Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

転職回顧録-59

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ダブルワークをしていると両方の休みが重なることはめったにない。
そこで、工場と塾のアルバイトが両方とも休みになるように、完全オフの日を月に一回は設けていた。

その日は完全オフの前日。
工場と塾での仕事を終えて自宅のソファでくつろいでいると一本の電話がかかってきた。あのZ君からだ(転職回顧録-41を参照)。
前職を辞めてからすでに三か月以上経っていた。

もしかして私が彼に引き継いだ内容に不明点があるため電話をかけてきたのか少し不安になったが、電話に出てみた。

電話口での彼の声は元気そうだった。
軽く世間話をした後、用件と聞いてみると、単に呑みの誘いだった。
そこで、翌日の夕方、会うことにした。

翌日、待ち合わせ場所に現れたのはZ君だけではなかった。
なんとYさん(転職回顧録-41を参照)も一緒だった。
YさんとZ君が一緒に現れたということは、この二人の交際の報告かもしれないなど、色々と考えていた。

さっそく近くの居酒屋に入り、それぞれの近況を肴に酒を飲んだ。
私は二つのアルバイトをかけもちして生計を立てていること、転職活動に苦戦していることなど、色々なことを話した。

そして、Z君の近況はというと、あの会社を辞めていた。
それだけではなく、Yさんも辞めたという。

これには驚いた。
私がOJTを担当した若手二人がともに辞めるとは・・・彼らに何か悪影響を与えるような教育をしてしまったのだろうか。

それにしても、離職率を単純計算してみると、新入社員の6割以上が1年以内に離職していることになった。どう考えても普通の数字ではない。
まあ、あの会社なら十分あり得ることかと思いながら辞めた理由を聞いてみた。

なんでも、当初はそれほどでもなかったノルマが少しづつきつくなり、これ以上は無理というレベルにまで達してしまったらしい。
具体的な数字は聞かなかったが、彼らにしてみればとてつもないプレッシャーと戦っていたのだろう。

私は、「それを耐えてこそ成長するのだ」とは言わなかった。あの会社はそういうところではない。むしろ、若い彼らにとって最初に入社した会社があのようなところでかわいそうに思ったくらいだ。

しかし、彼らはまだまだ若い。まじめに就職活動すれば1年以内には次の職場が見つかるだろう。そんなことをアドバイスした。
辞めたこの二人は非常にまじめで前向きな性格だ。そんな彼らに贈る言葉は励まし以外に必要ない。

衝撃の事実が明らかになった後、勢いに任せて二人の関係について聞いてみた。
結局、この二人は交際しているわけでもなんでもなかった。Yさんもついでにこの呑み会に誘ってみたところ、喜んで来ることになっただけだった。

拍子抜けしたが、本当にそんな展開になると面白いなと思いながら、その日は22時くらいに解散した。
昔の知人と久々に話せて非常に楽しかった。

彼らにはぜひ頑張ってほしい。
と同時に、彼らに恥じぬよう、この転職活動を成功させなければという気持ちを新たにした一日だった。(回顧録-60へ続く)

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