再就職は劇的な結末を迎えた【転職回顧録-フリーター編36/36】

なぜか最終面接まで進むことができた私。

抜き打ちの筆記試験と面接を済ませたものの、手ごたえはない。

最初の私のミスも含め、結果は火を見るより明らかだった。

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そしてついに、面接結果の連絡が!

諦めと期待

結果を待っている間は気が気ではなかった

この内定が取れれば、一気に人生を立ちなおせるからだ。

その反面、今回もどうせだめだという諦めの気持ちが顔をのぞかせる。

二つの気持ちが交錯するなかで、最終面接の結果が気になってしょうがない。
気を抜くと、塾の授業が上の空になってしまいそうだった。

そして三日後、帰宅してからいつものようにメールチェックをしていると、ついに待ちわびていた結果が来ていた!

タイトルにはただ「ご連絡」とだけ。今までにはない斬新なタイトルだ。

これだけでは合否の内容はまったく想像がつかない。

おそるおそる本文を読んでみると、明後日会社に来てほしいという内容だった。

タイトルだけでなく本文を読んでも状況が全く把握できない。OKともNGとも受け取れる。

会社に来いということは、内定ということではないか?

しかし、「内定」の文言がないとところがなんとも怪しい。

「もしかして、三次面接でも実施するつもりのか?」
「不合格を口頭で伝えるつもりなのか?」
「補欠合格か?」

いろんな考えが次々に頭に浮かぶ。完全に疑心暗鬼になっていた。

一人であれこれ考えていても何のかいけつにもならないので、とりあえず「うかがいます」とだけ返信した。

ついに、その日がやってきた

最初に結末を言っておくと、内定だった!

採用担当者から口頭でハッキリと告げられたし、賃金など条件面の話も出たので間違いない。

この時の嬉しさは言葉では表現しにくい。

一刻も早く妻に電話したかったが、これから手続きがあるというので、それが終わるまではウズウズしていた。

しかし、一つ不思議なことがあった。
内定者が私以外にもう一人いたのだ。

その人は最終選考に来ていた四人のうちの一人だった。

これについては説明があり、「甲乙つけがたく、どうせなら二人共採用!」ということだった。

まあこの際、そんなことはどうでもいい。

私にとっては内定を得ることが最重要課題だったのだ。これを実現しさえすれば、後はどうにでもなる。

しかもマネージャー採用だったので、収入面も申し分なかった。

そしてこの後、用意して来た必要書類を提出し、簡単なレクチャーを受けて、その日は終わった。

その帰り道、同期入社となる人と私の二人は初対面ということもあり、挨拶がてら近くの喫茶店で少し話をすることにした。

この人は私より3、4つほど年上で物腰の柔らかい人だった。

少し話しただけなので、彼の性格までは十分に把握できなかったが、フランクな性格だったので、これから仲良くやっていけそうな気がした。

30分ほど軽く話をしてその日は解散。

帰りは会社のビルに面している比較的にぎやかな通りを歩いて帰った。

40代無職の歓喜

この時のことを今でも鮮明に覚えている。

「これで人生を挽回できる。ついに努力が報われた!」

周りの景色が輝いているように見えた。

妻、実家、義実家に電話で内定が獲れたことを報告した。
皆、とても喜んでくれた。

帰宅すると、妻が開口一番、「おめでとう」と祝福してくれた。

本来なら、ここで嬉し泣きするところだろうが、残念ながら、私も彼女もそういうタイプではない。

そうはいっても、やはり妻の顔は明るかった。

幸い、入社日まではあと二週間ほどある。それまでに必要なスーツや革靴をそろえよう。

今まではいろんなことを我慢していただけに、内定が獲れたことで久々に購買意欲を掻き立てられた。

その週末は妻と都心に買い物に出かけた。
こんな楽しい買い物は久しぶりだ。

新しい職場はどんな雰囲気なのだろう、そんなワクワクが体の中を駆け巡っていた。

しかしこの時、まさかこの再就職が最悪な結末を迎えることになろうとは、予想だにしなかった…

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◆ 転職回顧録-管理職編1/16へ続く↓↓

マネージャー職として入社した私。しかしまさか、この再就職が人生で初めての体験の引き金になろうとは…

再就職。期待と不安の初出社!【転職回顧録-管理職編1/16】
始業時間になり、座学のため別室の会議室に移動することになった。私に業務の説明をしてくれるのは、採用面接のときに私とやり取りをしていた女性と年配の男性だ。
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