私の再就職体験記
去年の夏、私は無職だった。
同じような境遇の人はたくさんいて、再就職への不安うぃ抱えながら日々を送っている人は多い。
少しでも気休めになればという思いから、このブログで『無職・転職アンケート』をはじめた。
参照コンテンツ
そこで、『転落人生の私が再就職できた方法』ということについて、これまでの応募データを紹介したい。
お前ごときが!と言われそうですが、そこはご勘弁。
奇跡的に再就職できたものの、私は今、これまでにない不満やストレスを抱えながら働いています。
今後の方針を再検討しなければいけない状態にあり、この再就職は必ずしも成功とは言えません。
しかし、これは会社組織になじめないという私の資質や性格の問題なので、そこは差し引いてご覧ください。
私の自己紹介
40代、バツイチ。
そんな私も今は真面目に働いている。
といっても正社員ではなく、契約社員として。
これは、正社員募集に応募して契約社員として内定が出たからだ。
そして、給料は大幅にダウンした。さらには、ボーナスや退職金もない。
もっと若ければ、こんな内定は蹴っていたのだろうが、如何せん私は中年底辺バツイチ。こんな状況では贅沢ばかりも言っていられない。
足下を見られたと言えばそれまでだが、ここはグッと我慢。
ハローワークの職員によると、こうしたケースはけっこうあるらしい。本当に腹立たしい。
私の応募データ
そんな私が内定を得るまでの応募データはざっとこんなところです。
- 年 齢 40代過ぎ
- 配偶者 なし(バツイチ)
- 応募件数 53件
- 利用したもの ハローワーク、東京しごとセンター、転職サイト(メジャーどころは全て登録)、エージェント
- 書類選考通過率 約5%
- 最終面接件数 3件
- 無職期間 1年3ヶ月
- アルバイト収入 20万/月(単発、社会保険なし)
- 主な応募業界 Web関連
- 履歴書・職務経歴書 PC作成
- 無職期間の生活費 13万(税金など全てコミ)
データを数字や文字に起こすとあっけないが、体感ではもっと苦労していたような気がする。
きっと、途中で離婚を経験したからかもしれない。
でも一つ言いたいのは、諦めなければ活路は見いだせるということ。
どこにでもいるような、いやそれ以下の私がなんとかなったのだから、根気さえあれば絶対に仕事は見つかる!
内定の特効薬
最近では当たり前のことになってきたが、履歴書や職務経歴書はPC作成で十分。手書き作成なんて自己満足以外の何物でもない。
手書き作成を指定してくる求人票をたま~に見かけるが、そんなところは旧態依然とした社風であることに間違いない。入社できたとしても、後々、人間関係などで苦労する。
そんな求人は華麗にスルーして他の仕事を探そう。
PC作成の履歴書を作るにはまず、ハローワークのサイトなどで書式をダウンロードして、書きやすいように修正してしまえばよい。
あと、趣味欄は充実させておくこと!
実は意外にもこれが後々役立つ。
仕事と関係がなくてもよいので、休みの日の過ごし方など、自分の人となりが分かるようなことを書いておくと、面接時の話題のネタになる。
実際、そんな経験が何度かあった。
あとは、A4一枚くらいの提案資料があると相手方に熱意を示せる。
企業によっては、求職者からの提案に対して捉え方が変わってくるので一概には言えないが、私の場合は効果的に働いた。
ただ、ヘタにプレゼンすると『何も知らないくせに偉そうなことを言うな』と思われるケースもあるので、劇薬に近い。
しかし私は『他の人と同じようにしていても成果は出ない』と思っていたので、ダメもとで問題点と改善点をまとめて3~4分でアピールしてみた。
もしこの方法がマイナスに働くようなら、自分とは合わない会社だったと考える様にしていた。
私の場合は幸いにも、この方法を拒絶されることはなかったが、念のために資料を持参して、プレゼンするかしないかはその場の雰囲気で決めたらいいんじゃないかと思う。
最も効果のあった対策
とはいえ、いつ終わるとも知れない不採用のトンネルを歩き続けていると気が滅入る。
そんなとき、ハローワークやしごとセンターから受けたアドバイスが最も大きな転機となった。
それは、履歴書に少しだけお化粧を施すというもの。
といっても偽造するわけではないし、それを推奨するわけでもない。
不利な経歴をあえて書かないというだけだ。
黒を白と言っているわけではなく、聞かれなかったからあえて書かなかったというスタンスだ。私の場合、超短期離職した経歴の一部を割愛した。
当初はすべての経歴を馬鹿正直に記載していたが、それではまともに戦えないということに途中で気付いた。
そこで上記のようなお化粧を施すと、書類選考通過率が明らかに改善した。
これがターニングポイントになって内定を取ることができたので、あながち見当はずれの対策ではないと思う。
なかなか勇気のいることだし、かなり攻めた対策なので自己責任でお願いします。
終わりに
企業だって求人内容と実態が異なることはよくあることだ。求職者だってある程度の戦略があって丁度いい。
したたかさは必要だ。
一年以上に及んだ私の就職活動は、こんな感じで幕を下ろした。
離婚して精神状態がキツイなか、内定と言う結果を出せたことは、自分自身頑張ったと思う。
ただ、今となっては、この会社でよかったかどうかは微妙なところだと思っているし、むしろ後悔していることが多い。
だからこそ、今一度じっくり、自分と向き合ってみて、本当にやりたいことや興味のあることを突き詰めて考えてみてはいかがでしょうか?
確かに時間がかかる作業かもしれません。
しかし、無職の最大の武器は『時間があること』だと思います。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
コロナウィルスが世間を騒がせていますが、middle-manさんは無事にお過ごしでしょうか?
改めて書類選考の通過率を数字で見ると、middle-manさんがくぐり抜けてきた転職活動の厳しさが分かりますね。
「諦めなければ活路は見いだせる」というのは本当にその通りだと思います。
諦めてしまえば当然活路はありません。
もし面接に呼ばれたとしても「今日もダメかも」とか「否定的なことを沢山言われるかも」とネガティブなことを考えていたら採用には至りません。
それよりも「絶対に今回は採用されるぞ!」という気持ちを持ったり「ここに採用されたら○○をしよう」など採用後のイメージを持った上で臨んだりした方が採用確率は上がります。
面接官に与える印象が全く違いますからね。
もちろん難しいですし怖いです。自信を持って採用後のイメージまで抱いてダメだったらダメージが大きいですし。
でもその時は「今回は仕方なかった。次がある!」と考えないと長期間に渡る就職活動は乗り切れないと思います。
子供がいる、親の介護がある、障害がある、田舎で仕事がない、就活にお金をかけられないなど、就職活動、転職活動をしている一人一人抱える事情や制限は異なりますし、100%の保証は誰にもできませんが、活路を見出すためには諦めない以外の方法はないと私も思っています。
それから「趣味欄は充実させておく」「人となりが分かるようなことを書いておく」も同感です。
例えば単に「野球」ではなく「高校の時、ショートを守っていました」とか「□□が好きで毎年1回は球場に足を運びます」とか・・・
旅行だったら、どういう所に行くのが好きなのかとか、この前どこに行ったとか、人生で一度は○○巡りをしたいとか・・・
何か読み手側の引っかかることが書かれていると「何となく話をしてみたいな」と、面接に呼んでもらえるかもしれません。
今後もぜひmiddle-manさんのご経験を記事にまとめていただきたいなと思います。