40代無職の思うこと
生活していて、何気なく感じたことがあった。
励みになったり、落ち込んでしまうものだったり。
そんな瞬間を切り取ってみました。
励みになったこと
この前、なにげなくテレビ番組を見ていてハッとしたことがあった。
その番組は新進気鋭の音楽プロデューサーが、ブレイク間近のバンドを紹介するといった内容だった。
私が感銘を受けたのは、その音楽プロデューサーがバンドを紹介する文章表現だ。
どうやったらその表現が出てくるの?というくらい巧みに言葉を駆使しており、明解かつ簡潔、それでいて情景が頭に浮かんでくるようだった。
プロとしての凄みを感じた。
調べてみると、彼は元々、あるバンドのメンバーだったそうだ。
バンドが解散してからプロデューサー業に進出したらしい。
天性のものもあると思うが、本当に音楽が好きで色々と勉強して実力を付けた事がよく分かる。
勉強して習得した知識には凄みがある。
落ち込んだこと
近所を散歩した。
少年野球チームが練習している公園の横を歩いていたとき、思い出したことがある。
それは昔、私が地域の少年スポーツに関わっていた頃の話だ。
夏休みになると、恒例行事としてキャンプ場で合宿を行う。
練習がメインなので、朝から夕方までグランドを駆け回る。
晩はバイキング形式の夕食でそれぞれが好きなおかずを食べる。
そして、就寝時間を過ぎると、子どもの部屋を見回り安全を確認する。
当時は、数日しかない自分の夏休みを合宿のために潰さなければいけなかったので、合宿にはあまり乗り気ではなかったが、今となっては楽しい思い出だ。
散歩から家に帰り、押し入れから当時の記録を引っ張り出してみた。
すると、子供たちが書いた旅のしおりが出てきた。
自分の目標、練習でできたこと、できなかったこと、楽しかったこと。
決してうまくはない字でたくさん書いてあった。
真っ黒になった子供たちと夏を満喫していた。
あの時、確かに私は輝いていた。
いや、輝ける場所を用意してもらっていたのかもしれない。
でも、今の私は違う。くすんでいる。
まともに仕事していない無職のくせに、偉そうに子供たちに何かを教えることができない。
今と昔では状況が180度変わってしまった。
あの時に戻りたいものだ。
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