【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-46】無職中年男にはやることが何もない。

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また失業者に逆戻りした

朝、目が覚めると自分の置かれた無職という立場をあらためて実感する。

それと同時に、なぜ転職先を決めてから退職したかったとも思うが、今回ばかりは仕方ない。
そんな時間的余裕もなく、クビ同然で放り出されたのだから。

無職は一日、何もすることがない。
何をして過ごそうか迷ったが、何も思い浮かばない。

いい歳の男が何もせず一日を過ごすことに罪悪感を感じる。

朝食を食べた後、妻が仕事で家を出るのを見送った。
そしてソファーに横になり、なんとなく朝のワイドショーを見る。

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この時間のテレビ番組は健康食品のCMがやたらに多くてつまらない。

なんとなく前職のホームページなどを見てみた。クビ同然で追い出されたものの、なぜか気になる。

相変わらず古臭いホームページだ。
こんな会社、辞めて正解だったと強がったりしてみた。

ふと、いい大人がこんなことをしていて大丈夫なのだろうかという思いが頭をよぎる。

もちろん大丈夫なわけはない。

しかし国保や国民年金の手続きが終わるまでは長期休暇だと割り切って今は休むことにした。

やがて昼が近づくと、重い腰を上げて近所にある図書館に行き、金のかからない娯楽を楽しんだ。

ダメ人間の典型のような気がした。そんな一週間が続いた。

その日も同じように図書館で読書を楽しんだ後、帰宅してポストをのぞいてみると、退職した会社から書類が届いていた。

役所での手続きに必要な書類だった。

これもって私の休暇は終了した

明日からはダメ人間を脱却し、そろそろ本格的に何か活動しようと考えた。

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就職活動は当然だが、再就職活動に有利になりそうな勉強をしよう。

そこで、もともとSEだったこともあり、勉強がてら義母のホームページを作ろうと考えた。
それは義母との関係修復を図ろうと思ったからだ。

そのためには義母のライフワークを告知するホームページを作成すれば喜んでもらえると考えたのだ。

この計画が功を奏して、時々夕飯の残りのおかずなどを分けてくれるようになった。
ホームページさまさまである。

勉強のためにワードプレスのような便利なものは使わず、一から手打ちでソースを書くことにした。

しかし、ホームページの開設にはドメイン取得やサーバーのレンタル代などの費用がかかる。
なるべく自腹は切りたくなかったので、必要最低限のプランで料金を組み、それを義母に負担してもらうことになった。

これで自分の勉強と、義母との関係修復の一石二鳥だ。
我ながらうまいアイデアだと思う。

さっそく義母の希望するサイトデザインをヒアリングし、それに合うように設計したあと、コーディングに入った。

しかし、私はもうずいぶんとブランクが空いており、HTML5やCSS3などが主流になっている。

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そのうえ、PHPを使った方がよいということが分かり、参考書籍やネットなどで調べまくった。

苦労はしたが、この作業はなかなか面白かった。

意図したようにプログラムが動いた時の感動は何物にも代えがたい。

テレビゲームでアイテムを集めたりボスを倒したりするよりも、こちらの方が数倍も面白いと思う。

最近では小学生にプログラミングを学ばせる学校があるらしいが、こういうことを子供のうちから学ばせるのは本当に素晴らしいアイデアだ。

私は少しずつではあるが、元気を取り戻していくことができた。(回顧録-47へ続く)

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