いつもの日々
いつもの新人トレーニングの傍ら、自らも本業トレーニングの日々。
とはいいつつも、カスタマーサポートもしなければいけない。
そんな私の悩みはただ一つ。
それは本業トレーニングのこと。内容がなかなか複雑なので、数か月でバリバリこなせるようなものではない。
もちろん、自分自身の能力が不足していることや脳ミソの処理スピードが落ちていることもあるのだが…
不安の日々
新人トレーニングはもちろん大事だが、本業に支障をきたすのでは本末転倒だ。
そこで、一日の新人トレーニングは3時間に限定して、それ以外はカスタマーサポートと本業トレーニングに割くことにしていた。
ただ、本業のトレーニングといっても過去の資料を読み込むだけのもので、質問があればその都度、周囲に質問するというものだ。自主学習に近い。
もちろん、その間もいろんな雑務が入ってくるので、なかなか集中できることはない。企業の規模を問わず新人ならよくある光景だ。
だが、限られた時間を有効に使うためには、短時間でどれだけ集中できるかが大きなポイントになる。
なので、かなり気合を入れて書類を読み込んでいると、マネージャーさんから『一つのことにのめり込みすぎないで』と言われる始末。
しかし、今の私にはそんなこと知ったこっちゃない。
上辺だけはその言葉に従うようにはしているが、これから忙しくなったら勉強できる時間なんてとることができない。
これは今しかできない貴重な時間なのだ。
ただハッキリ言うと、書類を読むだけでは実際のツールの操作や帳票類のまとめ方などを想像するのが難しい。
私は実践で覚えていくタイプなのでなおさらだ。
そんななか、いよいよ実践形式に入ってみようというお達しが下された。
本業を実際に体験して、この仕事に慣れるというのがその目的だ。
遂にその時が!
この会社も一応、そうした人材育成を考えてくれているようだ。
そこは大変ありがたい。感謝。
となれば、まずは準備が欠かせない。
何をどのように使うのか。何を持参すればいいのか?
考えれば考えるほど混乱してきた。これが40代の頭の硬さなのか!?
これまで自主学習や先輩社員への質問で頭に詰め込んできたハズなのに…
あらためて振り返ってみると、理解が不十分であることに気付く。
そんな不安が尽きない。
その一方で本番まで残された時間は少ない。
しかも今回は大阪への出張だ。遠出になるために余計に緊張感が増す。
開き直りの境地に達する
そしてついに前日となった。
会社に行って仕事をしているうちは忙しさでネガティブな気持ちが紛れる。
しかし、帰宅後、そのぶり返しが襲ってくる。
持ち帰ったノートPCや書類を自宅の机に広げ、ほぼ徹夜で復習を行ったわけだが不安が尽きない。
私がまだ新卒の新入社員だったならばできなくて当然ということも許されたが、今は40代の中途のオッサンだ。そんな甘えは許されない。
う~ん、困った。どうしたものか。
こんな低年収なのに仕事の責任が重すぎやしないか?などという雑念が浮かんだりしたのは内緒の話。
そして明け方4時を過ぎたとき、ふと『これでダメならもういいか』という気持ちになった。
一種の開き直りと言うやつだろう。限られた時間でできることはやったんだし…
その数時間後、私は東京駅で先輩と待ち合わせ、新幹線に乗って一路大阪へ。
本来ならば久々の大阪ということで楽しいはずだったが、この時ばかりは緊張と不安の面持ちだった。
出張をなんとかこなす
目指す場所は梅田だ。新大阪駅から少し行ったところにある。
この辺りは以前とあまり変わっていないように思えた。
道が狭い分、東京よりも人混みが激しい気がする。
そしてお客さん先に出向き、いよいよお仕事開始。
正直なことを話すと、フォロー役の先輩社員のおかげでなんとかなった。
時々、変な間が空いたものの、なんとかなったというか、なんとか乗り切ったというべきか…しかし私一人ではとても無理だっただろう。
こっそりではあるが、お客さんの目の前で先輩にちょくちょく質問したりしていたし。
きっと、仕事のデキない中年男というレッテルが貼られてしまったことだろう。
できればビシッとカッコよく決めたいが、如何せんその実力が伴っていない。
とても悲しい。
だが、なんとか乗り切っただけで良しとしよう。いい勉強にはなった。
でもまだ分からないことも多々ある。
『こんな状態でこの先、本当にやっていけるのか?』
『どれだけの時間をかければ仕事に慣れていくのだろうか?』
『そもそも慣れるのか?』
そんな不安を抱えつつ、新幹線で肉まんを頬張りながら帰京する私であった。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
Middle-manさん、
大阪出張、お疲れさまでした。
このコロナ感染禍、出張敢行する会社なんですね。とても驚きました。当方、外資系の職場で何百人の従業員が強制的にテレワーク体制です。個人のPCとネット環境からセキュリティー設定の高い職場システムにリモートアクセスします。ログオフせずにトイレに立って戻ってきたらアカウントがロックされてました。アメリカのサポートヘルプデスクに電話してロック解除してもらい業務続行しました。毎日、効率の悪いテレワークで別の意味でのストレスがあります。スカイプやZoomなどで取引先とやり取りを行う事は出来なかったのでしょうか。この時期、出張は会社として危機管理無さすぎです。
私は満員電車が生理的に無理なのでこの1年ちょっと都心にある職場まで車通勤してます。幸い職場には無料駐車場があるのですが、通勤に関し誰とも接触しない従業員までも強制的にテレワークです。Middle-samさんは大阪まで出張と、私たち従業員には何も決定権はありませんね。
企業という集団、早く辞めたいです。空気呼吸だけで生きられるのであればもう明日にでも辞めたい私です。車通勤している人(私の事)が何を我儘を言っているのかと思う方は多いと思います。(強制的テレワークも含めて)上司の指示に従わない従業員は、段階的に周りからジワジワト締め付けがきつくなり、自ずと自主退職に追い込むような雰囲気を部署内で創り出していきます。これは正職員であろうと派遣であろうと同じです。正職員である私も家に帰ると口を聞くエネルギーも出ません。2月上旬の疾病休暇はそのような状況の中起こった健康上の問題でした。
私はまだ解雇されてませんし、自主退職もしてませんが解雇される予兆というのは正社員も派遣も何ら違わないと思います。違いがあるとしたら、(3か月毎の)派遣社員は解雇が容易いという事でしょうか。
Middle-manさん、解雇予兆に関してインタビューを受ける機会があるとの事。しっかりインタビュー料貰って収入に繋げて下さい! 🙂