Cafe de 無職

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転職回顧録-25

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F社、G社の中途採用試験全日程が終了した(転職回顧録-21転職回顧録-24参照)。

通常であれば書類選考に通過することはほとんどないのだが、この二社の場合だけはほぼ同時期に面接に進むことができた。
こういうものには波でも存在するのだろうか。だとすれば、かなりの大きな波に違いない。
なんとしてもこの波に乗りたい。

二社の面接が終わってからというもの、その後の連絡が待ち遠しくて仕方なかった。
通常、面接で不採用が決定した場合は、提出した履歴書や職務経歴書が郵送で返却されることが多い。
大きな封筒には間違いなく不採用の知らせが入っているはずだ。
そのため毎日、ビクビクしながら郵便受けをチェックしていた。



そんな日々を送っているうち、ついにF社からのメールが来た。
メールの題名には「面接結果のご連絡」とだけ書いてある。
これだけでは本文の内容が分からない。ドキドキが止まらない。
おそるおそるクリックして本文を確認してみると、そこには二次面接の案内について記載されていた。先日の面接を通過することができたのだ!

外出中の妻にすぐにメールしてこのことを伝えると、とても喜んでくれた。
二人で喜びを分かちあった。

おそらく最終面接であろう二次面接は明後日に行われるという。
望むところである。
これまでの経験から色々な対策を練ってきたので、とりたてて新たに準備することはない。
再度、志望動機や事業内容を確認するだけだ。

とはいえ、念には念を入れるため、妻を相手に模擬面接をしてみた。
面接室への入室の作法、椅子に座った時の鞄の置き方、表情のつくりかたなどをあらためてチェック。まるで初めての就職試験にむかう学生のようだ。

そして二次面接当日を迎えた。

フロアに入ると、社員全員が起立して私にお辞儀をしてくれる。
やはりこの雰囲気は苦手だ・・・

今回の面接は会社代表との一対一で行われた。
事前に模擬面接はすませていたものの、多少の緊張はする。

そして代表からの第一声は予期しない内容だった。
「内定です。今日はその雇用条件の内容を詰めたいのでお呼びしました」

一瞬、自分の耳を疑ったが、とりあえずは私の転職活動に終止符が打たれた瞬間だった。
先の見えない不安からやっと解放されるんだと思うと、心底ホッとした。

互いに書面を見ながら一通りの条件を確認した。
試用期間のこと、給与のこと、業務内容のこと。
入社してから数ヶ月間は試用期間となるが、その間の給与は求人に記載していた内容と同額であるとのことだった。また、休日は暦とおりの完全週休二日制で特に不満はない。
労働条件としては問題なかった。

しかし、私にはこの場ですぐに内定を承諾できない理由があった。
それはG社の面接結果がまだ来ていなかったからだ。

本音を言うと、私にとってG社のほうが志望度が高く、どうしてもその結果を待ってから答えを出したかった。
私が複数の企業に応募していることは前回の面接でも話しており、代表もそのあたりはくみ取ってくれた。そのおかげで、内定を受けるかどうかの返事を1週間待ってくれることになった。おそらく、その間にはG社の結果も分かっていることだろう。

しかし、何はともあれ一段落だ。
まずは妻へ、その後、実家と義理実家へ電話して今日のことを報告した。
みんなとても喜んでくれた。これだけ転職活動が長引くとは予想外だったが、なんとかハッピーエンドで終わり本当によかった。

そして、近くにあったラーメン屋に立ち寄り、まずは一人で祝杯をあげたのだった。
(回顧録-26へ続く)

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