お米は無職を思い知らせてくれる
無職なので当たり前だが、最近はもっぱら自炊している。
消費が最も早いのはやはり主食のお米だ。
大体、4kgを買うのだが、お昼と晩に食べていると大体一か月くらいでなくなってしまう。
以前は銘柄などは特に気にしていなかったが、最近はなるべく安いものを買うようにしている。
この前もお米がなくなったので近所のスーパーに買いに行ったが、売っているものは高いものばかりだ。
そんななか、一つの銘柄に目が留まった。オーストラリア産のお米だ。
今まではそんなものがあることすら知らなかった。
値段にして日本米の2/3くらいだ。
見た目はやや小ぶりな感じがしたが、これで十分かと思って購入し、さっそく炊いてみた。
食べられれば安くてもOKと思っていたが、実際の炊き上がりを見てみると思いのほか残念な感じだ。
最初はやや小ぶりかなと思っていた粒の大きさも、こうして炊き上げると予想以上に小さい。
また、ツヤもなくパサパサしている。
一昔前、日本米が不足して大量に国内に流通したタイ米と似ている。
我が家にこれ以外のお米はないのだからと一口食べてみると、まずいというわけではないが、甘さや粘り気のようなものが物足りない。
あらためて日本産のお米の優秀さを実感した。
オーストラリア米に適した調理法
物足りないとはいえ、調理次第ではオーストラリア米の方がおいしいと思うこともある。
その調理方法とはチャーハンだ。
もとからパサパサしている分、チャーハンにするとパラパラになり、これはこれでアリかなという感じ。
健康のことも考えて、冷凍野菜をたくさん入れたヘルシーなチャーハンを作っている。
一週間のうち五日くらいはこのメニューだ。もちろん具材もほぼ同じ。
それ以外のメニューは雑炊だ。
おつゆふやかしてしまえば、食感は日本米と大して変わらない。
それにしても、よくもまあ同じメニューを飽きずに食べ続けられるなあと自分でも感心するが、人間、必要に迫られれば慣れるものだ。
むしろ、ご飯を食べられているだけまだマシだ。
しかし、こんな時に無収入であることの惨めさを感じる。
今では、よほどのことがない限り、外食などできない。
こんな生活が嫌ならさっさと働けということになるが、まだ当面は自分で仕事をしていきたい。
もう会社で働くのはイヤだし、そもそも私は雇ってくれるようなところはどこにもないだろう。
そんなこともあり、もっと自由な働き方を求めてこの生活を選んだのは自分だ。
40代にもなって子供が駄々をこねているようだが、自由に働きつつおいしいものも食べられる、そんないいとこ取りができる働き方を目指したい。
自分が理想とする生き方を実現するために、今はこれで我慢していくしかない。
いよいよとなれば、アルバイトでもしてその場をやり過ごすしかないのかもしれない。
ただ、妻には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
今は別居しているので、彼女がこのオーストラリア米を口にする機会はほとんどないのだろうが、それでも可哀想そうな気がする。
そこで、妻用には少量のおいしいお米でも買ってみようかと考えている。
こんなことで無職の私が許されるわけはないが、せめてもの誠意くらいは見せておきたい。
ところで、明日は健康診断の結果がわかる日だ。
前回の結果は非常に問題があっただけに、その後の各数値の推移が気になる。
貧乏ゆえの自炊生活が幸いして、いい結果が出ているかもしれない。
ぜひ次回の記事でその結果発表をしてみようと思う。
このリンクからどうぞ☟☟