【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-86】元無職中年男は会社の空気感に戸惑いを隠せなかった。

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良かれと思って考えた施策に厳しい叱責を受けた(回顧録-86を参照)。


指摘を受けるのならば構わない。指摘によってよりよいものへと改善されるのだから。

しかし、頭ごなしに叱責されることは納得いかなかった。

全く意味が分からない。

昔ならそういった壁をぶち破ってでも仕事をしたのかもしれないが、今は状況が違う。

中途入社とは言っても、まだ入って一ヶ月程度の新人なのだ。

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そういえば、入社したとき、社長の人物像についてたずねてみると、「少しクセはあるけど、すぐ慣れると思うよ」と言われたことを思い出した。

そのときはたいして気に留めていなかったが、本当の意味がやっと分かった。

少しどころのクセではない。

精神疾患かと思うほどだ。

早くもこの会社にウンザリしはじめていた。

しかし、被害者は私だけではなかった。

ある時、こんなことがあった。

役員らしき人物からの電話にある女性の部下が対応していた。
かれこれもう30分以上は電話している。

よく見るとなんと、その女性が泣いている!
さすがに声を上げて泣いていたわけではないが、涙をにじませていた。
時折、声が震えているのがわかった。

あまりに異常な光景だったので、その電話が終わった後、その女性をミーティングルームに呼び出して何があったのかを聞いてみた。

すると、思っていたとおり説教されていたとのこと。

何が原因だったのかと聞いてみたところ、ちょっとした事務処理にミスがあり、その事を咎められたようだった。

たとえそうであったとしても、長時間、大の大人が泣くまで説教するなんてどう考えてもやりすぎだ。

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どうやら社長以下、役員までも部下に対する姿勢がおかしい。

この会社では仕事と担当者が深く紐づいているため、それ以外の人間が業務をこなすことは非常に困難だ。
そのため、同僚はもとより私はアドバイスや手伝いをすることができない。

う~ん、闇が深い。

そしてなぜか、この女性部下はそれ以降、私によそよそしい態度をとるようになった。
一体何なんだよ!

話を聞いてあげた私に感謝せよというつもりはこれっぽっちもないが、なぜ、私がよそよそしくされるのだろう。

まるで背後の味方から撃たれた気持ちだ。

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私には上司も部下も全くもって理解不能。

どこの管理職もこんなことばかりなのか??

入社直後はあれやこれやとハードとソフトの両面から仕事環境を整備しようと意気込んでいたが、そういうことをしてはいけない雰囲気なのもしれない。

ハッキリとそれを悟った。

この異常な空気感は同期入社の熊さんの部署でも同じなのだろうか。

その日の帰り道、彼に電話してみることにした(回顧録-87へ続く)

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