40代無職が転職フェアで感じた焦燥と絶望

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@type主催のフェア

この時期、転職フェアの開催が頻繁に開催される。
そんなわけで先日、@typeが主催するフェアに参加してきた。

出展企業の多くはエンジニアを募集していた。

私の希望職種はその周辺領域なので、厳密にいうとエンジニアではない。
しかしなにかのきっかけ作りのために、一縷の望みをかけて参加してきた。

会場はフェア開催でおなじみのプリズムホール。

転職のベテランである私は、今までに何度も来たことがあるので、最寄駅から迷うことはなかった。

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会場の雰囲気

事前に登録シートを印刷していたおかげで受付はスムーズに終わり、特に待ち時間もなく中に入ることができた。

会場入りして少し意外だったのは、思っていたよりも人が少なかったことだ。

数週間前に開催されていたdodaのフェアは、この1.5倍くらいの人だったように思う。

きっと、エンジニアのためのフェアということで、参加者が若干限定されたのが要因かもしれない。

それにしても、企業側も求職者側も熱気はやはりすごい。

ただ、以前のように頻繁に声を掛けられることは少なくなった。

なにせ昔は、数メートル歩くごとに勧誘されることが常態化しており、休憩エリアに座っていても「うちのブースに来ませんか?」とパンフレットを持った若い女性に詰め寄られる。

そのためきっと、参加者から多くの苦情が寄せられたのだろう。

1社目の訪問

各社のパンフレットを見ると、サーバーやソフトウェア開発、webのUI/UX開発などを募集している企業が多い。

やはり、バリバリのエンジニアは転職市場での価値が非常に高い。今は絶好の転職タイミングではないだろうか。

しかし、私は元エンジニアではあるもののかなりのブランクがある。

それに加えて最もアピールしたい経験はそういった開発職とは少し異なるので、出展企業が多い割には説明を聞きに行きたいところは少ない。

とはいえ、何もせずに帰るのはもったいなさすぎる。

何か少しだけでも足跡を残さなければと思いながら、私と接点のありそうな事業を行っている企業を数社ほどなんとか見つけ出すことができた。

そのうちの一社のブースの前を歩いてみて担当者の様子を見てみると、どうやら暇そうにしている。

これなら私の話も多少は聞いてくれるかもしれない。

会場内をグルーっと一周回って戻ってきた後、意を決して「話をうかがってもいいですか?」と声を掛けてみた。

すると、「はい、どうぞ」を着席を促されたが、私が椅子に座って3秒ほど無言の時間が流れた…

向こうも私も頭の中に「?」マークが浮かんでいるような状態。

こういうフェアでは普通、ブースに訪問してきた人に積極的に会社説明などを行うのが普通だが、この企業はどうも違うらしい。

パンフレットにはコミュニケーション能力が云々などと謳っているくせに、肝心の社員はこんな状態。

というか、明らかに場慣れしていない担当者を連れてきてしまったようだ。

仕方なくこちらから「御社は~のサービスを展開していらっしゃいますが、今後は〇〇のようなこともお考えでしょうか?」と切り出してみた。

すると、「いや、ちょっとよく分からないです。」

まさかのヤル気ゼロの答えだ。しかもオドオドした感じで声が小さく、聞き取りにくい。

この人、何しにここへ来たのだろうか?

このブースに閑古鳥が鳴いているのもうなずける。こんなところに時間を割くのは無駄だ。

その反面、こんな人でも働けるのに私は何で無職なんだろうと落ち込んでしまう。

なんか腹が立ってきたので、自分の紹介カードすら渡さず早々に切り上げて次のブースに向かうことにした。

2社目の訪問

次に向かったのはECサイトやSNSサイトを運営している企業だ。

以前から転職サイトを通して頻繁にスカウトメールが来ていたので少しは気になっていた。

私の訪問時、既に2名が説明を受けていたので椅子に座って順番待ちしていると、後ろから別の担当者が声を掛けてきてくれた。

どうやら技術部門の部長さんらしい。

先ほどの企業とは打って変わって色々と積極的に話をしてくれたのがありがたかった。

一通りの会社説明を受けた後、私は自分の経験職種と得意な分野を話してみたうえで、応募が可能かどうかを聞いてみた。

すると、「必要な対策だとは考えているが、今はその分野で人を募集していない。ただ、その関係部署の責任者に話はしてみる。また連絡する」とのこと。

私は登録シートを渡してその場を後にした。

しかし、本当に先方から連絡が来るのかどうかは怪しい。ただ、細い糸でも多少の希望はある。

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今回参加してみた感想

時間にして約2時間のフェア参加だった。

事前登録特典である100円分のクオカードをもらって帰路についた。

今回参加してみた感想は、自分の市場価値が確実に落ちているということだ。以前ならもっとたくさんの引き合いがあった。

例えば事前登録すると、その内容を見た企業から「~番ブースでお待ちしています」との勧誘メールがたくさん来ていたのだが、今回はそういうものは一切来なかった。

年齢なのか転職回数なのか、人材としての賞味期限が切れかかっていることをひしひしと感じたため、危機感をあおられる結果となった。

そういう意味ではモチベーションアップにつながったと言えなくもない。

帰宅後、さっそくエージェントからの求人に数件登録してみた。

あとは禁断の応募方法にも手を付けてみようと思う。
その方法は「ダイレクトアプローチ」という名前らしい。

読んで字のごとく、企業の採用ページから直接応募することだ。一切のやり取りを自分で行わなければいけないので、かなり緊張する。

そもそも希望する会社を見つけるのは大変だが、エージェントやサイトの仲介料が発生しない分、採用コストがゼロに近く、企業としてはウェルカムらしい。

さて、ここ数か月求職活動をしてみて、転職市場における私は全くの不良在庫であることを再認識した。

ならば、ありとあらゆる方法で応募件数を増やすしか方法はない。

なんとしても今年中に内定を獲りたい。そして笑顔で年を越したいとの思いを強くした一日だった。

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『40代無職が転職フェアで感じた焦燥と絶望』へのコメント

  1. 名前:ちょいぽい 投稿日:2018/10/29(月) 07:20:06 ID:926b94175 返信

    こんにちは。いつも楽しく❓(失礼ですね、ごめんなさい)読ませてもらっています。
    自分も40代で、たまたま職に就いてはいますが、いつ無職になってもおかしくない状況なので、様々な経歴をお持ちの40代無職男さんのブログは、これから起こりうる自分の未来の様な気がして、とても参考になります。
    なんとか今年中に就職して、また違った視点でのブログ発信、期待しています!

    • 名前:middle-man 投稿日:2018/11/08(木) 13:13:51 ID:32d8155cb 返信

      ちょいぽい様

      コメントありがとうございました!
      また、返信が遅くなりすいません。

      このブログの内容は暗いものばかりですが、ぜひ楽しくご覧ください(笑)

      私は今、再就職に向けて奮闘中ですが、年齢や転職回数が原因でうまくいかないことが多いです。
      ですが、うまくどこかの会社に入ることができれば、ちょいぽい様の仰るように違った視点からのブログも書いてみたいと思います。

      これからも気が向いたときにでも、当ブログに遊びに来ていただければと思います!