静岡に出張してきました。
一泊二日の予定で出張してきた。
行先は静岡県浜松市。
東京から新幹線のひかり号に乗車して1時間半くらい。
日帰り可能な距離ではあるが、スケジュール的に宿泊することにした。
浜松には自動車メーカーや楽器メーカーの本社があり、駅にはピアノや車が展示されている。見ているだけでも楽しい。
そして駅周辺には大きな商業施設もある。もちろんウナギ屋さんも!当初抱いていたイメージよりも規模の大きな都市だった。
さて、お客さんの会社はここから在来線で30分ほど行ったところにある。
しかし、東京と違ってそれほど電車の本数があるわけではない。
20分ほど待っていると、やっとホームに電車がやってきた。
車窓からの風景
まだ電車が込み合う時間帯ではなかったので車内は比較的すいている。
ドカっと座席に座って、ボ―っと窓の外を眺めていた。
少し前まで色々な事件が起きてバタバタしていたので、窓の外に広がるのどかな風景に癒された。
とはいえ、浜松には旅行で来たわけではない。数時間後にはお客さんと色々と交渉しなければならないのだ。それを考えると少し憂鬱になる。
安月給の契約社員なのに、なぜこんなにも色々と責任を背負っているのだろう?とふと考えてしまった。
そんな私の憂鬱とは裏腹に、暇つぶしに眺めているtwitterには意識高い系のつぶやきばかりが表示されている。
成長するためにはこう考えるべきとか、ビジネスマインドを必死に説こうとする人が多くてウンザリしてしまう。
当ブログのテーマである『無職』とは正反対の内容ばかりなので、そうしたうぶやきを見るのはなかなかしんどい。
まるで、疲れて休んでいるときに『さあ走れ』と言われながら無理やり手を引っ張っられているような気がする。
文句があるならtwitterを見なければいいのだが、ブログの集客には必要なことなので、そこは大人の折り合いをつけなければいけない。
だからこそ、こうしたSNSとは適度な距離を置いて付き合わなければ。
ついつい不満が漏れてしまうのは、精神的に少し疲れているからなのかもしれない、なう。
いつもの緊張
やがて目的の駅に到着し、そこからさらにタクシーで15分。
東京を出発してから2時間ほどかかったが、なんとか到着した。
この出張の目的は、提供サービスを最適化するために定期的なヒアリングやチューニングを行うためだ。
弊社ではこうした業務をチームメンバーが手分けして担当している。
本来であれば、こうした内容が私の仕事になるはずだった。
しかし、少し前に新人さんが退職してからというもの、私の主な業務はカスタマーサポートに移りつつある。
とは言うものの、弊社は慢性的な人手不足。カスタマーサポートに加えてこうしたお客さんへの訪問も行わなければならない。
単純に仕事量が増えたので、私のような中年新人社員でもなかなか忙しいのだ。
実際の作業では、様々な書類とにらめっこしながら各部署の担当者と色々と話をして、ヒアリング内容をせっせとPCに入力しなければならない。
また、新たな内容はメモに残して社内に持ち帰らなければならないので、思った以上に神経を使う。
1日目はヒアリング、二日目にチューニングという予定だったが、思いのほか作業が順調に進み、二日目の昼過ぎには全工程を終了することができた。
ほっと一安心。
書類に必要なサインをもらってからお客さんの会社を後にしようとしたとき、声を掛けられた。
一瞬、『なにかメンドくさいことを依頼されるのかな?』と不安になったが、それは杞憂だった。
なんと、昼食にウナ重を用意してくれており、それを一緒に食べようというお誘いだったのだ!これはたいへんありがたい!
せっかく浜松に来たのだからウナギを食べようと考えていただけに、このサプライズはとても嬉しかった。
お客さんと一緒にウナ重を頬張りながら、しばしのご歓談。
やはり本場の味は違う!などと思いながら、あっという間に平らげてしまった。
正直なところ、東京で食べても浜松で食べてもウナギの味はたいして変わらないのだろうが、ご当地で食べる名産物は不思議とおいしく感じる。
その後、丁寧にお礼をしてからお客さんの会社を後にした。
これから新幹線に乗ると、東京に到着するのは16時くらいになる。
そうなるといったんオフィスに戻らないといけなくなるので、時間調整のためにどこかで時間をつぶすことにした。
出張を終えて色々と考えてみた
駅前に喫茶店を見つけたので、そこにフラリと入り、注文したケーキセットを頬張りながら色んな事を考えた。
この会社に入社してもう半年以上が経過。その間、色々なゴタゴタがあったので業務への習熟度が今一つ低いような気がしている。
年齢による理解力低下なのか、それとも業務が複雑だからなのか。
後者であることを祈りたいが、私の今の状況を先輩社員がどう考えているのか知りたいところだ。
もう少し経験を積めばちょっとしたトラブルにも柔軟に対応できる実力が付くのかもしれないが、今の私はそんなレベルに達していない。
となれば、この業務のエキスパートとなるべく日々精進というのが当面の方針になるはずだ。
しかし、会社上層部の考えは、私のキャリアをカスタマーサポートに移行させようとしているようだ。
それはそれで欠かせない業務なのだが、会社と私の間にはキャリアの方向性に関するギャップがある。
『私はこうしたい!』という思いは伝えているものの、それをどれくらい聞き入れてもらえるのだろうか?
思い悩む日々はまだまだ続くような気がする。
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次回の記事もお楽しみに!
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私の転落人生はここから始まりました
何も更新されない=順調なんでしょう。