【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-58】無職中年は、前職での後輩の現状に驚かされた

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ダブルワークをしていると両方の休みが重なることはめったにない

そこで、工場と塾のアルバイトが両方とも休みになるように、完全オフの日を月に一回は設けていた。

その日は完全オフの前日。

工場と塾での仕事を終えて自宅のソファでくつろいでいると一本の電話がかかってきた。

あのマツダくん(回顧録-37回顧録-44を参照)からだ。
このとき、前職を辞めてからすでに四か月以上が経っていた。

もしかして彼に引き継いだ内容に不明点があるのかと少し不安になて電話に出てみた。

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電話口での彼の声は元気そうだった。

軽く世間話をした後、用件と聞いてみると、単に呑みの誘いだった。
彼にも色々と話したいことがあるのだろう。

そこで、翌日の夕方、会うことになった。

待ち合わせ場所に現れたのはマツダくんだけではなかった。
なんとオタクさん(回顧録-40回顧録-44を参照)も一緒だった。

この二人が一緒に現れたということは交際の報告かもしれないなど、どうでもいいことを色々と考えていた。

後輩二人の関係は?驚きの現状

さっそく近くの居酒屋に入り、それぞれの近況を肴に酒を飲んだ。

私は転職活動に苦戦していること、二つのアルバイトをかけもちしていることなど、色々なことを話した。

そして気になるマツダくんの近況はというと、衝撃的な内容だった。

なんとあの会社を辞めていた!
しかもそれだけではなく、オタクさんも辞めたという!

二人が辞めたのは、ほぼ同時期だったそうだ。

それにしても、これにはかなり驚いた。

私がOJTを担当した若手二人がともに辞めたとは…

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彼らに何か悪影響を与えるような教育をしてしまったのだろうか。

いやそもそも、「潰れかけそうになったら迷わず辞めていい」と言ったのは外ならぬ、この私だし…

それにしても、私が色々な人から聞いた情報を総合して、離職率をあらためて計算してみると、新入社員の7割以上が1年以内に離職していることになった。

どう考えても普通の数字ではない。

まあ、あの会社なら十分あり得ることかと思いながら、辞めた理由を聞いてみた。

なんでも、当初はそれほどでもなかったノルマが少しづつきつくなり、これ以上は無理というレベルにまで達してしまったらしい。

その後、じわじわとプレッシャーをかけられた結果、退職という結論に至ったらしい。

ノルマの具体的な数字は聞かなかったが、彼らにしてみればとてつもないプレッシャーと戦っていたのだろう。

若い彼らにとって最初に入社した会社があのようなところでかわいそうだった。

しかし、まだまだ若い。

まじめに就職活動すれば1年以内には次の職場が見つかるだろう。
そんなことをアドバイスした。

この二人は非常にまじめで前向きな性格だ。
そんな彼らに贈る言葉は励まし以外に必要ない。

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衝撃の事実が明らかになった後、勢いに任せて二人の関係について聞いてみた。

結局、この二人は交際しているわけでもなんでもなかった。
マツダくんが昔を思い出してオタクさんもこの呑み会に誘ってみたところ、喜んで来ることになっただけだった。

拍子抜けしたが、本当にそんな展開になると面白いなと思いながら、その日は22時くらいに解散した。

昔の知人と久々に話せて非常に楽しかった。

彼らにはぜひ頑張ってほしい。

と同時に、彼らに恥じぬよう、私もこの再就職活動を成功させなければという気持ちを新たにした一日だった。(回顧録-59へ続く)

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