【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-59】無職中年の塾講師アルバイトが勉強合宿に挑む!

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その日も工場での仕事を終え、塾へ向かった

副教材作りは無事に終わり、あとは製本業者からの納品を待つばかりだ。

あと残った作業と言えば、授業用ノートの作成だ。

実はこの作業は、副教材作りと同じくらい大変だった。

スムーズで分かりやすい授業のためには、一度頭の中にある知識を整理してノートに落とし込み、授業で解説する内容をまとめておく必要がある。

いつもの授業であれば、一つの単元に集中して解説するだけなので比較的楽なのだが、合宿では解説する単元がはるかに多いので、必然的にその作業量も多くなる。

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大体、一単元につき10~15ページくらいの授業ノートを作るので、合宿では最大150ページほどの授業ノートを作っておかなければならない。

それに加えて、私お得意の竹ひごやマグネットを使った小道具も作っておきたかった。

これらを帰宅後に作らなければならなかったので連日寝不足気味だった。

塾講師のアルバイトはこうした下準備が必要となり、それが大変で辞めていく人も多いらしい。

それでもなんとか合宿前日までに終えることができた。
もともとこういった作業は好きなので、それほど苦にはならなかったが、完全に時給以上の仕事をしている。

時間外手当がほしいところだ。

そんな日が続くなか、工場でのシフトが休みに入った

貧乏暇なしの私は休む間もなく、そこから合宿初日を迎えることになった。

前日に荷物の準備を済ませ、集合時間の1時間前に待ち合わせ場所に到着した。

すでにチャーターした大型バスが待機しており、これからいよいよ合宿なのだという気持が強くなる。

講師の私が緊張しているくらいなので、子供たちはなおさらだろう。

乗車してくる子供たちと参加者名簿と照らし合わせ、出欠の確認を取った。

幸い、参加者全員が遅刻せずに来てくれたおかげでスムーズに出発することができた。あとは、体調不良やサービスエリアでの迷子に注意するだけだ。

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幸いトラブルもなく宿泊先のホテルに到着した。
ここからいよいよ、講師としての仕事が始まることになる。

少しの休憩を撮った後、さっそく授業が始まる。

私は、合宿だからとって鬼教師になるつもりはなかったが、短期間で大量の情報量を生徒に伝える以上、多少の厳しさは必要だ。

そこで、怒涛の解説を行った後に洪水のような大量の問題演習を課し、まさに詰め込み授業を行った。

しかし生徒にとっては新鮮かつ刺激的な体験だったようで、普段よりも厳しい授業にもしっかりと付いてきてくれた。

私はこれまで、勉強合宿に否定的な考えを持っていたが、いつもとは違う環境で勉強することは、案外いい試みなのかもしれないと考えるようになった。

そして、無事に合宿初日が終わった。

しかし、講師陣の仕事はまだまだこれからだ。

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担当科目の講師ごとに別れて小テストの採点、明日に向けてのミーティング、各部屋の見回りなどをしなければいけない。

まだ初日にもかかわらず、引率者は疲労困憊の様子だった。

諸々の作業が終わった時点で、時計の針はすでに深夜の1時半を回っていた。

ちなみに、引率者の起床時間は早い。
朝のラジオ体操や早朝小テストなどの準備があり、講師は5時集合となっていた。

そのため、睡眠時間はほとんどなかった。

果たしてこの先体力が持つかどうか不安だったが、何とか乗り切るしかないと自分に言い聞かせて、ベッドに倒れ込むようにして眠りについた。(回顧録-60へ続く)

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