若年ホームレスの特集動画
Youtubeを見ていたところ、たまたま、若年ホームレスの特集動画を見つけた。
自分から探しにいったわけではなく、レコメンド動画のように表示されたものだ。
きっと、以前の検索内容を基にシステムが私におすすめしてくれたのだろう。
40代無職に優しくしてくれるのはYoutubeくらいしかないのかと思うと、ちょっと悲しくなった。
そんなことはさておき、以前も同じような動画を見たことがあるが、今回の動画それとは違うもののようだ。
動画のサムネイルは炊き出しの丼を手にした青年の姿で、決して明るいとは言えない内容ということが容易にわかる。
しかし、彼と私は同じ無職の身。気になってしょうがなかった。
気付くと私は、再生ボタンを押していた。
自分の姿と重ね合わせる40代無職
主人公は30歳過ぎの青年。
それまでは地元の東北地方で警備の仕事や派遣を繰り返してきたが、不景気のために徐々に仕事が少なくなった。
そこで、チャンスを見つけるために上京してきたようだ。
しかし手に職がないうえ、なんのツテもないために仕事探しは難航。
ボランティア団体による炊き出しで食いつなぎながら、ホームレスの状態でハローワークに通っているという。
すがるような思いでハローワークに行き、なんとか希望の仕事を見つけることができたが、面接地までの交通費を工面することができないため辞退せざるを得ない。
また、なんとかして面接を受けることができて採用に至ったものの、その後、住所不定が判明してしまい、それも取り消しとなる。
住所がなければ働くことが難しいことを知った彼は、公園のベンチに腰かけて途方に暮れた。
それにしても、彼はなぜ行政に相談しなかったのだろうか?おそらく、そうした考えには及ばなかったのだろう。
では、ハローワークの職員などが彼にアドバイスしてあげることはできなかったのだろうか。
結局その後、幸いにもアルバイト先を見つけることができ、やっと働くことができたものの、月の手取りは10万円に満たない。
どんなに頑張ってもワーキングプアから抜け出せないというナレーションとともに、その動画は終わった。
アルバイトを見つけることができたという若干の救いはあったものの、果たしてその後の生活が安定するかというと疑問だ。明るい要素などほとんどない動画だった。
ちなみにこの動画はもう何年も前にアップされたものなので、彼が今がどうしているのかは不明だ。
この動画の内容は決して他人ごとではない。
私だって今の状態が何年も続くと、確実に彼と同じような状況に陥ってしまう。
そう考えると、思考が停止してしまうほど恐ろしい。
今の自分にできること
こんな恐ろしい動画を見てしまった後、私は決まってPCで転職サイトを閲覧する。
数年後の自分がホームレスになってしまわないよう、少しでも就職活動しなければという強迫観念にとらわれるからだ。
他にもするべきことがあるのかもしれないが、今はこれくらいしか思い浮かばない。
最低でも1日1件の応募を繰り返し、就労支援機関に出入りしてアドバイザーに相談などしている。
また、固定メンバーによるグループワーキング形式のセミナーにも参加しており、そこで再就職仲間と呼べる人たちとも知り合いになった。
セミナ―後は互いに情報交換したり、ごくたまにだが飲みに行くこともある。
無職同士の傷の嘗め合いと言われそうだが、そんなことはどうでもいい。こうすることで欝々とした前向きな気持ちになれるのだから、私にとっては意味のある時間なのだ。
それに加えて最近では、転職エージェントともよく話をするようになった。
就職活動は基本、孤独だ。
その気になれば、誰とも顔を合わせずに一日を過ごすことができる。
しかし、それでは気が滅入ってしまうので、こうして積極的にアドバイザーやエージェントに会いに行くようになった。
話をするたびに応募書類の書き方などに気付きがあるし、なにより街中を歩くことでヤル気が出てくる。
これまで何回も転職活動をしてきた。
その時と今で大きく異なる点は、こんな風に妻以外の他人との接点を積極的に求めるようになったことだ。
交通費が痛いところだが、多少のお金を払ってでも前向きな気持ちを維持したい。
先日の面接結果はどうなったか?
幸いにも前向きに取り組むことができている今回の就職活動。
もちろん書類選考に落ちてしまうことはしょっちゅうあるし、落ち込むこともある。
ただそれでも、明るい気持ちは維持できている気がする。
そんな折、偶然見つけた求人に応募してみたところ、奇跡的にも書類選考に通過することができた(やっと面接が決まった40代無職を参照)。
やっと巡ってきた面接だ。
私の意気込みは相当なもので、結構な時間と労力を割いて対策を立てた。
そうして臨んだ面接では仕事内容の専門的な内容にまで話が及び、そこで自分の考えをしっかりと答えることができたので、今までにない手応えを感じた。
しかし、結果連絡はなかなか届かない。ヤキモキしていたところだが、先日やっと連絡が来た。
もともと期待は殆どしていないが、それでもやはり合否を確かめるときはドキドキする。
次回、その結果を報告しようと思う。
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