妻と別居している。
別居といっても週に数日だ。こうなったのは夫婦仲が悪いからではない。
最近、仕事の都合上、妻が週の数日を外泊しなければならないからだ。
ところで、今住んでいる賃貸マンションの間取りは1LDKで、二人が家にいるときは当然ながらリビングでスペースを共有することになる。
私は結婚まで20年ほど一人暮らししていたので、帰宅すると常に自分だけのスぺースが確保されているのが当然だった。
そんな私が結婚を機に1LDKの部屋に住むにあたり、一人になれる空間がなくなっても大丈夫か心配だった。
しかし、それは全くの杞憂だった。住めば都とはよく言ったもので、今現在まで何の問題もない。
むしろ、今は妻がいないと物足りない。
というのも、無職は人と話す機会がほとんどないからだ。
人と話したのはコンビニでのお会計の時だけ、などという冗談をたまに耳にするが、無職な私の場合、そんな冗談が本当に起こりうるからおそろしい。
今日は妻が外泊する日だ。
日中は人がたくさんいる公共施設にいるので何とも思わない。
しかし、家に帰り夜を迎えると結構寂しい。
一人でご飯を作って静かに夕食をとり、豆苗の水(私と豆苗2を参照)を入れ替えてやるのがここ最近の日課だ。
テレビはBGM程度につけてはいるだけで大して面白くはない。食器を洗ったあと入浴を済ませ、寝る前に妻へメールをして就寝。
生産的なことを何もしていない自分に気付き、情けなくなる。
結婚する前は一人の時間が無くなることをあれだけ恐れていたのに、今はその逆だ。
無職期間は特に不安なことが多く、何でもいいから誰かと会話したくなる。
40代を過ぎると、長時間一人でいることに気持ちが折れそうになる。
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