【書類選考の結果について】

ハローワーク案件の二連敗から三日経った。

ショックも大分癒えたので、私はまた求人応募に精を出していた。

私の求人応募のモットーとして、要件を全て満たしていなくとも、経験に被る業務内容が少しでもあれば応募することを心掛けていた。

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それでもなかなか求人が見つからない。こういうのは時期にも左右されるのだろうか。

そしてハローワークにいたっては言わずもがなだ。

まあ、そんな愚痴を言っていても始まらないので、なんとかかんとか選択肢を広げて応募を繰り返していた。

流行りの職種

さて、一昔前の転職サイトと言えば、リクナビ/マイナビ/dodaといったメジャーどころぐらいだった。

しかし最近では、それら以外のサービスが雨後の筍のように乱立しており、それぞれに特色を持っている。

そんな中の一つに、ある業界に特化した新興サイトがある。そこは大小さまざまな規模の会社の求人が掲載されており、画面も見やすいので私は愛用していた。

Image by kreatikar on Pixabay

ただ残念なことに、ここから応募して面接に至った会社は一つもない。しかし、お気に入りなだけに、一日一回はここを訪れている。

その日も懲りずにそのサイトで求人を探していたところ、気になるものを一つ見つけた。

募集されていた職種はマーケティングだが、実際の業務内容はそれよりももっと私の得意分野に近いものだった。

本来ならすぐに応募ボタンをポチっと押しているところだが、会社概要をよく見てみると、従業員の平均年齢は28歳。そして主業種はSNSマーケティングという分かったようでよく分からない内容。

う~ん、ちょっと二の足を踏んでしまう。

それにしても日本のIT業界には、最近特にマーケティング会社が異常に多い気がする。

Image by rawpixel on Pixabay

こういう企業はお決まりのように、『日本の~をITで変えていく』とか『ITで~を変革する』などの謳い文句をスローガンとしているところが多い。

しかし、無職中年の目にはそれらが白々しく映るだけでなく、『誰もそんな大層なことをオタクに求めてないよ』と思っている。

そんなこともあって随分と応募を迷ったが、あまり好き嫌いのできる身分でもないし、思い切って応募してみることにした。

いつもの件名

そして二日後。

出先でふとスマホを見ると、件の企業からメッセージありとのプッシュ通知が!早速チェックしてみると、件名には【書類選考の結果について】との文言…

あ~、はいはい。いつものやつね。こういう件名の場合はほぼ100%、アウト!

もともと大して期待していなかったのだ。別に書類選考落ちでもショックはそれほど大きくない。

ただそれでも、どんなお祈り文章が送られてきたのだろうと興味を惹かれて内容を見てみた。すると、そこには予想に反して面接の案内が!

『あれ?何かの間違いか?』と二度ほど宛名を見直してみたが、確かに私宛てで間違いない。

最近のマーケティング会社に冷ややかだったくせに、いざ面接の連絡があると喜んでしまう。私は非常に現金だと思う。

でも嬉しいんだからしょうがない。これで落とされたら『最近のIT企業は~』とまた毒づくつもりだ。それくらいでいいのだ!

さて、大事な作業はここからだ。志望動機など諸々頭に入れなければいけない。

しかし、自分の経験を活かすというのが志望動機の根底にあるので、キーワードを頭に入れるのはさほど苦にならない。

あとはそれらを現場でつなぎ合わせればいいだけだ。

厄介なのは、希望年収について質問されたときの受け答えだ。

色々と調べてみると、やや高めの方がよいとかダメとか、人によっていろいろと言うことが違う。どれもそれなりに合理的なので、なおさら迷う。

こんなときは自分が一番良いと思う方向性で行くべきだ。結局、私は希望年収よりやや低めを答えることにした。

以前の年収と同等かそれ以上と答えたら、きっとその時点で不採用をくらうはずだ(といっても、とりわけ多いわけではないのだが…)。

そんなこんなで下準備も終わり、ついに面接当日を迎えた。

決戦の地は新宿

面接場所は本社のある新宿。駅から徒歩10分ほどの一等地だ。

それにしても新宿はゴミゴミしていてどうも好きになれない。全体的に街が汚いし、昔ここで数回ほど飲んだことがあるが、どこもまともな店だったためしがない。

これから新宿で働くようになったら色々と大変だな、などと都合のいいことを妄想しながら歩いていると、思ったよりもスンナリと目的地に到着した。

しかしまだ一時間ほど余裕があったので、近くの喫茶店に入ることにした。

Image by Free-Photos on Pixabay

本来なら会社の近くの喫茶店に入ると面接官と鉢合わせする危険性があるが、幸いなことに私はサイトに顔写真を載せていない。お互い顔が分からない状態なのでそうした懸念はない。

安心してドトールに入り、まずはアイスコーヒーで一息つくことにした。

そしておもむろに想定問答集を取り出し、時間ギリギリまで頭にキーワードを詰め込んだ。これでできることはやり尽くした。

私は身支度を整え、準備万端で会社に向かった。

2人の面接官

この企業はオフィスを移転したばかりのようで、『~さん江』みたいなお祝いの花が入り口にたくさん飾られていた。

エントランスに置かれた真新しいソファーに座って担当者を待っていると、従業員と思われる派手目な服を着た若い女性が私の前を通りがかり、軽く会釈してくれた。

これはなかなかできることではない。

この会社はミーハーな感じかなと思っていたが、もしかして従業員教育はシッカリしているのかもしれない。ちょっと感心した。

Image by Malachi Witt on Pixabay

やがて私の名前が呼ばれ、案内された面接室で5分ほど待っていると、2人の面接官が入室してきた。

一人はビジネスカジュアルを最近風に着崩した、いかにも新宿のサラリーマンという長髪の若干チャラい感じ。

そしてもう一人は緑色のTシャツにスウェット風パンツ、前髪パッツンに両耳ピアス、大きな銀縁眼鏡という出で立ち。

ここはそういう人が多い土地柄だし、流行りの服装であるのは理解できるが、人事として面接するときはもう少しちゃんとしようよというのが率直な感想だ。

聞けば、二人とも私と同じくらいの年代であることが分かった。なのにその服装って…

そして面接内容はあまり有意義なものとは思えなかった。その理由は、この面接官二人はあくまで人事担当であり、具体的な仕事内容にそれほど詳しいわけではなかったからだ。

そして面接の終盤になって希望年収に話題が及んだとき、スウェット風パンツの方から『middle-manさんにお出しできるのはこれくらいの金額です』と結構低めの年棒を提示された。

それにしても、言い方! 

本人には特に悪気がないのかもしれないが、この言い方では『お前にはこの程度の価値しかないんだよ』と言われている気がしてならない。

TPOをわきまえた服装や話し方ができないあたり、彼はあまり頭が良くないのかもしれない。

とりあえず、いったんその金額で持ち帰るとともに、この日の結果は後日連絡ということで面接が終了した。

なんか消化不良な感じだ。それもこれもきっと、あのスウェット風パンツ男のせいだ。

そして翌日、面接不合格とのお知らせを頂戴した。

まあ、会社の顔である人事の質が良くなかったので悔しさはあまり感じなかった。ただ、自分自身、もうちょっとうまい切り返しができなかったものかとの反省点もあった。

まあ、これからだ。以前よりも面接の頻度は高くなってきた気がする。

確実にいい波が来ているので、なんとかこの流れに乗らなければ!

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コメント

  1. がけっぷち より:

    陰ながら応援しております。

  2. たかたか より:

    会社の顔である人事担当者がいい年してそんな格好と態度では、会社としてもどうしようもない会社っぽいので落とされて正解だと思いますよ。
    それに長く働くなら、会社の周りの環境も大事ですしね!

    面接の頻度があがっているなら、それは運気も上昇しているのでしょうね!(もちろん、middle-manさんの努力のたまものですが)

    2019年後半はmiddle-manさんにとって近年最良の時期になりますように

  3. akito より:

    こんばんは。
    今回も楽しく記事を拝見させていただきました♪
    主さんの読み手を引き付ける文章を日頃報告書等を書く際にユーモアを織り混ぜるために勝手に参考にしております(・・;)

    個人的な意見ですが、採用側も応募側も対等な立場だと思います。採用側が偉いなんてことはありえません。
    人間、立場上優位に感じると傲慢になってしまうのは仕方ないかもしれません。
    でも、それは勘違いだと気づかなければなりませんし、そもそも採用担当者や人事の責任者は会社からその役割を与えられているに過ぎず、自分が偉いわけではありません。

    そういった認識ではなく、今回主さんが受けた会社の採用側からしたら日々の数ある業務の一つという認識だったから雑な物言いになったのかもしれません。

    いずれにしても主さんはじめ応募者の多くは人生をかけて応募しています。
    そして実際に人生の多くの時間を過ごす職場はその人の人生に多大な影響を及ぼします。良くも悪くも。

    想像でこんなに言ってはいけなかったかもしれませんが、とにかく主さんが人事担当者の質が高くない会社に入らずに良かったです。

    今後も体調に気をつけて頑張ってください!

  4. アップル より:

    こんにちは
    返事ありがとうございます

    さっそく写真屋に聞いてみたらCDで焼くのに2000円~2500円かかるとのことでした
    今履歴書の写真5枚あるので1枚400円で普通に写真買ったら5~6枚買える金額でした
    あと10社程度の応募で決めたいので迷ってはいます
    3月のTOEICに履歴書用の写真使ってしまいました。。。
    印刷すればよかったですね節約せねば 6月のTOEICは写真をスキャナで取り込んで印刷しました

    ところで6月TOEICどうでした?
    リーディング難しかった気がします 3問とけませんでした 前回は全部解けましたが
    今回は750点~800点ぐらいいったと思ってます
    夢の900点にはまだもう200時間ぐらいは勉強必要な気がします
    9月にまたうけるかもですが応用情報もまた再挑戦で勉強しないといけないので迷ってます
    あと将来も考えて12月に管理業務主任者でもとって50代のもしもの転職に備えるか考えてますよ。。

    2か月の管理職離職消せるからある意味うらやましいです
    僕はパワハラ退職が1年ちょっとが2回あるのでさすがに消せないです
    前の職場の退職日を1年延ばしちゃうかも考えましたがやめました
    僕の友人も2か月の離職と1週間ぐらいの離職は消してたみたいですよ
    ただ会社が危なくなった場合などやめさせるネタないか調べられたみたいで不安はあるようです
    調べられてる時に辞めたみたいですけど

    • アップル より:

      あと塾ですが私も一応個別指導塾のチェーンです
      がん〇る学園系です
      田舎だから少子化で塾生少なくなってる印象です
      都会は多分いろいろ塾あってうらやましい

      ネット応募で面接いけただけすごいですね!
      エージェントにほぼ門前払いです
      ハロワにもあった求人をうっかり見逃してネットから応募したら返事すらなく
      まったく無視されたことあります

      内定でましたがその後は応募したい企業0でまた停滞です
      おまけに親が体調悪くしてここ2週間病院送迎の日々です。。
      お互いいい日がくるといいですね。

  5. すずき より:

    こんにちは。

    筆者のお気持ちよく分かります。

    面接って、本当に
    こっち側だって面接してやるって
    思いますよね。

    本当に社会常識のない
    面接官ってたくさんいます。

    筆者は素晴らしい方なので
    絶対に良い会社に
    巡り会えます。

    私も歳をとってからの転職なので
    仕事ぶりを認めてくれる方も、
    あることないこと悪く言う人もいて、
    迷うことばかりですが
    何とか頑張っています。

    筆者の頑張りを
    いつも応援しています。

  6. 三浦 より:

    同じく40代無職です。心折れそうなとき拝見して自分も頑張らなければと励まされます。
    お互い頑張りましょう!

  7. 北上 より:

    こんにちは。
    いつもながら、攻めてますね〜〜   笑。
    記事読んでて、毎回感心しますよ!  私なんか、働かない!って決めてるのに・・・。WWW
    ま、それはともかく。  しかし、働くには『動機付け』って必要ですね。
    あなたの動機付けってなんですか? 私は恥ずかしながら、これが無いんです。
    欲しいものも無い・・。生活レベルも底辺なんで、3万ほどで完結します。
     記事読んでて、チャレンジしなよ!って聞こえますよ。

    では、また。