元無職・40代中年新入社員による新人教育
私は今、新人トレーナーとカスタマーサポートを兼任している。
人員が不足しているため、入社数か月の私がやらなければいけない。いわば苦肉の策だ。
そんななか、私自身も本来の仕事のトレーニングを受ている。ちょっとした隙間時間に自主的に書類を読み込んだり、先輩社員に同行したり。
その一方、私が新人に教育を行う際は、後輩と一緒にPCを操作しながら進めている。
『どんなときになにをどう使うのか』
そんなことをテーマに教育を行っている。
だが、1回や2回では覚えられないというのは織り込み済み。逆質問やテスト形式のレクチャーを繰り返している。
本来ならトレーナー手当を欲しいところだが、小さな会社ではそうもいかないのが残念なところだ。
カスタマーサポートについて
しかし、そればかりに集中してもいられない。
もう一つの仕事でもあるカスタマーサポートも担当しているからだ。なかなか忙しい毎日ではある。
電話やメールでの問い合わせがひっきりなしに私に寄せられる。
とくに午前中はこの仕事で手いっぱいの状態だ。
新入社員の彼女が実力をつけてきたら、私と一緒にこの仕事を担当することになるのだろう。
この忙しさはそれまでの辛抱だ、と思いたい…
それにしても、サポート窓口には色々な人が連絡してくる。
なかでも私が手を焼いているのが質問魔だ。
商品についての質問ならまだしも、一般的な内容や会社のサービスとは関係のない業界全般の動向などを何度もメールしてくる。少しはググってほしいところだ。
そういう人に限って、一回で5つも6つも質問してくる。図々しいというかなんというか…公共の相談窓口かなにかと勘違いしているのかもしれない。
そんな場合、真面目にメールで回答していると時間が足りないので、電話で簡単に済ませてしまうことが多い。
上司からは『お金にならないから時間をかけないでね』などと言われているのだが、具体的な策は何一つ言わない。
どうやら、誰にでもできる簡単な仕事とでも思っているふしがある。
仕事として対応しなければいけないのは間違いないのだから、簡単に言わないでほしいと思う今日この頃。
本来の仕事について
そして本来の仕事とは、お客さんのところにいって現状をヒアリングし、その内容にあわせて社内で色々とチューニングするというもの。
一言で表現できないのが悲しいが、どちらかというとフィールドエンジニアに近いのかもしれない。
それにしてもこの仕事、結構難しい。
色々なツールの操作や報告を数多くしなければならないので、まず仕事の全体像を把握するのが大変だ。
そのたびに色々と先輩に質問しながら仕事を進めているが、いまいち把握できないことが多い。年齢のせいか、脳ミソのメモリーが減してきているのかもしれない。
まず、重要 or 重要でないことの区別がつかない。
これはきっと、木を見て森を見ずのように仕事の全体像を掴めていないことが原因だと思う。メモは取ってはいるものの、メモしたことを忘れてしまう。
もしかして老化が始まっているのか?
元無職・40代の中年男、客先でアタフタする。
そんな不安な毎日を過ごすなか、お客さんのところへヒアリングに行ってきた。
もちろん、私一人では無理なので先輩社員と一緒だ。
ちなみに、本格的に本来の仕事に取り組み始めたのは今年の1月下旬くらいから。
まだ日が浅いものの、小さな会社でそんな言い訳は許されない。個人的には疑問も残るがこれも仕方ない。
当然、事前に準備していたものの、当日が近づくにつれて緊張と不安が徐々に高まってくる。豆腐メンタルである私の精神はとてもナーバスになっていた。
前日はほぼ徹夜で資料の読み込んだ。しかし、それが有効なのか自分でも分からない。
とにかく何かしないと不安で仕方なかったのだ。
そんなこんなで迎えた当日。
直行だったので、訪問先の最寄り駅で先輩と待ち合わせた。
近くの喫茶店で簡単な打ち合わせをしていざ出陣。
時間になって緊張したままヒアリングを開始したが、やってみると全くうまくいかない。
頭が真っ白というわけではなかったが、緊張のあまりにヒアリング内容や順番が無茶苦茶になってしまい、お客さんもさぞ困惑したことだろう。
ごめんなさい…
必要なことを漏れなく聞き取れることができたかどうかは全く自信がない。
先輩社員がいたから事なきを得たが、自己評価としてはボロボロだ。
同じような仕事は以前もやっていた。そのときは比較的短期間でモノになったのだが、会社が違うだけでこうもうまくいかなくなるとは。
もとから自信があったわけではないけれど、自分の実力になさにとても落ち込んでいる。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
本当に日々お疲れ様です。
筆者の頑張りにはいつも脱帽です。
コロナの影響で我が社も
仕事が激減し不安ばかりですが、
お互い頑張りましょうね。