貴乃花親方の引退会見がきっかけで、私は「YES」マンになってみた。
これはそんなお話。
先日、貴乃花親方の引退会見をテレビで見ていた。
相撲協会から理不尽な圧力を受けたことがその理由らしいが、一方の相撲協会はそんな事実はないという。
どちらが本当のことを言っているのかは分からない。
でも、八百長問題、暴力事件、派閥争い、急病人を手当てしている女性看護師を土俵から降ろす、なんてバカなことばかりしてる相撲協会なんて公益財団法人の認定を取り消されればいいのにと思う。
不祥事まみれの相撲が国技だなんて恥ずかしいばかり。
こんな団体が心技体と言っているなんて笑えてくる。
そもそも相撲しか知らない人が組織の中枢で運営しているのだからお粗末なのも当然か…
貴乃花親方に対する世間の評判
では、世間は貴乃花親方に対して同情的な意見が多いのだろうか。
ニュースを聞く限りでは、どうやらそういうわけでもないようだ。
彼はこうと決めたら誰からの進言も耳に入れない性格のようで、今回はそれが裏目に出てしまったということらしい。
そのため多くは、相撲協会の閉鎖的で陰湿なやり方を非難しつつも、貴乃花親方の独りよがりな姿勢にも否定的だった。
本気で組織を改革しようとするのなら、今はあえて地盤固めに注力し、その時が来たら立つという方針で行けばよかったのにということらしい。
確かに、その方が大人な対応のように思える。
独りよがりな40代無職の私
この一件を見ていると、貴乃花への批判やアドバイスはまるで、自分のことを言われているような気がした。
考えてみれば、私も独りよがりだった。
一度決めたら周りの意見を耳に入れず、突っ走ってしまうことが多かった。
そして、殆どの場合うまくいかず、失敗に終わってしまう。
人のフリ見て我がフリ直せとはこのことか…
数十年たってやっとそんなことが分かるなんて私は本当にバカだなあと思う。
あえてアドバイスとは逆の方向に進み、結果的に窮地に追い込まれる状況に自ら陥ってしまう。
そういうところが人間として未成熟な点なのかもしれない。
ただ、40を過ぎた歳になって、これまでの考えを変えるということはとても難しい。
そのためには、劇薬のような方法で強制的に改善してみるしかなさそうだ。
そこで、あることを実践してみることにした。
40代無職が実践する斬新な取り組み
それは、すべてに「YES」を選んで行動してみるということだ。
なぜこんなことを思い付いたかというと、さきほどの貴乃花親方の件もあるが、もう一つある。
それはある映画を見たのがきっかけだ。
先日、少し時間の空いた私は、暇つぶしに無料動画を物色していた。すると、「YES」というタイトルの映画を見つけた。
内容は恋人と別れて無気力になっていた男が、ふとしたことから全ての選択肢にイエスと答えていくというもの。
途中で見るのを止めてしまったので結末がどうなったか分からないが、とても面白いアイデアだ。
そこで1週間、全てのことに「YES」を選ぶことにした。
全てに「YES」を選んでみた
さすがに映画とは違うので、衝撃的な展開はまだないが、私が選んだ「YES」の実例をいくつか挙げてみる。
まず、妻の言うことには全て「YES」
家事をすべて引き受ける程度のことだったが、彼女の機嫌はとてもよくなった。
次に、億劫になっていることには全て「YES」
健康管理のため、毎晩、Youtubeの動画を参考にしながら筋トレをしているが、やはり面倒になる日もある。しかし、ここは迷うことなく「YES」
一週間続ければ、その効果も出てくるだろう。
そして、トイレや風呂の掃除や食器洗いも迷うことなく「YES」
おかげで気持ちよく使うことができるし、妻にも感謝された。
さらに、実家への電話もあまりしたくはなかったが、ここも「YES」
70歳を迎える母の体調が心配になってはいたものの、なかなか電話できずにいたが、昨日、電話してみた。
時間にすれば2、3分だったが、喜んでくれた。
また、お金の問題で購入を迷っていた買い物にも「YES」
最近は寒くなってきたが、それまで使っていたダウンジャケットはもうボロボロになってしまった。
そこで出費は痛かったが、これを新調することにした。都合の良い「YES」だが、本格的な冬のシーズンになるとこのジャケットは入手困難になる。
今の時期はまだ手に入れることができたし、気分がちょっとよくなったので良しとしよう…
そして、東京しごとセンターのアドバイザーから応募書類の添削を受ける際、そのアドバイスには全て「YES」
これまではアドバイザーの意見を全て鵜呑みにするのではなく、自分の考えも盛り込んでいたが、そういったことはなしにして、言われた通りの修正を行った。
はたしてこの書類で応募したらどうなるか、結果が楽しみだ。
今のところ、良いことづくめだ。
はたして、これを続けるとどんな結末が待っているのだろう。
また皆さんに報告します。
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