父親の意外な趣味。それを運営するのは私【その後の無職-帰省編3】

実家の朝は早い


朝の6時台には母親が起きてきて朝ごはんの準備を始める。

帰省中とはいえ無職の身。

いつまでも寝ているわけにはいかないので、私もそのタイミングで起床する。

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朝ごはんを両親と一緒に食べ、新聞を読む。

今日は月曜のため、しばらくすると小学校に登校する子供たちの声が外から聞こえる。

こんな時間に家にいることに違和感と罪悪感を覚える。

よくある無職の風景だ。

昨日の晩は家族で当たり障りのない話をしていたのだが、父がふと、「ブログのアクセス数を増やしたい」と言ってきた。

話を聞いてみると、趣味の書道作品を無料ブログで公開しており、その運営などはPCに詳しい近所のおばちゃんにバイト代を払って任せているということだった。

そして、そのおばちゃんから「このブログはランキングの上位2%に入っていてすごい」と聞かされたそうだ。

父のブログ

趣味でやっているブログ運営に楽しみを感じているならばと思い、「それはすごいね」と同調しておいたのだが、父はさらにこんなことを言い出した。

「このブログも人気の仲間入りだ。今よりアクセス数をもっと増やして、より多くの人に見てもらいたい。ゆくゆくは作品を販売したいのだが、何かいい方法はないか。」

しかし、無料ブログのランキングに大した意味はない。

また、管理画面からアクセス状況を見てみると、よくて50PV/日ほど。

この数字はあくまで無料サービスが提供しているものなので、その正確性は怪しいものだ。
きっといくらか水増しされたものだろう。

父親に妙なことを吹き込んだこのおばちゃんは、PCに詳しいといってもメールやインターネットを使える程度。

父のブログが人気だと言う根拠はまったく適当だ。

このままでは埒があかないので、アクセスアップの仕組みやそのための方法をなるべく簡単に教えた。

しかし、「SEO?Google?なにそれおいしいの?」というレベルの父にとっては、私の話は半分も頭に入っていないだろう。

とにかく、世間一般に人気があるとされるブログのPV/月を教えると、絶望的な表情をしていた。

とはいえ、せっかくの楽しみを奪うことは本意ではないので、ここは一肌脱ぐことにした。

父のブログを私が契約しているサーバに移し、WordPressで再構築する。

ブログテーマは話し合いながら最適なものを選び、その運営は私が行う。そこで稼いだPVは私がもらうことになるが、それは愛嬌ということで…

ひょんなことから複数サイトの管理者となった私だが、これもいい経験だ。

コンテンツ自体は特色あるものだ。

父もこの話にはずいぶんと乗り気で、サイトが完成したら、周りの仕事仲間や知人に宣伝しまくるそうだ。

ペルソナは高齢者に限られるが、宣伝とやり方次第では私のブログを追い抜く可能性もある。

せっかくなので、久しぶりに作りこんでみよう。

この案件、実は私もちょっと楽しみにしている。

もしかしたら、この一件で父との良好な関係性を築けるかもしれない。親子はやっぱり仲が良いに限る。

しかし、そう思ったのも束の間、やはり私と父との言い争いが始まってしまった。

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◆ その後の無職-帰省編4へ続く↓↓

無職40代男と父の確執【その後の無職-帰省編4】
私と父は考え方が全く合わない。この帰省でそれを強く感じた。一度、実家と距離を置くのも一つの手かもしれない。
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