを起こさないことにした。
まさに泣き寝入り。本当に悔しい。
その一方、せっかくのチャンスなのだから、こんなことで選り好みすべきではないという思いもある。
内定を承諾するか?辞退するか?
どちらを選択するにしても、会社への不信感は募る。
やっと内定が取れたと思ったのに、まさか、こんなどんでん返しが待っていようとは。私はどこまでも持っていない男だ。
ネットで調べてみると、こういうケースはそこそこあるようだ。
こうした会社側の態度は、立場の弱い求職者を足下に見た不誠実な態度だと思うのだが、皆さんはどうお考えだろうか?
とはいえ、内定承諾か辞退かをの結論を早急に出す必要はなかった。
なぜなら、ドイツ企業の結果を待ってから身の振り方を考えればよいからだ。
承諾までの猶予期間を少し長めにとってもらっておいてよかった。
それだけに先方からの合否の結果がはやく来てほしい。
ドイツ系企業の場合
その三日後。
アルバイトの昼休みのときの出来事だ。
いつものように自席でメールチェックをしていると、遂に待ちに待った返事が来ていた!メールにはなにやらファイルが添付されている。
恐る恐るそれを開いてみると、英語で書かれた労働契約書だ。
そこには色々と書かれていたが、内定であることは私にも理解できた。
しかしよく読むと、1年間の有期雇用契約と書かれているではないか。
ん?あれ?
このシチュエーションはつい最近と全く同じだ。
つまり、またしても契約社員としての内定だったようだ。
これほど意気消沈したのは久々だ。よりによって二社ともこんな結末を迎えるなんて・・・こんなことってあるのか?
食品会社の件からすると、ハローワークに相談したところで有効な手段がありそうもない。
そこで、それぞれの会社の担当者に電話で確認してみることにした。
私はどちらを選んだか・・・
まずは食品会社へ、その後、ドイツ系会社に電凸し、その結果、両者から同じようなことを告げられた。
それは、『転職歴の多さに若干の懸念がある。まずは契約社員として働いてもらい、働きぶりを見てから正社員に切り替えたい。人材として興味があるので、それらを考慮して内定を出した』とのことだった。
ここにきて、またしても転職回数の壁が私に立ちはだかる。これはもうどうしようもないことなのだろう。
その後、私はハローワークや転職エージェントに相談してみたものの、結局のところ『チャンスだからこれを蹴るのはもったいない。興味のある方を選んでみては?』との結論に至る。
まあそれはそうか。
はたして私はどうするべきか。内定を蹴るか。承諾するとしてもどちらを選ぶか。
一日、悩んだ。
そして私は食品会社を選んだ。
面接でのやり取りを考えると、私の語学力では、ビジネスレベルの英語を駆使しながら仕事をこなせるとは到底思えなかったからだ。
それを考えると、この年齢からいきなり外資に行くのはかなりチャレンジングに思える。
そして署名した内定承諾書を食品会社に郵送し、先方にはメールでその旨を伝えた。
これはこれでよかったのかもしれない。
とはいえ、内定がゴールではない。
こんな私が本当に仕事をこなしていくことができるのか。まったくもって不安しかない。
もしかしていざ働いてみたら、職場環境やその他の色んな事が自分と合わないかもしれない。いつものようにまた辞めてしまうのかもしれない。
ただ、そうなったらその時だ。
もう二度と社員として働くことはできないだろうが、なんとでもなる。バイトのつてがないわけでもないし、一人だけなら何とか食っていける。
むしろ、ブログのネタが増えるだけだ。
ここまで来ると、もう開き直りの境地。
しかし、今回の再就職にあたって私が感じことは一つ。
再就職したくても、なかなかうまくいかない人はたくさんいる。
しかし、40歳を過ぎても頑張り次第でなんとかなる!
時間はかかるかもしれないが、なんとかなる!
◆真・転職回顧録-再びの就活編 27/27最終回へ続く
次回:40代無職中年男性、契約社員を受け入れる。これが底辺の悲しい現実。
飛躍の年となることをお祈りしております!!