【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-57】無職中年による新しい派遣先での仕事

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工場内の新しい現場で仕事が始まった

場所はこれまでと同じ工場内なので、雰囲気はいつもと大して変わらない。
一緒に働く人が少し変わっただけだ。

とはいえ、少しの緊張感はあった。
しかし、実際に現場に入ってみると、メンバーの殆どが前の仕事で同じ班だった人達なので、安心することができた。

最初にみんなで挨拶をして、リーダーの人から作業内容の説明を受けた。
工程が少し違うだけで、仕事自体は大きく変わらないようだった。

ただ、最初が肝心なので、初日はスピードが遅くてもいいから正確にやって欲しいとのことだった。
そこで、周りに質問したりしながら、時間をかけすぎなくらいに丁寧に作業した。

そのおかげで中盤あたりから徐々に仕事に慣れ始めてきた。
もしかしたら、工場でのこうした仕事が自分に向いているのかもしれないと思った。

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それまでは華やかなビル群の中でデスクワークの仕事に就くことが当たり前のように考えていたが、それは結局、ただのプライドでしかなかったのだろうか。

ずっとここで働いてもいいかなと考えたりもした。

しかし、ここで働けているのは派遣アルバイトだからであって、正社員としてではないのだと思い直した。

当座の生活費を稼ぐためにここへ来ているのであって、本格的な仕事を見つけるために来ているわけではない。

やはり、正社員としての仕事を早く見つける必要がある。

再就職がうまくいかないことに焦っているために、弱気になっていたのかもしれない。

そうして、新しい職場の初日は無難に終えることができた。

工場での労働が終わった後は教育産業でのお仕事だ

その日は30分ほど工場で残業したため、仕事が終わってすぐに着替え、慌てて塾へ向かった。

いつもは授業を3コマ担当しているのだが、冬季勉強合宿(回顧録-55を参照)のためにこの日の担当は1コマだけだった。

なぜかというと、授業で使う副教材を講師陣が手作りすることになっており、空いた2コマ分の時間を教材づくりにあてることになっていたからだ。

これが思ったより大変だった。

まず間違いがあってはいけないし、たくさんの問題を色々なパターンで考えなければいけない。
そのため、講師間での2重・3重チェックが欠かせない。

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作業軽減のため業者に発注すればいいように思えたが、そこは塾長の考えがあるらしい。
どうやら、オリジナル問題集を使用していることをウリにしたいようだった。

だから、多少の手間がかかっても自分たちの手で作り上げたいのだそうだ。

終電ギリギリまで問題作りに追われ、一段落したところでやっと帰宅することができた。

もちろん、作業時間分の時給に、職能手当なる特別手当をプラスしてもらった。

結局、この教材作りには一週間ほどかかったが、満足いくものができた。

いよいよ合宿日が近づいてきていた。その間、工場アルバイトはお休みだ。

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これまで一度も経験したことがない勉強合宿がどういものなのか不安と期待が交錯していたが、そもそもどんな服装で行ったらいいか分からない。

いつものようにビジネスカジュアルでいいのか、それとももっとラフな格好でいいのか。

塾長に聞いてみると、常識的な格好でいいよとしか答えてくれない。
おそらく彼も、どんな格好がふさわしいのか決めかねているのだろう。

そんな時はとりあえずユニクロだ。
グレーのスラックスを一本と、薄水色と白色のカッターシャツ1枚ずつを購入し、それらを持っていくことにした。

革靴とホテル内を移動するためのスポーツサンダルで十分だろう。

出発までにはまだ1週間ほどあったが、早めに服や教材を準備しながら、何事もなく合宿の全日程が終了することを祈っていた。(回顧録-58へ続く)

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