気分を変えて
サイトの色を黒でまとめてみました。この暗さがまさに無職のブログという感じ。
全体的に落ち着きが出せたと思っていますが、不評なら元に戻しますのでコメントください。
また、いつもは会社や仕事の愚痴ばかりをブログやツイッターに投稿している私。こんな私を応援してくれる読者の方々には本当に感謝してます。ありがとうございます。
今回は感謝の意味をこめて、たまには毛色の違うエピソードも記事にしてみようと思います。
バレンタインデーも近づいてきたことだし…
婚活パーティーに参戦!
きっかけは、新卒入社した会社の元同期の一言。
彼には既に子供が二人いて、その奥さんも良く知っている。私と彼らとの付き合いはもう15年以上になる。
そして、私がバツイチとなったことや、新しく会社で働き始めたことも知っている。
先日、そんな彼とその奥さんとの三人で久々に飲んできた。
酒を飲みながら私の近況を話していると友人夫婦はまさかの提案をしてきた。
『そろそろ彼女でも作ってみたら?』
よくよく考えれば、私が離婚してからもう一年以上が経過するが、婚活ということすら意識すしていなかった。
しかし所詮、私は契約社員だ。婚活をしたとしてもそれだけで相手にされないだろう。それに加えて、同世代の男性と比較して収入がかなり低い。
婚活市場において私のような男は絶望的だろう。
そんな風に尻込みする私の背中を押すように、奥さんが5,000円を私に手渡しながら『気分転換の意味でもこれで婚活パーティーに行っておいでよ』と言ってくれたのだ!
今時、こんなことまでしてくれる友人は滅多にいない。しかも、夫婦でそこまで私のことを心配してくれるなんて、本当にありがたいというかなんというか…
お小遣いまでもらってしまってはもうノーとはいえない。
そこで私はその週の土曜日に開催される婚活パーティーに申し込むことにした。
婚活での自分の価値を思い知らされる
申し込みするにあたり、まずはどこでどんなパーティーが開催されているのかを調べてみた。
まず自分の属性で気になるのは年齢だ。
婚活市場では20代~30代が最も活況のようだが、40代であってもたくさんの選択肢はある。
しかし、それ以上にシビアな問題がある。それは収入だ。
40代を超えると、ほとんどの場合、男性は500万以上の収入を求められる場合が多い。
はぁ~…低年収はキツイよ。
そんな男には用がないとでも言われているようだ。
そんななか、私でも参加できそうなものをなんとか見つけることができた。
当日、会場となる銀座付近を散歩がてらブラブラしてみた。
ここはいつ来ても人が多い。カップルや家族連れなど色々な人が観光やショッピングを楽しんでおり、はみんな幸せそうに見える。
きっと私とは別世界に住んでいるのだろう。
さて、会場は駅から徒歩10分のところにある雑居ビルの5階。エレベーターで目的階に到着して受付で本人確認を済ませると、10個ほどあるブースの一つに通された。
このブースの中で男女が1対1で会話し、5分経つと男性が席をズレていくというものだ。
いわゆる回転ずし方式というやつだ。
婚活パーティーという残酷な儀式
そしてパーティー開始までの待ち時間、自分のプロフィールを書いておくよう指示された。
要は、本番が始まったらお互いにプロフィールカードを交換し、それをネタに会話を弾ませようというものだ。
しかしこのプロフィールカードがクセものだ。なぜかというとここには年収を書く欄があるからだ。いくらぼかしても低年収は隠せない。悲しい。
そしていよいよパーティー開始。
正直ドキドキだったが、まず一人目はなんとか話が弾ませることができた。
そして二人目。
まず驚いたのは、この人の年齢。55歳。
いや、ちょっと待ってくれ…私との年齢差がありすぎだろう。
お互いバツイチということで話は盛り上がったが、約10歳も年上ではさすがに恋愛対象とはならないだろう。
その次の女性は、ほぼ同年代。キレイ目な感じだ。
丸の内の商社で勤務しているらしい。もちろん、年収は私よりも多い。
こんな人なら、こんなパーティーにわざわざ来なくとも出会いがワンサカありそうなものだが。
当然、社会的底辺にいる私とキラキラした人生を謳歌する彼女とでは会話が続くはずもない。
なんか見下されているような気もするが、それもしょうがない。
年収も重要な判断基準の一つだ。低年収な私が悪い。
そして三人目。
緊張なのか、そういう性格なのか、表情がちょっとこわばっている気がする。笑顔がぎこちない。私的にはちょっと苦手なタイプ。
案の定、話もほとんど弾まない…
これがお見合いパーティーのリアルだ。そんな感じで回転ずしは一回転し、ここでいったん休憩に入った。
マッチングの中間報告
大体のお見合いパーティーには、マッチング成立の可能性を探ることができる中間報告が参加者一人一人に手渡される。
休憩時間に私の手元にもそれが手渡された。
この年収でこの外見では期待はできなかったが、淡い期待を抱いてしまう。男の悲しい性だ。
おそるおそる中身を見てみると、ある女性が私を第一指名にしてくれていた。
それはなんと・・・あの55歳の女性だった。
性格が悪いというわけではないが、ちょっと年齢が…
つまり、社会一般的に見たら、40代半ばの私もそのように見られているのだろう。
それに加え、低年収とあればもう目も当てられない。
さてさて、こんな感じで無事パーティーも終了し、いよいよ結果発表!
この日は結局、2組のカップルが誕生した。
いいなと思っていた女性は他の人とマッチングしたようだ。
そして当然、私は誰ともマッチングすることはなかった。
まあ妥当な結果といえる。
マッチングしなかった敗残兵はまず女性の方が先に退出させられ、その後、男性が退出となる。
しかし、負け犬同士が乗ったエレベーターの雰囲気ほど気まずいものはない。
そもそも知り合いではないから会話もないし、なんともいえないオーラが充満している。
友達へ結果報告
結果は残念だったが、こんなのは十分に予想できたことだ。
しかしそれ以上に仕事のことを一切考えることなく、あれやこれやと一喜一憂できたのはとてもよい気分転換になった。マッチングできなかったとはいえ、これはこれで楽しい。
友人に感謝だ。
一応、彼にも今日のことは報告しておかなければいけないだろう。なにせ費用まで出してくれたのだから。
電話でこの日の出来事を話すと、『まあそんなもんだよな』と笑っていた。
そのまま私たちは銀座で待ち合わせして、婚活パーティーをネタに終電まで飲み明かした。
本当にいい友達を持ったと思う。
いい一日をどうもありがとう!
私の転落人生はここから始まりました
いつもと違う感じの記事もいいですね!
新鮮です(^_^)
実は前職で主催者として婚活イベントを運営する仕事をしたことがあります。
今回middle-manさんは気分転換になったとのことですが、マッチングしなかった多くの方は気持ち的に辛いと思います。
この記事を拝見し、マッチングしたなかった方々へ何かしらのフォローも必要だったかもしれないと感じました。
まぁ・・・もう婚活イベントを主催することはないと思いますけど(・・;)