Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

転職回顧録-45

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ついに退職日を迎えた。

一ヶ月と少しかけて事務処理的な引継ぎが終わり、残っているのはこの外回りの引継ぎ兼OJTだ。
二週間近くやっているが、あっという間に終わった。
普通は最終日くらい社内でゆっくりという感じだが、ここは違う。最後の最後まで外回りだ。

まあ、社内の雰囲気が窮屈なだけに、外に出た方が気が紛れていいかもしれない。

これまでかなりの件数を外回りしたおかげで、この最終日は少なくて済んだ。しかも訪問先は都心のお客さんばかりに設定した。最終勤務日くらいはこれくらい楽してもよいだろう。
全ての外回り予定を終えるとビル群を見上げると、再び都会で働くことはできるのだろうかという気持ちが沸いてきて、少し不安になった。

さて、残念ながらこの日も契約を取ることはできなかったが、これまでの収穫と言えば、YさんとZ君の二人が少しは成長してくれたことだ。
すぐにでも一人で外回りできるかと言われれば不安はあったが、少なくともあと一ヶ月くらい他の先輩社員と経験を積めば十分できるようになるはずだ。

その日は大きなトラブルもなく無事終了した。時計を見ると三時だった。これはちょうどよい時間だ。ぜひおやつを食べたい。ということで、ファミレスでケーキでも食べながらゆっくりしながら話でもしようということになった。最終日くらいはいいだろう。
退職が決まってからこんな時間を過ごすことができるとは、なんとも残念だ。

そして帰社後、少しだけ書き残していた引き継ぎ書を完成させ、今日の日報を書いた。最終日の日報なんてバカバカしかったが、とりあえずはこれまでの二人の成長ぶりを中心に報告することにした。

やることは全て終わった。代表や直属の上司に最後のあいさつをして、会社を後にする。
もうここに来るのもこれでおしまいだ。

一階でエレベータを降りるとZ君が待っていて、これから二人で呑みに行こうということになった。
近くのお好み焼き屋でまずは乾杯した。はたして何に乾杯するのかわからなかったが、これからの自分に乾杯ということにした。
そこから二時間ほど他愛もないことを話し、そろそろお開きにしようという雰囲気になったそのとき、Z君から靴下のプレゼントをもらった。
なぜ靴下なのかは不明だったが、これに穴が開くくらいがんばれということだろうか。
ありがたく礼を言い、店を後にした。

さあ、これからどうするか。
仕事を辞めてスッキリはしたものの、これからの生活に対する不安感を抑えきれない。
私は複雑な気持ちのまま帰路に付いた。(回顧録-46へ続く)

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