TOEICの勉強
この日は朝から本屋をめぐり、そのまま図書館に行く予定だった。
幸運なことに、たまたま立ち寄ってブックオフで目当ての本を見つけたので即購入。定価の半額以下で手に入れることができた。
ゴールデンウィークが明けたこともあって図書館は空いており、窓際の席を確保できた。
今私は、技術系の資格とTOEICの2つに取り組んでいて、図書館ではこのTOEICを中心に勉強している。
文法問題を中心に毎日4~5時間くらい勉強しており、大分理解も進んできた。
ちょっと難しめの問題集を購入してみた
さて、この図書館には私も含めて何人かの常連さんがいる。
無職なのか退職してやることがないのか、見た目の年齢からはどちらか不明だが、おそらくは60代半ばくらいと思われる男性が多い。
その中にちょっと困ったおじさんがいる。というのも、いびきがうるさいのだ。
彼はいつも新聞を読んでいるのだが、そのうち眠くなって机に突っ伏して寝ている、そして、本人は気付いていないかもしれないが、毎回いびきをかいている。
大変迷惑なのだが、『この人も何らかの事情で家に居づらいのだろう』と考えるようにすると、不思議なことにあまり気にならなくなった。
こんな妄想で気を静めている私もいかがなものかと思うが、イライラして何も手につかなくなるよりはいい。
この日もいびきをBGMにしながら文法問題を解いていた。今取り組んでいる問題集はこれでもう3週目に差し掛かった。
著者によると、この問題集は本試験よりも意図的に難しく作っているそうだ。実際に解いてみると確かに難しいと感じる。
当然のように最初は全く解けなかったが、解説を読んでいるうちに高校時代に学んだ文法を思い出してきた。そこからはなんとなく要領が掴めてきたので、今は順調に解き進めている。
そして前回受けたときよりも確実に実力が上がっているのを実感している。これで語彙力がさらにアップすれば、スコアのさらなる上積みが期待できそうだ。
40代無職男、急いで家に戻る
区切りがよいところで時計を見ると13時過ぎになっていた。
休憩がてら図書館の周りをグルっと散歩した後、席に戻って再び勉強を再開していると、ある大切なことを思い出した。
『あ!今日はTOEICの結果発表だ!』
そう、この日は先日受験したTOEICの結果がネットで発表される日だった。
現在のスコアを確認することで自分の立ち位置を知ることができるし、それによって今後の計画も多少異なってくる。
また単純に、自分が何点取れたか気になってしょうがない。いてもたってもいられなくなった私は、席に荷物を置いたままいったん家に戻ることにした。
図書館から自宅までは1kmくらいの距離なので、こういうときは非常に助かる。はやる気持ちを抑えながら自宅に戻り、すぐにPCを立ち上げた。
TOEIC公式サイトにログインしてさっそくスコアを確認してみると画面には驚きの結果が!
結果を公開
それでは読者の皆さま、私のTOEICスコアを公開します。
↓
↓
↓
結果は、470点 !!
なんとも衝撃的なスコア(傷つくのでどうかバカにしないでください 😥 )…。
いや~、参った。
平均が520~530点というから、それを大幅に下回っている。
『だめだ、腐ってやがる!』
TVアニメのナウシカのなかで、卵から巨神兵が孵化するシーンにこんなセリフがあったことを思い出した。そう、私の英語力は完全に腐っていた…。
英語にはちょっとだけ自信があったのだが、それどころかむしろ、世間一般の人より英語力が低いと宣告されてしまった。
この結果を真摯に受け止めねば…。
ただ、よくよく考えてみると、別の資格試験勉強(結果はまだ不明)で手一杯だったので、今回のTOEICは勉強ができずじまいのままだった。当然と言えば当然の成績なのかもしれない。
とはいえ、もし、もう一つの資格試験の結果がダメだったら目も当てられない。合格していれば少しは浮かばれるのだが…
悲惨なスコアにガックリと肩を落として図書館に戻る私だった。
でも、その日のうちにはもう
図書館から帰宅したのは19時くらいだった。
数時間前にはガックリしていた私だったが、実はこの時にはもう気持ちは切り替わっていた。自分でもなぜかは分からないが、不思議なほどに平常心を取り戻していた。
もしかしたら、あまり悔しくないということは、それほど熱心に取り組んでいなかったということなのかもしれない。
そして、次のTOEIC本番まではあと一ヶ月もない。
現状がこれなので、次の試験は600点を目標にしたい。そして、少なくとも500点は取らなければお話にならない。
そこで、今後の取り組み方について考えてみた。
実は、今回の結果が分かる前からすでに教材などに5,000円くらいの投資をして、それらを使った勉強に取り組んでいる。
具体的には、ゴールデンウィークが始まる少し前から、短文穴埋め問題であるPart 5(文法のパート)を中心に勉強を進めている。自分にとって取り組みやすい分野からはじめようと思ったからだ。
そして今回、400点台ということが分かったので、この方針はそのまま継続していこうと思う。
そもそも私のレベルは戦略云々を検討する段階ではなく、どこもまんべんなく苦手ということだ。そんな私には、やりやすいところから始めるくらいがちょうどいい。
まあ、いい教訓というか経験になった。雨降って地固まるとも言うし。
進度も順調なので、次はもっといい結果になるはずだ。というか、そうしなければいけない。
さて、40代無職バツイチ男はまた明日も図書館にこもって英語と格闘することにしよう。
◆真・転職回顧録-再びの就活編 14/27へ続く
次回:40代無職バツイチ男が老いを実感するとき
初めまして。私も40代の人間で、仕事はIT関連で客先常駐で
開発をしたり保守をしたりしています。
正社員での転職回数も多く、社員→派遣→社員→派遣と負のループを繰り返しており
現在は派遣社員として就業しながら転職活動中です。
(あまりにも転職回数が多いので妻にあきれられております…。)
私はずっとIT業界ですが、派遣での経験が多いので、
上流のマネージメント経験等がまったくなく(むしろやりたくない)、
40代ではマネージメント経験を求められる為、今後の人生に迷う毎日です。
もうこのままずっと常用型の派遣でもいいかなーなんて思ったりもします。
全てのブログを読ませて頂いて思ったのですが、どうしてmiddle-manさんは
派遣での就業を選ばなかったのでしょうか? アルバイトか正社員かで少し考え方が
極端ではないかなぁとは思ったのですが。
現在は正社員で登用予定の[紹介派遣]の仕組み等もあり、働き方改革やワークライフバランスを重視する人もいるので昔ほど派遣の悪いイメージがなくなってきております。
またコーディネーターさんや営業さんも運が良ければ、かなり親身になって聞いてくれる人もいます。
(私は決して派遣会社の回し者ではありませんが…。)
ブログを見ていると、middle-manさんはWEB開発やAccessも経験されており、
普通にIT関連の派遣就業は可能だと思うのですが。文章もすごく読みやすかったです。