昨日はずっと自宅で過ごした。
天気のいい日だったのでどこかに出かけようかとも思ったが、つい億劫になってしまった。
しかし部屋でゴロゴロしていても時間がもったいない。そこで、いつ面接の連絡があってもいいように準備をしておこうと考えた。
ただ、自分一人で面接の練習をするのはなかなか難しい。
そこで、面接の失敗例の動画をYoutubeで探して、それを客観的な視点から観察してみることにした。
キーワードは「面接 失敗」
たくさんの動画が検索結果にヒットしたのでどれを見てみようか迷ったが、まずは一番上に表示されているものを選んでみた。
冷や汗をかくほどリアル
その動画はアニメで制作されたもので、若い女性一名に対して、二名の担当者が面接をしているシーンから始まる。
まずは志望動機を答える女性。
とりあえずは面接対策本の模範解答にあるように「尊敬する父が~」と答え始めるが、そもそもその会社を志望した明確な理由がないため、言葉に詰まる。
面接官がそれを察して次の質問に移る。
面接官:「弊社の製品は~で利用されていますが、実際に見たことはありますか?」
女 性:「インターネットで見たことがあります。」
面接官:「そうですか。最近の若い人はそういうのが多いですね。」
女 性:「頑張って見に行くようにします。」
セリフを文字に起こすと淡々とやり取りが行われているようにに見えるが、実際の動画では、しどろもどろになって答える女性と、半ば呆れ気味の面接官の空気感があまりに対照的だった。
結局、この女性は最後までうまく受け答えできることなく終わる。私が面接官なら、この女性の評価を最低ランクにすることだろう。
もちろんの動画はフィクションなのだろうが、恐ろしいほどにリアルで冷や汗が出そうだった。
もし自分がこの女性だったらと思うと、あまりの痛々しさに、途中でこの動画を見るのを止めようかと思ったほどだ。
これを見た他の視聴者からも「今から面接なのに、こんな動画見るんじゃなかった」「まさに自分がこんな感じの面接だった」などのコメントが多く寄せられていた。
この動画はおそらく、「自分の頭で考えずに行き当たりばったりで面接を受けるとこんな悲惨なことになるよ」ということを訴えるものなのだと思う。
それを踏まえて、この前受けた面接を振り返ってみた。
少なくとも自分の言葉で語れたし、生々しい話もした。ここまでひどくはなかったはず。
ただ、油断して頭が真っ白になるといつこんな悲惨なことになるともしれない。こうなりたくないならば、しっかりと事前準備して臨まなければ…
そういう意味ではとても参考になる動画だった。
恐ろしい朝礼
ちょっと勢いがついたので他の動画も探していると、予期せず面白そうな動画を発見した。
それは色々な会社の朝礼の風景を撮影したものだ。ちょっと興味があったのでそれも見てみることにした。
事務所内で従業員が社訓を一斉に叫んでいたり、今日の予定や自分の目標を発表している内容だった。
これは実際の様子を撮影したものだが、異様な光景に見えた。
そもそも大声かつ早口で叫んでいるので、何を言っているのかさっぱり聞き取れない。これでは明らかに意味がない。そして最後には全員が謎のガッツポーズをして終わる。
従業員の士気や一体感を高めることが目的なのだろうが、こんなことでそれが可能なのだろうか。
私のような社会不適合者はこんな光景を見るたびに一歩引いてしまう。
そういえば私が一時期働いていた営業会社でも同じような朝礼があった。
社訓を叫び挨拶の練習をして、三分間スピーチを行う。さらには、朝礼の後に三分間スピーチの感想をノートに書いて提出しなければいけなかった。
これが苦痛以外の何物でもなかった。
社訓を叫ぶことに何の意味があるか理解できなかったし、大して意味のない三分間スピーチの内容から何を学べばいいのだろうといつも疑問だった。
人前で話すことに慣れるためというのがその建前らしいが、そんな時間があったらさっさと仕事を始めればいいのに、といつも思っていた。
結局、最後までこの風習になじめないまま私はそこを退職した。直接的にはそれ以外の理由だったが…
こんな動画を見るたびに、もし再就職できたとしても、その会社にこんな朝礼があったらどうしようと考えてしまう。
だからついついエゴサーチなんかをしてしまう。
それでも応募し続ける40代無職男
とはいえ、こんな心配ばかりしていられない。
色々と心配するのは実際に内定を取れてからでいい。まずは応募して書類選考に通過することに全力を挙げなければいけない。
今考えられる範囲で最高の書類に仕上げたので、いくつかは面接まで進めるのではないかと期待している。
おそらく今週中には、何件かの応募先企業から連絡があるだろう。それがいい知らせか悪い知らせかは分からないが、ちょっと楽しみだ。
面接動画を参考にして、なんとしても複数の内定を取らなければ。
そんな私の転職失敗談はこのリンクからどうぞ☟☟