怠惰な40代無職バツイチ男
7月に入って20日が経過した。
しかしその間、私は記事をまったく更新してこなかった。
記憶している限り、こんなにも長い間、記事更新が途絶えたことはない。
実はこれにはちょっとした理由がある。
今月にはいってある不運な出来事が起きたからだ。
といっても深刻なものではなく、あくまで自分の不注意が招いたものだった。
その日の出来事
その日もいつものように8時に起床し、顔を洗うために洗面所に向かった。
現在住んでいるワンルームマンションの部屋は、リビングと洗面所の間に10センチほどの段差があり、それが部屋の仕切りのようになっている。
寝ぼけていた私は見事にこれに躓いた。しかも勢いよく…
かなり豪快に転んだわけだが、この瞬間、私はなぜかゾーンに入った!
ゾーンの意味が分からない人は、『スポーツ ゾーン』で検索してほしい。簡単に言うと、一瞬の出来事が自分にだけゆっくりに見える状態のことだ。
昔、本格的にサッカーをやっていた頃、試合中に一度だけ同じような経験をしたことはあるが、まさかこんな瞬間にもそれを感じるとは…世界一無駄なゾーンだと思う。
『このままいくと腕が折れるかもしれない』
そんなことを思いながら私はゆっくりと転倒していった。
ゾーンに入ったおかげで咄嗟に両手をつくことはできたが、その際、左手首を内側に激しくひねっただけでなく、右手の親指はグニャリと外側に…。
転倒してすぐは痛みを感じるだけだったが、10分もすると腫れあがってきた。
親指はまだマシだったが、手首の晴れが尋常ではない。まるでドラえもんのようだ。
幸い、気分が悪くなったりすることはなかったので骨折はしていないように思われたが、痛みのあまり何もできない。
このままではマズいと思い、すぐに近くの病院に向かった。
診断結果、そしてTOEICのスコア発表
整形外科を受診した結果、捻挫と診断された。
骨には異常なしとのことだったので、この程度で済んでよかったのかもしれない。まずは一安心。
それにしてもちょっとした段差でこけるなんて、自分の体力は思った以上に衰えているのかもしれない。
その日はとりあえず、二週間分の冷シップを処方してもらって帰宅した。
ところが、親指を負傷しているのでボールペンやマウスをうまく握れない。キーボードの打鍵もままならない。
そんなことがあって、7月のブログ活動を少しばかりお休みしていた。
しかし、私にはどうしても書いておかなければならない記事ネタがある。
それは5月と6月のTOEICの結果のこと。
結論から言うと、いずれのスコアも惨憺たるものだった。
まず5月は505点。続く6月は490点。
スコアが低いのはどちらも同じだが、あろうことか5月よりも6月の方が点数が低いのが解せない。
一体なぜなのでしょう…
でもよく考えたら、このレベルで点数の浮き沈みに一喜一憂しても大した意味がない気がしてきた。
そして、点数が上がらない原因を色々と探ってみたところ、ある一つの結論に辿り着いた。
それは勉強量が単純に足りていないということ。
二~三日は頑張って取り組むのだが、それをなかなか継続できない。要は三日坊主なのだ。
あとはやはりリスニングか。どうしても聞き取れない部分が多い。困ったものだ。
でもこれはシャドーイングによる発音方法の訓練を繰り返すしかない。なにしろ発音できない音は聞き取れないのだ!
そして直近のTOEIC受験は7月下旬の予定。
この記事を書いている時点で、試験日まで残りはあと一週間。なんとか550点を取りたいが、今のままでは夢のまた夢。
でも、やるかやらないか。ただそれだけ。
私はまず手始めに、先行投資としてヘッドフォンを購入した。もちろんイヤホンは持っているが、耳の穴に何かを詰めることは私にはとって大きなストレスなのだ。
図書館などでは仕方ないにしても、せめて自宅にいるときはそういったストレスからなるべく解放されたい。そこで5,000円程度のものをポイント購入してきた。
実際に装着してみると結構快適だ。
密着型の構造なので騒音もシャットアウトできる。これならリーディングを勉強する際にも耳栓代わりに使えそうだ。
ヘッドフォン代の元を取るためにも毎日続けなければ!
ちなみに現在、就活の状況が以前と大分変わってきている。
TOEICスコアが今後の進路を大きく左右しかねない事態になっているので、詳しくは後の記事で報告したい。
無職は再びアルバイトに精を出す
この半月に起きたこと主な出来事は、手をケガしたこととTOEICが悲惨だったこと。そして今月からアルバイトを始めたことだ。
ケガする前から働き始めていたので、今は痛みを堪えながら仕事している。もしアルバイトが始まる前にケガをしていたら、きっと弱気になってアルバイトを断り、家で安静にしていることを選んでいただろう。
そうういう意味では、ケガするタイミングとしてはアルバイトが決まった後で良かったのかもしれない。
先立つものがなければ毎日の生活がおぼつかなくなるので、私のような無職は多少のことがあっても働かなければダメなのだ。
ちなみにどうやってこのアルバイトを見つけてきたかと言うと、前回同様、光岡さんからの口利き(40代無職貧乏男、タダ飯にありつくを参照)!
どうやらまた人員が不足してきたようなので、アルバイトを探しているとのことだった。
そこで、縁故採用として私に白羽の矢が立ち、お声がかかったわけだ。
向こうからしたらこの方が手間もかからないし、信頼できる人を容易かつ確実に確保できる。毎日通帳とにらめっこしてため息をついている私としても願ったり叶ったりの話だ。
ちなみに、期間は7月1日からの一か月間で、勤務時間は10時から17時。日給一万円で交通費別途支給というなかなかの好条件。
しかも、仕事が早く終わってもこの日給は保証されるし、残業はまず発生しない。
1時間の休み時間を除くと正味の労働時間は6時間。時給にすると1,666円だ。私は喜んでこの話に飛びつくことにした。
これで7月は約20万円を手にすることができる。滞納しがちな国民年金を支払うことができそうだ。
ただ、これはあくまで一時の話であって、8月はどうなるか分からない。やっぱりフリーターって不安定なことこの上ない。
今はたまたま知り合いの好意に甘えているが、そんなものは一時の気休めだ。
こんな生活を送っていると目先の生活資金ばかり追いかけてしまい、本来の目的である『再就職』を忘れがちになってしまう。
なので、就職活動は相変わらず続けていた。そしてその一週間後に手をケガした。運がいいのか悪いのかわからない状態が続いていた。
就活の状況
私の就活の基本は転職サイトとエージェントだ。サブとして、しごとセンターとハローワークを利用している。
とはいえ、書類選考の通過率は相変わらずだった。
この状況を打開すべく、不要な職歴の削除を実施している(さて、またダメだったわけだが…その代償に得た秘策を参照)。
これはあくまで実験的な取り組みだが、私個人としては大きくプラスに働くと予測している。
仮にうまくかなかったとしても現状維持に収束するだけだし、やってみる価値は十分にあると判断した。
とはいえ、会社側から職歴削除に対する説明を求められる場合もあるなど、それ相応の状況も覚悟しておかなければならない。
それに、全ての人が削除できるわけではなく、一定の条件を備えている必要がある。
いろんな条件やデメリットが当然あるのだ。全ては自己責任(←あまり好きな言葉ではないけど…)。
だからこそ、今回のような職歴削除の試みは、私と同じ境遇の人にとって興味ある内容だと思う。まずは私が体を張ってどうなるのか実践してみたい。
それを確かめるべく、転職エージェントとしごとセンターから数社応募してみたものの、残念ながら該当の案件はすでに採用が終了していた。これでは効果のほどを知ることができない。
採用が終了していたのならすぐに案件を閉じてほしいのだが、それはなかなか難しいのかもしれない。
まあそれにめげることなく、転職サイトに掲載されていた、おもちゃメーカーの求人に応募してみた。ここは大企業と言うほどではないにしろ、知名度は比較的高い。テレビCMでもたびたび見かける。
私が応募したのはマーケティング職だ。これなら多少の知識もあるし、仕事内容的にも以前のものと被る点が多い。
ダメ元で応募してみたところ、どういうわけか書類選考に通過してしまった!
職歴削除の効果だろうか?それとも経験を買われたのか?もしくは両方が要因だろうか?
なんにせよ、これで書類選考通過率は5%に上昇した。以前は3%に満たなかったので改善の兆しありといえるのではないだろうか。
ただ、この会社の選考、なかなか一筋縄ではいかなさそうだった。それはまた後日のお話で…
◆真・転職回顧録-再びの就活編 19/27へ続く
次回:40代無職中年男は砂漠の中で針を探す
はじめまして。会社で早期退職を募っていますので、40代後半の転職事情を知りたくてネットサーフィンしていたところ、このブログにたどり着きました。あまりの厳しさになるべく現状維持を決心した次第です。しかしながら、短期間に転職を繰り返すのは運が悪いだけでは済まされない理由があるとも思います。思うには職業はとどのつまり食べるためで、好き嫌いを言ってはいられない。歯を食いしばって働くしかないです。