社長に怒鳴られた元無職。【転職回顧録-管理職編4/16】

雇用契約書や入社手続きなど、色々とおかしな点があった。

しかし、まずはできる範囲から始めていこうということで、部署の勤怠管理から手を付け始めた。

そんななか、今までノーリアクションだった社長からのファーストコンタクトが私宛に届いた!

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嬉しさとドキドキ感が入り混じるなか、おそるおそるそのメールを開封すると、その内容は思いもよらない強烈なものだった。

おそらく私は、その言葉を一生忘れることはないだろう…

残業のルール化

残業する際は必ず私に申請するようをルール化することにした。

今までなら誰にも断ることなく、好きな時に好きなだけ残業できていた。しかし今回から申請が必要になったことで不自由さを感じる職員もいたことだろう。

しかし、残業の管理は職員自身の安全を確保するという役割も担っているので、ここはハッキリさせておかなければならない。

後は部署のみんなにルールを徹底してもらいながら、改善点があれば随時、修正を行っていけばよい。

そして、それ以外で私にできることといえば、契約書の決済や領収書の承認だ。

Image by rawpixel on Pixabay

なかでも、契約関連にはかなりの神経を使った。

なにせ、金額がかなり大きい。これほどの金額の契約は今まで扱ったことはほとんどなかったので緊張する。

そこで、契約に至るまでの経緯を担当者に確認しながら決済処理を行った。

そして次は、毎日のように未決箱に入ってくる領収書の山だ。

領収書一枚一枚の金額は大したことはない。しかし、これらを無条件に通してしまうと、職場のモラル低下を招き、何でもかんでも領収書を切られてしまう。

幸いにも公私混同しているような領収書はなかったので一安心したが、こうしたチェックはこれからも続けていく必要がある。

おそらく部下には、めんどくさい奴だとは思われていただろうが、そんなことは知ったことではない。

もちろん、部下との円滑な人間関係を構築できるに越したことはないが、時には憎まれ役を買って出なければいけないのが管理職のつらいところだ。

そんなこんなで、可能な範囲内から仕事を行い、社長にはあらためてメールで挨拶をした。

実は入社直後にも同じような内容を送信しておいたが、それ以降社長からはなんの返信もなかったので、あらためてのあいさつという意味合いだった。

強烈なファーストコンタクト

その翌日、待ちに待った社長からの返信メールが届いていた!

ドキドキしながらメールを開いてみると、そこには思いもしなかった内容が書かれていた。

それは、私を激しく叱責するものだった。

文面からするとどうやら、残業をルール化したのが気に入らなかったらしい。

しかし、これは私の権限で実施していいということになっていたはず。よく考えてみれば当たり前のことだ。

それに、ここの部署だけ残業が多いというなら私が怒られるのも当然だが、むしろそれを抑制する方向にかじ取りしたにもかかわらず叱責される理由が分からない。

とにもかくにも、メール全般にわたって『断りもなく勝手なことをするな!』ということが長々と書かれていた。

なんでそんなに沸点が低いんだよ。

その1時間後、私宛てに電話がかかってきた。社長からだ。

私が電話に出ると、開口一番、怒鳴られた。

『勝手なことをするな!』

『お前は指示された事だけをしておけばいいんだ!』

きっとさぞかしご立腹だったらしく、メールと同じ内容をご丁寧に電話してきた。

まったく冗談じゃない。一部署での残業のルール化ぐらいで社長自ら口を出してくる方がおかしい。

さっぱり理解できない…

怒鳴りつけたいのはむしろ私の方だが、60過ぎの頑固な老人がいったん興奮してしまったら、もう手の付けようがない。

人間は年を取ると精神的に劣化してしまうものなんだろうか?

長い叱責の後で

そんな状態が5分ほど続いただろうか。

やっと社長の気持ちが落ち着いてきたようで、他の部下に電話を替わるよう言われた。

しかし、ここでまた事件発生。

どうやら誤ったボタンを押してしまったらしく、通話が切れてしまった。

すぐにこちらから電話をかけなおして謝罪しようとした瞬間、『なぜ電話を切ったんだ!』とまた激怒。

Image by David Mark on Pixabay

そこからまた10分ほど怒鳴られた。

遊びじゃないんだから、私がわざと電話を切るわけないじゃないか、まったく…。

仕事でもプライベートでも誤って電話が切れてしまうことがたまにあるが、その場合は相手に謝罪してそれで済むことなのに、なんでまたこんなに怒られるんだろう?

社長はもはや何かの精神疾患を患っているとしか思えないほどの怒りようだった。この人は絶対にどこかおかしいと思わざるを得ないほどだ。

その姿はまさに、秘書を罵倒した元某女性国会議員の姿そのものだった。

結局、私が発案した残業申請の件はお流れになり、私のモチベーションはかなり低下した。

しかし、今振り返れば、こんなのはまだ序の口だった…

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◆ 転職回顧録-管理職編5/16へ続く

社長からのいきなりの叱責。この組織は一体なんなんだ…。そしてさらに、どうにも解せない出来事が起きた。

会社の空気感に戸惑う40代元無職【転職回顧録-管理職編5/16】
女性部下が役員らしき人物からの電話に対応していた。よく見ると、彼女は泣いているではないか!
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コメント

  1. 匿名 より:

    最初っからブログを読みました。
    この社長が怒った理由が分かる気がします。
    郷に入れば郷に従え、
    例えば出版業界だと時間にルーズだったりしますし、
    だからと言って、それを変えて良い物でもなかったりします。

    貴方が職場をどうこうするのではなく、
    社長が望んでいる事、部下が望んでいる現場の意見に聞いて
    WinWInにかなえるのが貴方が望まれていた仕事だったのではないでしょうか

    • middle-man より:

      匿名様
      コメントありがとうございます。

      きっと転職回顧録-管理職編をご覧いただいたのですね。ありがとうございます。

      おそらく社長の頭の中にはWinWinなどという考えはありません。社長にとってのWinしかありません。
      それをWinWinにするために仕事の進め方に少し手を加えなければいけなかったのです。それにより社員の仕事満足度も向上し、仕事の効率も上がるはずでした。

      今となってみれば、私の上司となるはずだった人もすぐに退職したのは、そのあたりが原因だったのだと考えています。
      きっと私とは全く水の合わなかった会社だったのだろうと思っています。

      • 匿名 より:

        返信ありがとうございます。

        つい私の勤め先の社長と似ているなと思えたモノで・・・
        私の勤め先の女性社長も業界では恐いと有名な人で、
        パワハラ当たり前、怒るとゴミ箱などを蹴り飛ばす人で、
        アルバイトの女の子がミスをすると

        「何の才能も無い貴方は、もう次は無いから崖っぷちと思いなさい」

        と叱咤する様な人です。

        ただワンマン社長と言うのは、そう言うモノなのだと思います。
        しかも本人は凄く優秀で頭も良い(偏差値70あったそうです・性格には難有ですが)
        優秀な分、自分の考えは正しいと思っております。

        当然会社の人の出入りも激しいです。でも残る人は残るもので、
        いつの間にか社長の望む答えを用意し補足する事が出来るようになっていたりします、
        それを見ると成長したなと思います、単純にYESマンなのですが、
        それで意外と会社が上手く回ったりします。

        こんな事を書くのも、middle-manさんが離婚と言う事で
        失った物が余りにも大きく感じるので、他のやり方が無かったのかと思えて、
        私には結婚生活や、あったかもしれない子供との将来などは仕事よりも貴重な物だと思えますし。

        私も現在貴方様と同じくらいの40代前半の年齢で、将来の無い紙媒体の出版業界に居ます。
        私も最初勤めたソフト会社が倒産し、大学に入り直し、IT会社に入り、
        再び30代でソフト会社に転職するも同系列の出版会社に移動になりとしています。

        30代で婚活を始めるも、出版不況で会社が毎年売上が下がる赤字になり
        「自分がいつ露頭に迷う(所得0になる)か分からないのに
         無責任に(今の年収を伝えて)婚活できないよ」
        と言っているウチにアラフォーになり、このままだと生涯結婚出来ないと、
        いつ無職になるかもしれないけと無職になってもアルバイトで最低限稼ぐからと伝えつつ、
        婚活で知り合った女性と結婚し昨年子供も産まれました。

        人生就職より大事な物が有ると思います……

        ちなみに私の父は、一部上場ゼネコン勤めでしたが95年辺りの橋本内閣の緊縮財政で
        倒産・他社への吸収合併となり40代後半で早期退職に申し込みました。
        その後父は2年ほど(土地の測量)の資格を取ろうと勉強しましたが、年齢的な事から上手くいかず、
        定年まで自尊心も保てない様な16万程度のアルバイトを転々としました。
        (※定年の歳になった時、ようやく付き物が取れたようになりましたが……、
         父はどんなに辛くても早期退職はすべきでは無かったのでしょう逃げた先は遥かに辛い場所で)

        私も仕事としては将来的には真っ暗なのですが、(毎年どんどん売上が下がっているので)
        middle-manさんのブログを参考にしつつも職の有る今ウチに、もがくしかないのかなと思っております。

        最後にmiddle-manさんのブログは「40代」の検索で上に来ておりましたので、
        転職サイトなど関連の広告を貼ったらお金になるのではないでしょうか?

        色々参考になりました、またブログを見に来ます、頑張って下さい。

        • middle-man より:

          匿名様
          コメントありがとうございました。

          内容を拝見するに、とんでもなく過酷な職場環境ですね。
          私なら一ヶ月も持たずに辞める自信があります!

          それにしてもその女社長さん、確かに私が経験したパワハラ社長にそっくりです。
          あの当時は社長も高齢だったのでゴミ箱を蹴り上げるようなことはありませんでしたが、気性の荒さは本当によく似ていると思いました。

          ところで私が常々思うのは、ああいった人たちはなぜ平然とパワハラなんてできるのでしょうか。私には全くもって理解不能です。
          もしかして、彼らも最初からそうではなく、自分の元上司の真似をしてこんな風になっちゃったんでしょうかね…

          しかも、そんな中、耐えながらも環境に適応している匿名様は逞しくて我慢強くて、私にはないものをお持ちで尊敬します。
          また、大学に一回入りなおすバイタリティーもすごいですね。

          おそらくそういった方だからこそ、今のお仕事を続けられるのではないだろうかと思います。

          さて、ブログでのマネタイズについて、今は細々とやっていますが、匿名様の仰るようにもう少し本腰を入れるべき時なのかもしれません。
          とはいえ広告ばかりのブログは見る気が失せてくるので、ちょうどいいバランスが難しいですね。

          これからもひっそりとブログを運営していきますので、気が向いたらいつでも遊びにいらしてください。

  2. m より:

    社長は中々の曲者のようですね。

    更新楽しみにしております。