Cafe de 無職

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【転職回顧録-86】大ボス登場

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引継ぎが終わって一人立ちとなったが、それは形式的なもので、実際はすぐに仕事ができるようになるわけではない。

だからといって机に座っているだけではただの置物だ。
そのため、まずは自分にできることから手を付けることにした。

その時の私にできることと言えば、契約書の押印、領収書の承認、勤怠管理だ。
なかでも、契約書の押印にはかなりの神経を使った。
なにせ、金額がかなり大きい。これほどの金額の契約書類を扱ったことはほとんどなかった。
そこで、契約に至るまでの経緯を担当職員から確認し、引継ぎしてくれた前任者にも電話したうえで押印処理を行った。

次に毎日のように未決箱に入れられている領収書の承認だ。
領収書一枚一枚の金額は大したことはないのだが、これを適当にするわけにはいかない。
そんなことをしていると、社員が何でもかんでも領収書を切ってくるようになり、雰囲気が緩んでくるからだ。
不明な点は随時部下を呼び出し、説明を求めた。

おそらく、めんどくさい奴だなあと部下からは思われただろうが、そんなことは知ったことではない。
私は管理職としての仕事をするまでだ。

そして、最後に勤怠管理だ。
実はこの会社、勤怠管理はかなりルーズだ。
残業する場合は事前申請の必要はない。月末が近づくと、管理職がタイムカードから計算した残業時間分、基本給に支払うのだ。
財政的にはかなり潤沢であるため、残業代が予算を圧迫することはなくキッチリ残業代は支払われる点はよいのだが、残業当たり前の雰囲気は絶対になくしたかった。
要は残業するには申請が必要という業務フローに改善したかったのだ。

そんなこんなでできる範囲内で仕事を行い、あらためて社長にメールで挨拶の連絡をした。
配属直後にも同じような内容を送信しておいたが、なんの返信も来なかったので、あらためてのあいさつを兼ねた意味合いだった。

そして、翌日、ついに社長からメールが来ていた。
少しドキドキしながら、メールを開いてみた。
内容は全く思いもしないもので、私を厳しく叱責するものだった。

どうやら、残業の申請ルールを作ったのが気に入らなかったらしい。
しかし、これは引継ぎの時に話をしていたことであり、私の権限で実行していいということだったはずだ。
メールには色々なことが書かれていたが、要約すると、勝手なことをするなということらしい。
一体なんなんだ、この組織は・・・

その5分後、私宛てに電話がかかってきた。相手は社長だ。
私が電話に出ると、開口一番、怒鳴られた。
「勝手なことをするな!」
「お前は指示された事だけをしておけばいい」

もう取り付く島がない。
ひたすら謝罪するしかない。そんな状態が5分ほど続いただろうか。
やっと気持ちが収まったようで、他の部下に電話を替わるよう言われた。
保留ボタンを押して転送したが、どこかで操作を誤ったらしく、電話が切れてしまった。

あらためてこちらから電話をかけなおし、切れてしまったことを謝罪しようとした瞬間、「なぜ電話を切ったんだ」と激怒の模様。
そこからさらに10分ほど怒鳴られた。今思うと、それはまるで、元某女性国会議員とそっくりだ。

結局、残業申請の件は凍結となった。
ハッキリ言って、私のモチベーションはかなり低下していた。(回顧録-88へ続く)

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コメント

  • 社長は中々の曲者のようですね。

    更新楽しみにしております。

    by m 2017-11-28 16:33

    • コメントありがとうございます。
      励みになります。
      今後ともよろしくお願いします。

      by middle-man 2017-11-28 21:34

コメントどうぞ。お気軽に!